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第二話 『 待ってくれない太陽 』

異世界転移。

よくラノベ、ゲーム、漫画など様々なものに出てくる言葉。

主人公が自分が住んでいた世界とは異なる世界に来るようになること。


一応定義するなら、こんなことだが、まさかこんなに当惑した感じがすることだとは、初めて知り合った。

まあ、初めて経験することだから当然だが。

いくらそうでも、学校で寝て起きてみたら、学校丸で異世界召喚なるとは...


もちろん、まるで話の主人公になったような浮ついた気持ちになるのは悪くなかったが、やはり不安も存在した。


すぐに窓の外には今まで生きてみてきた、風景とは異なる世界が広がっていて、今後どうすべきかわからないという現実、そんなことが頭の中でもみあうような感覚が離れない。


俺は弱い人間だ。

なんと言っても物語の主人公のように完璧な精神の所有者ではない。

突然襲ったこの状況で、構わないというように行動することはできなかった。


それは皆が同じだったのか、お互い、今後の期待と心配そんなことについて話した。

友達がない私には不可能だったが。


---


「一体どれだけもっと歩かなければならないの?」


歩くのが疲れたのか、俺の前を歩いていた1人の女が先生たちに聞こえてくる程度で文句を言った。


「これから10分くらいで残っているとしますね」


「あ、はい...」


前で、学生たちを引率していた西川がいつ来たのかその女の横で静かに言うと、女は凍りついたように静かになった。


30分前。

みんながパニックに陥っている時、先に周辺を調べてみた先生一行が帰っていったのだ。

一行は皆疲れたように見えた。

しかし、顔はまるで砂漠でオアシスを見つけたようにうれしそうに見せたし、がっこうにいるみんなに自分たちが持ってきた朗報を伝えた。


先生一行は最も先に周辺に人を探すために歩き回ったとした。

しかし、学校一帯は完全に森で積まれており、その周りには動物どころか、何も見えなかった。

それで一行は一旦森に出口を模索することにし、出口は思ったより簡単に見つけることができた。

出口に出てみると、そこには初めて見る村があり、確かに人達もいるし、話をした結果として我々を助けていく意思を持った人を発見、その人がいるところにみんないっしょに行こうという話だった。


内容だけを挙げてみると確かに朗報だった。

初めてのこの世界について知る人は誰もいない状況に元々の住民が助けてくれたらそれは本当に大きく役立つものだ。

しかし、


「そうだとしても初めて見た人を信じ過ぎたのではないですか? いったんグループを分けて...」


西川を筆頭にした一部の先生たちが、その意見に反対した。 しかし、また。


「しかし、このようにじっとしていても解決されるのはなく、このような状況でばらばらになれば、むしろもっと危険です。 そして私たちを助けてくれると言った御方は私たち皆が来る必要があると述べました」


その後に偵察一行に強硬な主張で結局このようになったのだった。

各学年、各クラスの学生たちは2列にそして、先生たちはそのそばで引率する方式として森を渡るようになった。

見るには平凡な森だったが、その広さは相当のものと体感時間ではもう何時間は歩いたように感じられるほどだった。


普段から運動と壁を作っていた俺にはさらに大変だった。

この時だけは普段に自分は運動と合わないとしなかった自分が憎かった。


「あ~びっくりした。 それはそうて、さっきちょっとおかしくなかった?」


「え?」


「さっき、田村もそうだし、残りの先生たちも西川には怖くて言葉もよくかけないじゃないか?」


「そうだったかな?」


「外に出て変なものでも食べたようだった」


西川が元の席に戻ったことを確認した後、女子は、隣で歩いていた友と会話した。

女性はすごいと思う。今にも倒れそうにもおしゃべりをしない気力は別に備蓄して置いているようだった。

まあ、状況が状況で、おしゃべりは別に無意味なことではないだろう。


うーん..田村か...

何度か見たことはなかったが、英語を担当する教師て、これといった特徴は見えない頭が半分は輝きはじめた平凡な中年の男性だった。

それ以外は聞こえる噂程度だけ知っている。

結婚、年齢、そんなプライバシー的なことだけだった。

うわさという点で信憑性があるかは分からないが。


でも、たしかに俺が見ても、田村が西川にそんなにまで過激に自分の主張を押し通したということには少し違和感があった。

この田村という先生にも強烈に記憶に残るものがあれば、それは性格だった。

内気な性格。それも極端な部類だった。

田村は、学生たちや同僚の教師らとの対話を嫌う傾向があり、これはこの学校にいるすべての人々が全部知っている事実だった。


事実上必要な言葉しかしない田村がここまでやって送ったところ、反対派教師陣たちが当惑して結局、このような大規模な行軍も受け入れられたのがなったのだ。


何かが、何かが釈然としない感じがする。

確かに急にこの世界に来るようになって、先生たちに押されて勝手に偵察という任務を引き受けることになったとしても、人間の性格というのがそんなに簡単に変わるものだろうか?

俺の経験から見たなら、いくら見てもそれは不可能だった。

人の性格は変わらない。 世渡りを変えるだけだ。

それならどうして田村はあんなに行動できるようになったのか。


「え」


心の中でぶくぶくと登り始めたおれの不安感を誰か流した幽かな悲鳴が一層高めた。

まあ、俺も次の光景を見て驚いたが。


俺たちが最も最初にあった森にの真ん中では学校を中心に周辺には大小の木々に巻いていた立派な森の形だった。

なんと言っても、ファンタジー的なロマンがあったと言うか? おかげで、好奇心や興味が生じて恐怖を抑えることができたが。


「これは...」


「まじかよ..」


俺たちが森を抜けて出て見るようになったところは丘を越えて見える村だった。

しかし、その中身はかなり残酷だった。

よく人たちが考えては廃墟に姿で土地には、長い間手入れしなかった適当に広がっている雑草と外部の何か分からない強制的な要因として砕かれた家。

決定的にあのところは安全で見えどころか見ると、自分の体が知らず知らず危険信号を激しく泣かせる感じすらした。


「行ってみましょう」


「はい?」


「あのように見えてもとりあえず行ってみなければ分かりません」


沈黙していた人の中で一番先に言葉を出したのは西川だった。皆が彼女の一言に驚いただけど、彼女の言葉も一理はあった。人を外見で判断しないという昔の人に言葉もあるように、村に関しても同じだろう。

偵察一行が言ったこともあり、意外にまともな村かもしれない。

どうせ、俺たちは帰るという選択肢を選ぶのは不可能だった。

すでに、この異世界の太陽は暮れていた。







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