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エッセイ

【感想を書き易く】人のミスに寛容なシステムの構築を考える。

作者: 静夏夜


 私は感想を書くと作家さんの迷惑になる気がして、昨年末までは書けませんでした。


 先ず、何が迷惑になると考えていたのかを言えば……





1 私が感じた事を書いてる感想を見た事が無い。


 これは詰まる処、皆様は感じていない事を私が書けば読まれた方に違う印象をもたらしてしまう可能性に、私は作品の本来の意図を汲めていないのでは? と考えての事から。





2 私如きが作品に口を出す事自体がオコガマシイわっ! 他者から見る、あんた何様よ! 的な……


 そう臆病に卑屈に考える最初の一手は将棋の世界でも同様らしく、だからこそ様々な手を覚え考え他の棋士と手合わせ宜しく学んで行く。


 けれどWeb小説の感想に学ぶも何もルールやマナーなんてものは、有るようで無い、無いようで有る。

 

 そう、誰かが勝手に引いたものだから人により様々な線引が有るマナー。


 ルールと言えるものは運営から示されている感想への禁止事項くらいのものが現状。


 当然でしょう、近年出来たWeb小説に対する感想の書き方にマナーブックが在る筈もない。まして昨今のネットリテラシーの欠如も倫理観も無い中では。



 嘗て、勝手なマナーをさも日本国民の歴史的な価値観の様に言い広め利権に都合よく解釈させる事を目的にメディアを使いクイズや教養番組を用いて布教活動の様に知らしめたものの……


 よくよく考えれば江戸の昔に手を上げ渡る横断歩道や信号機がある筈ないだろ!

 と、洗脳から目覚めた方々とは別に、目覚める事なく今もその中にあったマナーを言う洗脳の欠片と、今尚勝手なマナー講釈を垂れ流すマナー信者を散見する中で、歴史の無いネットは彼等にとっても格好の的。


 作者以外からの目程恐いものはないのです。





3 仲間意識の固そうな感想の輪に入っていいものか……


 やたらと同じ方々ばかりで語られる輪はお気に入りにも反映されている事に、仲良しグループの様に映る其処に私が入っていいものかと考えるのは現実社会と同じくしてある。


 むしろ現実社会では簡単に出来るコミュニケーションが、このなろうネット社会において難しくしているのが入口が限られている事にある。


 感想とログイン必須の活動報告コメントとメッセージ。


 この3つに対してしか無く、現実なら

「あの、私何々と言う者で貴方の作品を読みまして、何々だなぁと思い、何々に関して聞きたい事と伝えたい事を一度貴方に会えたならと思っていた折の今、貴方をお見かけしまして……」

 等と回りクドくも言う折には、作者が仲間と居ない一人のタイミングを見計らって言う事が出来ます。


 しかし、ネット社会においては常に他者にも見られている事を意識しておかねばなりません。


 其処で感想にメッセージを使うのも可笑しな話で、思ったままの感想を書く事に仲間と思しき方々の感想と反する感じ方をしている事に気付いた時、ふと書くのをヤメてしまうのです。


 遠慮とは似て非なる自身の感じた答えに疑問符を付けられた様な、何ともし得ない感覚にもう一度その部分をその誰かの感想を素に読み直してみて、納得出来ればなるほどね! ともなりますが、理解出来なければわだかまりが深まるばかりに、いずれも作品の印象が変わってしまう。


 それが自分の書いた感想でも起こるのでは? と考え、尚更に書けなくなるのです。




4 書き手の私からすれば書かれれば嬉しい感想も、他の作品に書かれた感想にこれは困るだろうなというものを散見し、自分もコレに該当する可能性に客観的に思考するも困るか否かは作者次第と気付いて更に難儀する。



 唐突に書き手で始めた私には評価は疎か感想なんてものは粗無いままに一年以上を過ごして来ました。

 昨年末、私の作品に遂に感想が書かれ喜んだのもつかの間に、その感想のお陰様で作品のあらすじと活動報告に書く内容を取り違えていたミスが判明、本人様は指摘では無いとされましたが感想に感謝と謝罪と……


