野生の勇者勝負を仕掛けてきた2
遅れてすいません、少し忙しく出せませんでした
「暁、俺と勝負しろ」
俺は天城からそんな事を言われている。
「お前、受けるわけ...いや受ける」
扉を出て訓練場に向かう。
「おーい、早く行くぞ」
天城は暁その反応に固まっていた。
―訓練場―
「一太刀当てたらで良いよな」
暁が言う。
「俺もそれで良い」
天城が答える。
ここで俺が負ければ弱くて使えないと思われてほっとかれる。
「合図はちょうどいる雫に取って貰おう」
天城がそう言う。
こいつの悪い癖が出たなと、暁はそう思った。
こいつ無駄にハーレム願望が強いから頑張って夏希にアピールしてたからなことごとく失敗してたけど。
「二人とも準備して、それでは...開始」
雫が合図する。
「行くぞ暁」
「何でまた合図出してんの...」
まあスキルレベルが上がってるのは分かるんだけど遅い。
そう思いながら天城の剣を弾く。
「[ライトスピアー]」
天城は距離をとって、光の槍を作り飛ばしてくる、聖魔法は光魔法の上位の魔法に分類されている、聖魔法の威力は落としているが今回の試合では当たれば負けになるのだが今回は負けたいので大袈裟に避ける。
「うお、危ない」
それを好機と見たのかこっちに詰めて剣を振る、顔が勝ち誇った顔をしていたので少しイラッとしたのか暁が本気で避ける。
やべ、今のアイツ見えてないかも、あ、少し戸惑ってる。
そこから暁は剣を大振りして隙を見せてわざと一太刀入れさせる。
暁は一太刀入れられたので雫の方を見ると驚いている雫がいた、少しすると試合が終わったのが分かると判定出した。
「今の試合、天城の勝ち」
「じゃあ試合終わったし俺が弱くて戦力に使えないことも分かったし、じゃあ」
と言って、隠密を使って図書館に向かう。
暁が消えたあと、また天城は固まっていた。
「綾斗のさっきの動き、私の複合眼があっても見えなかった、鑑定使ってたらあんなステータスだったなんて、でも称号に勇者はついてなかったし...後で聞いてみよう」
――――――――――――――
暁は今、王のいる間に潜入中であった、理由は俺の常時発動の探知魔法が見慣れない人を探知したからだ、少し豪華な服を来ていたので近くの国の使者なのかも知れない。
「今回は我が国でも勇者召喚が成功したことをお伝えしに来ました」
結構重要こと聞いちゃったな。
「何人勇者が召喚されたのだ?」
クライムが質問する。
「30人ほどです」
うん?クラス1組位の数だな、一応イルムに国の名前を調べてもらうか。
「マスター、国の名前が分かりました」
「速いな国の名前は何だった?」
頭の中で返事を返す。
「はい、名前はラジア、ここから馬車で1日半位の位置です」
意外に近いな飛んで行けばもっと早く着くだろう。
「他国も勇者召喚をしているそうです」
使者がそんな事を口にする。
「まさか聖国も召喚したのか」
クライムが驚きなから口にする。
「はい、数は不明ですが」
「この件はまだ勇者にたちには内密に」
暁は他の勇者に会ってみたいと思った。
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