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阻止する。
「ははは。私は言ったはずだ。君の計画は阻止してみせると」
女の前に、男が立ちふさがっていた。
「そこを退いて。お願い!」
そんな男に、女は懇願する。
「どうしてだ。なぜ、そんなにあの計画を実行したいんだ!」
「だって、実行しないと、私たち……」
男の問いに女は胸を押さえ、泣き始めた。
「……わかった。私はもう君を止めない。好きなようにするがいい」
男はうなだれると、道を譲る。
「よっしゃあああ!娘たち行くわよ!!!!」
女は雄たけびを上げると、背後の二人の娘に声をかけた。そうして、三人の女はスーパーにつっこんでいった。
「……買い置きはさあ、よくないと思うんだ。ほら、ほかに買う人もいるだろう?」
男の冷静な声が届かない。
今日はトイレットペーパーの特売日。
あのトイレットペーパー地獄を味わってから、彼の家族はトイレットペーパーを買い置きするようになってしまった。
「ほら、あなた!あなたも加わって!一人一つしか買えないんだから!」
他人のふりをしようとした男に、妻は戻ってきて大きな声で話しかけた。
白い視線が突き刺さったが、男に選択肢はない。
こうして、彼ら家族は今日もトイレットペーパーを買い込んだ。




