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死んだようです

「んあ?」


 白い空間に男はいた

 辺りには白装束の老人のみ確認できる


「気が付いたかね? わたしは神だ

 まずは謝ろう。わたしの手違いで君は雷に打たれ死んでしまった」


「そうだ、どこでも好きな世界へ――」


 老人が言葉を重ねる度に、男は青筋を浮かべていった

 そして、ついに爆発した


「黙らんか!」


「うおっ!?」


 神は男の気迫に押された


「手違いを起こす神がどこにいる!?

 修行が足りん! もう一度畜生から出直してこい!」


「すまん」


 神は素直に謝った


「謝って済む問題ではないぞ。神だか仏だか知らんが弛んだ精神だ!

 俺が根性を叩き直してやる!」


 男は唾を吐き散らしながらいった

 片手でしっかりと神を指差している


「……面倒くさいのぉ」


 神は思わず、本音が出た

 そして、こっそり男を異世界へ飛ばす手筈を整えた


「おい、聞いているのか老人。耳が遠いのか!?

 ―― うおっ?」


 男は、宙に浮いた


「人の子よ、既に手筈は整った。行ってくるが良い」


「ま、待て。まだ話はお、わぁーっ!」


 男はどこまでも飛んでいった

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