 しどろもどろに返事を書きました。

 それでも書いて下さった感想の歓びに、私も書いてみようとその方の胸を借りるつもりでその方の作品に初めて感想を書きました。


 それが私が感想を書ける様に……


 いえ、私が書いた感想を読み返してみると、感想なんですけどネタ返しの様な私の悪い部分が出ている様にしか……



 ご迷惑をかけ、尚も私の馬鹿な内容に許容して頂き心の広さに日頃の感謝を申し上げます。

 ありがとうございます。




 そう、私は未だその方の胸を借りているのみなので、今後は他の作品にも感想を書ける様にとは思うも中々に、進まぬ私の連載の調べ物で読む時間はあまり無く……


 まして、進められない連載の代わりに他の作品を書き出すも、何故かエッセイを書いている今、自分でも理解出来ない私の行動からして作品への感想等……






 そんな、まだまだ感想を書く事が作品の迷惑になる可能性を考えてしまう折……








 私は先日

『【ざまぁ】を書く作家と書かない作家、好む者と嫌う者様々に、何だかタイトル見てるだけで係争問題に発展してると判り面白い話ではありますが一つ、争いの仲裁に問題の答えを置いてみようかと……』

 という何とも長いタイトルのエッセイを書きUPしたのですが……


(いえ、今回も長いタイトルですけどね。エッセイだと何か……何ででしょうね)



 評価が付きブクマが付きと、初めて50を超えるポイントにマジか? と、底辺作家らしく歓びに笑顔で出かけまして、後から知った事ではエッセイの日間ランキングというもので9位に入っていたらしいのですが……




 事件はそんな最中に起きていた様です。




 知らない間に何が起きたか、争った踏み跡だけが残る本人では消せないログイン無しの感想が一つ。




 時間を遡って消された感想を見る術はないモノか、そうマニュアルを読み漁るも特に無く、こんな時こそ普段は厄介なググさんのキャッシュを求めるも、感想ページに直接リンクするキャッシュが残る検索結果は得られず。


 

 仲裁に答えを置くとしたエッセイに、争い事を持ち込まれてしまった格好に皮肉なものを感じながらも、その残された感想をどうするかに難儀しました。



 いえ、そもそもが最初それを読んだ折には自分への言葉として読むので、何を言っているのか分かりません。


 一時停止中の連載に関する進まぬ調べ物の整理をしながらだったせいか、もう頭では事件です。探偵気取りに残された感想から解読を試みて、他に感想が在った可能性に気付きました。



 調べを進める中、ログイン無しの感想は本人では消せず作品の作者にしか消せない仕様と知りました。


 しかし、争った相手のユーザー名が書かれているので、この残された感想の意味を確認出来るのでは? と考えメッセージを使い伺いをたてよううと考えていたのです。


 それによりその感想を相手と同様に削除するか否かの判断にと……



 探偵ごっこは其処までに、残された感想に残るユーザー名と思しき名前から検索すると二人がヒット!



 私はどちらかに相手が居るかと覗き確認すると、見事なまでに残された感想の文言の対峙に一致する考えをしたためた活動報告が在り、こちらの方だと確信はしました。


 けれど、良くも悪くも私のタイミングが悪かったのか、その方のページがコロコロと変化していくのです。

 その対峙に一致する活動報告は削除され、突如お気に入りの一部が公開され、非公開のお気に入りもあるんだ等と紹介文までもが変わり、今後はユーザー名も変わる事を示唆する様な内容に……


 私は少し、怒りが湧きました。


 マイページの変更された全ては、その方の保身に自身に都合のいいようにと変えられて、まるで残された感想の方が誤解をして悪いかの如くに見せかけようとしていると判ったからです。




