迷宮都市2
「ただいま、結構な値段で買い取ってもらえた」
「おかえり」
雫が答える。
「二人とも悪かった付き合わせて」
「良いですよ、お菓子と良いお話を聞かせていただけたので」
「兄ちゃんのお菓子美味しかったぞ」
ラウルが笑顔で言う。
「俺達は宿を探すがどうする?」
「私たちはもう止まる場所は決まっているので」
「二人とも案内してくれて助かった」
「いえ、こちらも綾斗さん達がいなかったら、テント無しで野宿でしたから」
「じゃあな、兄ちゃんまたどっかで」
別れの挨拶をして二人は去っていった。
「シイナとラウルか」
「どうしたの寂しいのかしら」
「いや、あの二人は実力を隠してる、いつか戦うかもしれない」
「そうかしらステータスを見てもあまり強くなかったけど?」
「何らかのスキルか魔道具を使っているんだろ、少し護衛の依頼の時に戦ってる所を見たが場慣れしていたしステータスの割には異常に戦えていた」
「そう考えると偶然強かったとかかしらね?」
「どちらにしろ警戒はしないとな」
「取り敢えず宿を決めてから迷宮に行く準備をしないと」
数時間後
「取り敢えず、薬かポーション?とか色々手にいれないと」
「場所とか分かるの?」
「ギルドで場所は聞いてきた」
ギルドで教えてもらった道を進んでいくといかにもポーションが売ってそうな店があった。
店の前に行くと窓からポーションを作っているのが見える。
「まあ、中に入るか」
中に入ると色々な容器に入ったポーションが並んでいた。
「色々なポーションがあるな」
「色も違う」
綾斗達は鑑定やイルムに聞いて必要なポーションを選んでいく。
「ん?鎮痛剤これはダンジョンで使うのか?」
「これはダンジョンでの戦闘中に怪我をしても動きが鈍らないようにですね」
イルムが説明してくれる。
「一応ダンジョンに入る前に使うか」
綾斗達は一通り買い終わると店を出る。
「次は武器か、いい加減武器を変えないと」
「私も変えたいわ、あまり合わないのよ」
「取り敢えず武器を買いに行くか」
綾斗達はギルドで教えてもらった武器屋で武器を選んでいた。
「なかなか合うのが見つからないな」
「わたしは決めた」
理亜は魔鉄と言う素材が少し入った剣にしていた、魔力が流しやすいそうだ。
「今の剣でも良いんだが壊れたらな」
結局色々な種類の武器を何本か買って迷宮に挑むことになった。
「雫は良いのか?」
「元々アストリアから持ってきたから大丈夫、あと刀が無いから」
元々刀そこまで作られてないらしくメンテナンス位なら出来るらしい。
「雫の武器も考えないとな」
「アヤは作れないの?」
「流石に初心者が作った武器よりも長年作ってきた人の武器の方が安心出来るだろ、万が一があったら危ないからな」
「遠回しに作れないとは言っていないのよね」
「そこは天災のお陰だな」
メンテナンスを終えた、雫の刀を受け取って宿に戻った。
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