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英雄譚

『召喚勇者の冒険』

これは昔々のお話。

今から300年ほど昔のお話です。


あるところに『ダレクシトン』という国がありました。

その国は優しい王様と一人娘のお姫様が治めるとても平和な国でした。


王様は偉ぶらず、誰よりも国のことを考えていました。

お姫様は美しく、不思議な力を持っていました。




ある日、魔王が現れて言いました。

不思議な力を持つ姫を渡せ。

さもなくば国を滅ぼすと。


王様は誰よりも国優先していましたがこの時ばかりは即決することができませんでした。

一人娘のお姫様を大切にしていたのです。


悩む王様にお姫様は言いました。

自分が我慢すれば良いだけだと、

自分一人と大勢の民の平和など比べられないと。


しかし、お姫様の力を渡しても強欲な魔王が止まるとは思えませんでした。




王様が困っているとどこからともなく少年が現れました。


お姫様が不思議な力で召喚した少年でした。

どうか自分たちを助けてくださいとお姫様が願った結果、異界から転移し駆けつけたのです。


少年の名前はショウと言いました。

不思議な剣、〈カタナ〉で魔物を斬り伏せる力を持っていました。

〈カンジ〉という異世界の魔法陣を使って魔物を吹き飛ばす力もありました。


王様は言いました。

勇者よ、どうかこの国に平和をもたらしておくれと。


少年は頷きました。




少年は国中の魔物を倒して回りました。

そして仲間を増やしてゆきました。

仲間の中にはお姫様の姿もありました。


お姫様は不思議な力で穢れを浄化しました。

白魔法使いの少女は仲間や民の傷を治しました。

盗賊だった女性は魔物から取り返した宝を民に返しました。

貴族のお嬢様は軍師として仲間を指揮しました

奴隷だった女の子は魔物を殴りました。


少年たちは冒険を続けました。

やがて少年は勇者と讃えられるようになりました。




勇者たちはいくつもの村々を魔王の手から救い、守りました。


そしてついに魔王を倒しました。

再び平和が訪れたのです。


旅を終えた勇者は言いました。

自分はいつかまた。

願いを叶えるために、この刃を振るおうと。


お姫様は感謝を伝えると不思議な力で勇者の時を止めました。




そうして勇者ショウは封印されました。

勇者は今も水晶の棺の中で眠っています。

またいつか、誰かが困った時に助けるために。

仲間女性しかいませんね。

ハーレムですね。


リア充爆発ではなく凍りつきました。



転生のタイムラグってどれぐらいなんでしょうかね?

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