 残された感想の方と争っていた内容は、活動報告にあった内容からも、私が他の作品を読まなかったとした部分のみを切り出しての注意書きだろう事が、ほぼ推測通りだったのもあり確信した訳ですが、まさかの証拠隠滅を謀っての改変。



 正直私は、人は意図せぬ間違いを侵すしミスを一々やり玉に挙げてはと考えていた為、内容が判り本人が消したのなら残りも消そうと考えていました。


 しかし、更に改変されて行くマイページを見てしまい、それが意図せぬ間違いでもミスでも無い可能性に気付かされ怒りも冷め、むしろ恐くなりました。





 これで私が残された感想を消した場合、ログインが無いとはいえ、本文の一部を切り出してミスリードを誘った感想に対して咎めた方の方が悪く思われてしまっては、今後同様の事が起きた折に咎め難くなるのでは? と……



 同時に私は他の可能性にも頭を巡らしました。


 そのミスリードの感想を読んでしまわれた他の読者の事を!


 それがミスリードと気付かれていれば良いのですけど、そうでなければミスリードで私の印象は【他者の作品を読まずに語る作者】というレッテルを貼られてしまいます。


 今は作品を書く事に調べ物にで感想を書ける程に読む余裕が無いと記した先の話と同様に、あのエッセイで記したのは、どれかを読んだらそのどれかに引っ張られる話になる程の作者の思いの重さに平等を期す為に敢えて避けたという話。


 つまり、個々のタイトルから本文の内容を勝手に予想して語り書く様な事はしていません。


 作品のどれかを選び摘んで読んだ時点で全てを知った風に語る方こそが、他の作品の作者にも失礼となるので。




 ですから、私はその旨も記して置きました。


 残された感想にはそちらの一文を引用に用いて相手を咎められていました。



 その事に私は気付くと、そのミスリードの感想がどれ程の時間読者の目に晒されていたのかに思慮しました。



 残された感想が物語るのは、そのミスリードがされていた時刻を推測するのにも、読んで尚咎めるまでに有する勇気の実行までにかかる時間。


 それと共に、閲覧したPVにも載らない感想だけを読み、読むか否かの判断や★の判断にする読者の方々が、私の作品を読む価値無しとし避けた数々……




 私が出た後なのは確かですから、其処から推測するに通勤通学時間の頃から始業までの一番PVが多い時間帯。





 大損害です。(笑)







 まして、一度ついたレッテルに読み手からすれば名前だけで除外ワードになるでしょうから、今後にまで至る超が付く程の大損害です!!




 これが私の作品を読んだ方の素直な印象でなら兎も角、作品に書かれたミスリードの感想を読んだ事で起きた印象となれば、作者にとってこれは営業妨害並みの事件です。




 そして、私は尚更に感想を書く事の怖さを思い知らされました。



 けれど、私の作品のミスリードを勇気をもって咎めて下さった方への感謝を述べる必要に、私は残す判断をしました。

 敢えて残した事の意味があり此処に記す事にします。




 そのあまりにもご都合主義な保身に満ちたマイページの改変に、一つとして相手への配慮も作者である私への配慮も無い行動に、まるで十代の稚拙な嘘を想起した私は、相手がガキの可能性に難儀しました。



 ことネット社会では信用を一度失えば、とそれは私に対してその方がしたミスリードによるレッテル貼りそのままに、相手は自身のした事の重大さを理解している訳です。


 にもかかわらず、自分が起こした間違った情報の修正を試みる事なく、私や咎めた相手に更成るレッテルを仕掛けるかの如くに、残された感想の情報から他者が確認に来る可能性に、

 ただただ自身の保身に相手が悪い印象をつける様に改変し、更には別に居た同じユーザー名の方に迷惑をかける事も厭わないのか、更成るミスリードにユーザー名の変更まで示唆するような文句を紹介文に。



 たった一言、「あ、本当だ。そうですね勘違いしてました。」そう書けばいいだけの話に対して、あくまで自分は清廉潔白の間違いをしない自分の感想を信用して判断材料にして下さい。と言いたげなその愚行には


