ギルドでの出会い
ギルドに向かった暁達はギルドで勇者が来るまで暇を潰すことにした。
何か冷たいものが食べたいな。
唐突に暁がそんな感情に襲われた。
「[インベントリ]」
暁がインベントリを発動させてお皿を取り出す。
「綾斗何かするの?」
「少し冷たいものが食べたくなってな」
暁が準備をしながら答える。
「[氷塊][スラッシュ]」
上位魔法の氷結魔法で氷の塊を出して風魔法のスラッシュで氷を削って皿に盛られていく、完全に魔法の無駄使い。
「魔法には無限の可能性があるな、後少しで完成だぞ」
皿にはふわふわの氷が盛られているふわふわの氷の上に桃おいて上から買ってインベントリに入れておいた水飴をかける。
「完成だ、桃のかき氷水飴かけだ」
「美味しそう食べていい?」
「どうぞ」
暁が雫にスプーンを渡す。
そこから雫が一口すくって食べる。
「美味しい」
雫が感想を言う。
「それは良かった」
「今度から綾斗が私専属の料理人」
「自分でも作れ!」
ツッコミを入れてしまう。
「毎朝私の味噌汁を作って」
「普通俺じゃない言うの」
そんな事を話してるとギルドのドアが開いて勇者らしい中学生位の集団が入ってくる。
「お~ここがギルドか」
リーダーらしき先頭の男が言う。
「マスター、あれが勇者です」
「あ、やっぱり」
集団はギルドを見渡してから受付に進む。
「雫、あれが勇者らしいぞ」
かき氷を食べていた雫を見るともう食べ終わっていた。
「お前結構あったのに、食べるの早すぎないか...」
「これくらい余裕、もう少し食べたい」
「はいはい、分かりましたよ勇者様」
暁はそう言いながらまた同じかき氷を作って雫に渡す。
「美味しい」
雫の感想を聞いてから勇者の方を見る。
「え、何で居るんだ?」
思わず結構な声が出てしまったのか勇者の集団がこちらを見る。
「どうしたの綾斗?」
「いや...な、見間違いだと良いんだけど...」
そう言ってると勇者の一人がこちらに来る。
「何で居るの!」
「よう...理亜これには理由が合ってな」
綾斗がこれまでの事を話そうとすると。
「...綾斗誰?その女」
餌付けされていた雫が参戦してきた。
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