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正義感の塊


 理亜は混乱から立ち直り綾斗に質問していた。


「それで何でアヤは天災になってるの?」


「何だお兄ちゃんってもっと呼んで良いんだぞ」


「調子に乗らないで早く何で天災になった理由を言いなさい」


「はいはい分かった分かった、それでだな俺達は理亜がこの世界に来る数日早くこっちに来ていたんだ、その時に俺達は勇者の称号を付けられるはずだっただが俺だけつけ忘れててな、ふざけた神が平謝りと称して天才を渡してきたんだが手違いで天災になってたそのせいでもっとクラスの奴らと離れてボッチ度が加速したけど」


「つまり、転移されて勇者じゃなくて天災に変えられたって事ね」


「まあ、そんなところだ」


「ところでこれからどうするの?」


 理亜がそう聞く。


「そうだな、勇者を見に行くって目標は終わったしな」


「綾斗、私、迷宮都市に行きたい」


 これまで静かだった雫が反応する。


「それ良いな」


 スキルが強くてもステータスが劣ってるからな。


 綾斗のステータスはCランク冒険者の上位と同じくらいだった。


「騎士団長ステータス俺よりも高かったからな、よし迷宮都市に決定だな!」


「一つ言って良い?」


「何だ?」


「私達も目的地そこなんだけど」


「まじかそういえばダンジョンが何とか言ってたな」


 そんな事を話してると勇者の一人がこちらにやって来る。


「凄いよ理亜、あんなに強くなってるなんて」


 何だこいつ。


「理亜のお兄さんってことは君たちも勇者かな、俺の名前は鈴峰狛だ、もし良かったら僕たちと一緒に魔王を倒す旅に出ないかい?」


 こいつ流れるように勧誘してやがる、手慣れてるな。


「ごめん無理!」


 笑顔で綾斗が言う。


「そうか、ありがとうって、え!何でだ?」


 ごめんただ単に気に入らなかった。


「いや、俺達は行かないと行けない場所があるんだ」


 行く場所同じだけど。


「俺達と旅をしながらじゃあ駄目なのか」


「それでも行けなくないが正直お前達と行くといちいち困ってる人がいたら助けに行くだろ、それが時間がかかりそうだ、俺は早く行きたいんだ、まずは自分と周りの仲間を助けられるようになってから他の人を助けろ」


 綾斗が理由を話す。


「君は魔王に脅かされてる人たちを助けたくはないのか」


 またか、このパターンは二回目だぞ。


「別に助けたくは無いわけじゃない」


「じゃあ何で!」


「俺にはやることがある、そっちを優先させただけだ」


「それでも俺は困ってる人を助けたい!」


 こいつ似てるな、天城に、何か仲良くなりそう。


「そう言うのは気の合う人か同じ目的の人とやった方が良いぞ、例えばアトリアスに居る勇者とか...」


 露骨に指定する。


「それじゃ」


 綾斗がギルドから出ていく


「私もアヤに着いて行くから」


 そう言って理亜がついてくる


「いいのか?同じ学校の奴だろ」


「別にいい、学校の人と家族だったら家族を取る」


「まあ、俺もそうすると思う」


「後、こいつがアヤにちょっかいかけないように監視しないとだし」


「決着を付ける」


「そ、そうか仲良くな」


 穏やかなのはイルムだけか。


 

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