 大人に成っても知ってる人と知らない人は居ますが、社会にはそれを同じ様に徒党を組み人を蹴落とす事を愉しんでるクズな大人の餓鬼が居るのも事実。


 そして、その餓鬼もガキ同様に、ご都合主義が過ぎる嘘の数々に徒党を組む事で稚拙な考えを裏に隠して清廉潔白の社会人に見せかけ社会の隙間で蠢いています。



 ここで私は相手がガキか餓鬼かに判断し兼ね、一つの結論に至ります。





 ミスリードされていた事のお知らせと、ネットの嘘はバレますよとの戒め的な役割です。



 そして、それが作者である私に何も得が無く、感想によりミスリードされた印象もまた得とは言えない事から、感想を読むか否かの判断材料にしている読者様方への注意喚起となるのでは? と。









 その経緯から、私は感想を用いてネットリテラシーを構築出来ないものかに、感想を書き易くし人の間違いを許容出来るシステムの構築を考える事にしたのです。








 長いタイトル同様に長い前置きになりました。ここまでで五千文字はあるでしょう。(笑)


 調べ物が進まず連載を書けない事にエッセイに筆を進めてる気も、しないでもない……




 いえ、もう一つの連載である

『【SF短編集】トラブル★クルーズ〜To RUMBLE CRUISE Leapt Through Time〜』

 の新作を今書いてるんですけどね、何か片方が書けない分こっちの連載にと力を入れ過ぎたのか力み過ぎか……


 短編を書くのと似て非なりの連載物の短編集の一話には、展開に他の話との繋がりが有るも無い様な余計な物を書いたり消したりをしながら拘ってしまったりと、中々に……

 構成を先に作ったが故の苦しみを味わっている所です。


 なので投稿した際には、上から目線にどれどれお主は何に拘っていたのかね? と、こちらは悟られぬ様に書いていますが愉しんで読んで頂けたらと思います。













 で、詰まる処ここからが本題です。





 なので、先ずはじめに、と言いますが……




其の壱 このなろうの感想システムがもたらそうとしているものとは。




 作品に対し、読者の感じた事想った事を書き伝える場である事は言うまでもなく、またそれが他読者への紹介的な役割を担っているともいえる。



 その一方、作者からすれば作品に対する反応そのものであり、感想が書かれる事で一読者による客観的視点からの作品がもたらした印象を知る事が出来る。

 ただし、その書かれた内容により作品の印象は一読者により書かれた感想のままに他の読者へも伝えられる可能性があり、それは良くも悪くも作品の印象を読者によって左右される事にも繋がる。



 では、運営側からの視点で見ると感想が何をもたらすのかといえば、先ずは作者へのエール的な役割から向上心やコミュニティとして、ファンが出来れば推し活の行動概念からも活動報告へのコメントや★評価にブクマ、最近ではいいね等のログイン必須のシステムにより登録者数の増加に繋げる入口的な役割。







其の二 実際にもたらしているものとは。



 読者にとって数多ある作品の中から読むか否かを判断するのに、他読者によって語られる作品の印象から模索する材料。


 それと同時に一部読者の感想を信じる読者が現れ、作品の善し悪しまでもをその感想を書く読者によって決められてしまう事に、そういった崇拝読者が批評家を成す体に悦を為してしまっている者も散見する。


 それはアナログ世界においても同様の事があり、メディアという企業理念やスポンサーやの観点が悪目立ちしていたからこそ、ネット社会において広く一般に開放された評価を求めた筈のシステムであるのに

 結果としてその感想崇拝読者による恣意的な批評が為され作品の評価を弄られてしまうのは、システムの欠陥として考えなければならない一つの問題点といえよう。



 また、それが作者に対して好結果をもたらすとすれば、その崇拝読者に気に入られた作品がランキング上位に入る事以外には無く、むしろ評価を下げられた感想を書かれた作品の作者への影響は計り知れない。


