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帰還への道

遅くなりなりました、定期的には上げるつもりなので読んでもらえたら幸いです


「これ本当に美味しいですね」


「偶然ここの国で揃ったんだ」


 少し話してから最初にご飯を貰いに来た子が思い出したように話す。


「あ!そう言えば私、自己紹介まだでしたよね、私の名前は霜田紅葉って言います」


「ああ、俺も自己紹介がまだだったな俺は暁綾斗だ、いつも妹と仲良くしてくれてありがとう」


「はい!理亜からよく話は聞いてます!」


 自己紹介が終わって少しすると鈴峰が目を覚ます。


「俺はどうしたんだ」


「アヤになすすべもなく倒されてた」


 理亜が答える。


「俺はそんなに弱かったのか」


 鈴峰は沈んだ声で話す。


「別にお前は弱くないけど、ただ単に戦った相手が悪かった」


「そんなに強いなら何で魔王を倒しに行かないんだ」


「ステータスが足りていないのと俺にはそれよりも優先することがある」


 綾斗がそう答える。


「優先することは何なんだ」


「お前達はどうか知らないが、元の世界に帰る方法を探すことだ」


 言わないがもう一つが自称神を殴る事だ。


「それは魔王を倒せば帰れるんじゃないのか」

 

鈴峰は疑問に思ったのか聞いてくる。


「魔王を倒して帰れるなら神が自分で倒すだろ、それか特定の人物しか倒せないとかだったならわからないが探すだけでも価値はあると思う」


「それには俺達は着いて行っては駄目なのか」


「お前達は多分、各国の勇者達がそろそろ集められるかもしれないだから連れてはいけない」


 召喚されてから数ヶ月経っているそろそろあってもおかしくない。


「そんな事が」


 鈴峰は気付いていなかったのか驚く。


「勇者達に巻き込まれたくないのもあるが、取り敢えず優先することは話した通りだ」


「分かった、目星はあるのか?」


「少しはあるな」


「本当か!」


 帰れる可能性が有るかもしれないと声が上擦る。


「ああ、俺達が召喚された時を覚えているか?」


「忘れるわけがない、授業中に急に地面が光始めたんだ」


「その時床に魔方陣が有ったか?」


「あった、それが光って俺達はこの国に飛ばされたんだ」


「魔方陣が有るって事は魔法か魔道具でつれてこられただろうな」


 綾斗は特定の魔法や魔道具を使うと魔方陣が現れてからそこに魔法が展開されるようになっていることは調べていた。


「じゃあ帰れる魔法か魔道具が有れば戻れるんだな」


「そうだ、確率が高いのは魔道具の方だが」

 

「何でだ?」


「魔法だとその魔法が使える奴が居れば何回も召喚して勇者だらけになる、その点魔力を貯めなければいけないタイプの魔道具なら今まで召喚された勇者が魔王が現れてから召喚しなければならないから無駄遣いは出来ないだろ、だから召喚に使われたのは魔道具の方だと思う、だから帰還の魔道具の方が確率が高い、まあ、俺の憶測だから必ず正しいとは限らないが」


 綾斗が帰れる方法の憶測を話していると他の勇者達が起き始める。




 

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