 ましてや一度持ち上げられた後に下げられたりすれば、その崇拝読者に媚びた話を書く者も出兼ねない。



 当然の事に、その崇拝読者でさえも感想の評価を他の読者にされる事から、あまりに恣意的な評価をしていれば見限られるだろうからと、運営側からしてもその崇拝読者の恣意的感想だろうと一部作品への誘引数から登録者数増加の可能性に照らし合わせ、問題の根幹を気付く事なく許容している向きもある。





其の三 問題の根幹とは。



 その人気崇拝読者の感想により捻じ曲げられ低評価された作品郡の事です。

 当然、感想も無ければPVも無かった私の様な底辺作家には無縁の様にも思える話ですけど、根幹の件はその読者の感想の信用度にあります。


 情報が最有力視されるネット上では、誰かが上げた情報が最初に目に入った時点で、ある程度の情報としてその個人にインプットされます。


 例えそれが間違っていても……



 そして、それは次の事に繋がります。





其の四 ★評価とランキング。



 今回、私のエッセイがエッセイの日間ランキング9位になっていたと後で知り、正直私には縁のない事としてランキングそのものを調べる事も無かったのですが、日間ランキングに載ったタイミングとPVと★評価を照らし合わせて見ると自ずと結果が出ていました。



 今まで私が不思議に思っていた事のそれは、調べてないから解らなかっただけで、底辺作家だから解らない話では無く、底辺作家だから調べもしていなかった話だと解りました。



 アホな私がずっと思っていたのは……



「あれ、何でこの作品投稿翌日からジワジワ評価とPV来るのかなぁ? やっぱりそれだけ良い内容なんだろうな……」


 その様に考え他の可能性は見えていないからこそ不思議に思えていたのです。


 そうです、ランキングを見てない私にはランキング頼りに読む読者の動向が分かっていませんでした。


 この日間ランキングは評価ポイントをある時間毎に裂き、入った時間毎の評価をもとにランキングに反映する。



 その為、評価はそれなりに高いが日間ランキングには入らない作品や、評価が他より低くともある程度一気に入ればランキングに入る事も出来る。


 そして、その評価の反映に時間がかかりランキングに顔を出すのは遅れた翌日になる可能性が高いのです。


 つまり、翌日以降にジワジワ来る評価やPVのそれ等こそがランキング頼りに辿り着いた読者とも言えるのです。



 此処に感想の問題が一番如実に見えて来ます。




 更新されたまっさらな状態の中から感覚的に見付けるのではなく、ランキング頼りに来るのですから感想を判断材料にする読者も増えます。


 其処にミスリードや低評価があれば、とりあえずにランクインされた作品を軽くでも読まれれば良いのですが、そうでなければ読まれる事なく次回からランクインするもしないも除外されてしまう可能性が高くなるのです。



 そのミスリードで人間性を問われていれば作品ではなく、この作者は生理的に受け付けない等の理由を付けられ葬り去られてしまうのです。



 私が今回されたのも、これに近いミスリードの可能性を考えましたが、元々の少ない読者数を考えれば増えた方の読者に期待を寄せて、その恐さを拭い去りました。


 ただ起きた事実として、その感想が投稿された後から★評価は一つも入りませんでした。

 当然それが関係有る無しは判りません。が、逆を言えばそれ以外の起因が無いのです。


 起因となるデータベースとなる情報が少ない私の様な底辺作家なら尚の事。



 それが作者本人の知らぬ所で起こる事態に、対応しきれない運営側にも本来は責任があるのですが、当然の様に膨大な数の作品一つ一つを監視等出来る筈もなく、まして読者も解らぬ感想の善し悪しを運営任せに判断出来る筈もない。


 では、誰が判断出来るかといえば作者本人以外に無い訳です。







其の五 感想とは



 批判的感想も肯定称賛的感想も作者に向けて示すのが目的か、他の読者に示すのが目的か、それがなろうにおける感想システムの問題点です。


 全てが公開されている以上、感想を何処に向けて示すのかに意図が変わる訳です。


 作家の為にと書かれる感想も、他の読者が読めば指摘や批判をされる低評価として受け取ります。


 では、肯定称賛的感想を他の読者が読めば高評価に繋がるかといえば、庵に読むか否かの判断材料になるだけです。



 その上で、作品に対し指摘する感想は感想なのか? この判断に様々な意見がなされているのはこの感想システムそのものの曖昧さが招いているに他なりません。



 それが先に述べた、全て公開される感想システムに書かれる感想が、書くのにも何処に向けて書いたのかも判断つかないその曖昧さから作者と読者どちらにも都合よく判断されるのです。



 なので作者への感想と、読者同士のコミュニティは分け隔てる必要が有るのです。


 作者への感想を、読者が作品への判断材料にしてしまう様なシステムは機能崩壊していると理解出来ないのでは、システムの構築段階でエラーコードを見付けられていないのと同意です。


 なので現状の感想システムは読者コミュニティとしての分類に、感想という名前を消し作品を語る場としての掲示板的な立ち位置にする事を解として100件のみ表示し古い順に消える。


 それを読者の判断材料にして、作者への感想は次に示す新たな感想システムを構築して頂く事で感想本来の姿を成す事が出来るでしょう。








結論 私が考える感想のシステムとは。



 感想は読者の声ですが、読者にも様々な声がある訳です。

 それが結果として作品に対して不利益になる様な感想であれば尚更に、事なろうのシステムからして時を逸しては読まれる事も無く埋もれてしまう作品の数々を知っていれば尚更に

 その感想が結果として作品が人の目に触れる機会を奪う様になっては感想システムの根幹が崩れます。



 先ずは純粋に読んで貰う事に意義が有る筈なのです。





 そこで私が構築すべきと考える、感想を書き易くし人の間違いを許容出来るシステムです。


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 感想を本来の感想的な役割にとし、作者のみに宛てて書く感想にする。

 読めるのはその感想を書いた本人と作者のみ、返事を書くも同様に。


 また、それにより感想を書いた側のミスや修正をする事も編集ボタンを用いて容易にする。


 書かれた感想の数と返事の数を表示する。


 これにより登録無しで感想を書き込む事は出来なくなりますが、先に述べた読者コミュニティの掲示板的な方への書き込みのみにする事で、登録者だろうと無かろうと荒れれば掲示板では話にならずも作者は関わる必要の無い事に、感想へと向き登録者の増加に書かれる感想も増えるでしょう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ただのこれだけ。



 感想を判断材料にとする読者からすれば、作者が感想を閉じたり消せば、作者が批判を消す事にも繋がる。等と作者が優位にさえ見える問題も緩和されます。


 しかしながら、作品があまりに酷い内容であれば、それこそが運営に判断させる問題通知機能の出番な訳で、それこそ作品の削除にも繋がるでしょうし、不要な争いをなくし不用意な読者のミスにも許容が生まれるでしょうから、より気楽に書き込める様にもなるでしょう。


 批判的感想と肯定称賛的感想との比率が判らなければ読者は疑いの目を向けますが、それは現状も不都合な感想を削除により平静を保つ方のそれと同様に敢えて示す必要はないと判ります。

 そこにこそ先に述べた掲示板が役割を果たし荒れれば運営の運営たる選択の権限に制限や削除が有ると考えるからこそに。





 読者コミュニティ掲示板の機能


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 作品毎に読者コミュニティとして作品を語る場としての掲示板100件のみ表示し古い順に消える。

 作者が酷いと判断出来る書き込みには非表示やブロックやミュートを可に。

 掲示板を開けるか否かを小説情報編集から随時変更可とする。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 今回私の場合は、ログイン無しの感想を開放していたからこそ、ミスリードから守られ知る事が出来たので、其処を閉じる事はあまりしたくはないのです。


 ログイン無しの感想で面白半分にされる悪戯紛いの書き込みへの対応も、100件のみ表示し古い順に消える掲示板コミュニティが併設されていれば其処でのやりとりに作者が敢えて関わる必要もない訳です。





 如何ですか?



 これなら私の様に相手への迷惑を気にして臆病に感想を書く事に躊躇する方も、システム上から作家さんに胸を借りる形で書けるのです。


 私も未だ胸を借りるその方の作品への感想も、恐らくは心の広さに許容して貰っているだけの可能性を考えるからこそに、私も誰かに胸を貸せる様にと考えればこそのシステムの構築です。



 オマケとして、先日のいいね機能についても一つ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ログインすれば、★評価が出来

 ログイン無しは、いいねのみPVユニーク都度に一度きり。



 ★評価の価値を見出す為にも登録をしないと出来ないとするのは、登録する事への価値を示す為なのも理解しています。

 だからこそ登録者が、いいねを押すにはログアウトするしかない仕様にすれば、登録読者にとってのいいねの価値はPVと等しく。


 それでも押すかは読者次第でもあるが、表示される情報は現状そのままにいいねの数が作者のみにしか伝わらない事でこそ、登録の無い読者の評価が作者に示される価値を生む。


 敢えて見えない価値に重きを置く登録者は少ないだろう事からも、いいねと言う登録者外の評価も作者本人以外に見えなければ恣意的工作も図られる事は無い。


 運営側視点に、登録者数の増加に繋がらないと考えるのは間違いです。何事にも試せる入口が在ってこそ、臆病風を楽しさに変えるのです。

 それを理解出来ないのは、ここにいる作者を素人扱いしているからに他ならず、作家の玉子的に思っていれば他のプロアマの裾野の広がる形からも試す為の入口が必要な事は明白なのですから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 これで全て解決です。






 何処のIT企業の方でも、この感想や評価のシステムを採用する際にはそれなりの報酬を下さいね。


 それこそがネットリテラシーを指し示すというものでしょう。(笑)





最後に、運営様にシステム違いの提言を一つ。



 今後に予想される、侵入され奪われる個人情報から、それ等を用いた乗っ取りやメッセージ爆弾がなされる可能性に、早めの予防と対策の構築をよろしくお願いします。





 敢えてここで言うのは、運営の管理下にある筈のプログラムにおける情報精査能力に期待しての事です。確認された方、試してすみません(笑)








 さて、これで私は『【SF短編集】トラブル★クルーズ〜To RUMBLE CRUISE Leapt Through Time〜』の執筆に戻ります。


 え? 片や調べ物に難儀し、片や構成に縛られて書くのに疲れ、思った事そのままに書けるからとエッセイで一万文字も書いてないでとっとと書ける方の連載を書けと?


 私の数少ない読者の為にと、待ってた甲斐を感じて貰えるように頑張っておりますので、少数精鋭部隊の皆様、もう少々お待ちを。


 このエッセイから連載の読者が増えるやもしれませんので、然らば40人ともなれば活動報告にて念願のプラトーンの皆様と呼べる事に希望を捨て切れず……(笑)



 え? はい、急ぎます。すみません。


 

追記(2022年 05月01日 01時39分)

↓↓↓

 運営様、システム違いの提言に応えていただけたような早めの予防と対策の報告を、ありがとうございました。

 ↓↓↓↓↓

 小説家になろうグループのメール通信暗号化不具合について

 障害・不具合情報2022年04月18日 19:08

URL

https://blog.syosetu.com/?itemid=4358


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[良い点]  エッセイ、読みました。  確かに、感想の書かれていない作品って、まっさらな気持ちで読める感じがしますが、それ故に、一番に感想を書くのは勇気がいるような気がします。(印象変えたらどうしよ…
[一言] なろうには「ブロック」と「ミュート」があるので、 感想は、作者さまへの誹謗中傷でなければ、書きたいように書けばよいのでは、と思っております。
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