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第3話『現状を把握したらアホの子発見』

・・・ハッ!!

白くない場所だ。

周りがよくわからん。俺は気を失っている間に移動したのか?

うむむ、まずは現状を把握しよう。

俺の18年生きてきた人生で古い本や聖典でしか見たことがない壁やらなにかの残骸が見えている。

教科書(学校の教科書以外に聖典【漫画】など)で学んだ記憶が正しければ、この風景はあれだ、坑道か?木で舗装された後があるくらいか、強度は大丈夫なのか?残骸はカンテラとツルハシ?カンテラとかツルハシなんて残骸でも生で初めてみたよ。坑道の広さ、うーん天井は高くないけど横に広いな、強度問題大丈夫なのか?真面目に。

明かりは・・・壁が薄暗く光ってる。触ってみるか。

-フサッ

なんか苔?みたいなものがある。みたいなと言ったのは光る苔は知らないからだ。どこかには有るのかも知れないけど俺は知らない。体調は普通だけど少し体が重い気がする。

さて次は・・・ケータイ使えないかな?

〈パカッ〉

【圏外か・・・ケータイ使えないのはこういう現実から移動した場合のお約束だもんな・・・とにかくケータイライトで詳しく周り確認】

ライトに照らしてみてよく観察するとやはり鉱山の坑道だな、ゲームで見たことがある。ちゃんとしたツルハシがあれば鉱石が掘れるんでなかろうか?

さてさて・・・この先どうするか。

戻れるなら戻りたいなぁ。

死んだら終わりだろうし。

着信音

〜♪〜♪

なぜ鳴るの!?圏外じゃ・・・でてみるか?

悩んでいるうちに切れてしまった。

履歴は、番号非通知か。

う〜ん。よし次なったらでるか。

〜♪

ピッ

「はいもしもしレンジで」

「さっさとでなさいよ!?」

「すみません、ご用件は?」

「よし、あやまるなら許してあげるわ!えっとね、貴方にこちらの世界で生きてもらって私を楽しませて欲しいの!拒否権はないわ!!」

「え、いきなりすぎるし拒否権は無いの!?」「無いわ!!ちゃっちゃと説明を始めるわよ」「あの〜。帰る方法はないんですか?」

「無いわ!ただし、私が満足したり死んじゃったりしたら返してあげなくもないわ!」

「満足って・・・すみません、それは本当ですか?」

「本当よ、戻すのは今けん・・・私が満足するまで駄目。」

・・・なるほどなるほど

「・・・つまり召喚?されたと、召喚したのは貴方ですか?」

「え、違うわよ!私じゃない!!あなたの召喚魔法の儀式はやっても最後に唱えたのは###だもん!暇で仕方なかっただもん、召喚魔法なんか知らないもん!!」

ふむ、アホの子発見

「なるほど、いろいろと情報ありがとうございます。でも儀式なんてできるんですね!凄いです」

「え、凄い!私が?」

「ええ、凄いですよ。きっと難しいし時間もかかったのでしょう?」

想像だけど

「フッフーン!凄いでしょ、さすが私!」

「【純粋過ぎる子だ、チョロいんだとも言う】それでここはどこなんですか?」

「あ、ごめんね。まだちゃんとステータスとシステムをonにしてなかった。ちょっと待ってね・・・これでOK!!」

エリア【廃棄された鉱山】

説明【昔、白金などの有用な金属を掘り出していた場所。強力なモンスターが徘徊するようになり廃棄された。今でも深い場所では採掘されるようだ。モンスターが採掘しているという話がまことしやかに語られている。このダンジョンにいどんで金属を生きて持って帰ったものがいるかどうかは不明、デッドオアアライブ!!】

ポーン《メールを受信しました》

【うわぁ・・・明らかに初心者お断りの説明文】

「何ですかここ!明らかに俺のようなやつが来るところじゃないでしょ!?」

「え、なんでこんなところに・・・もしかして、ちょっとまってね」

『###〜!!またあんたやったのね!!』

『すまねぇ!すまねぇおじょう、許してくれ!!だから、だからその手に持ってる釘バットを下ろしてくれ!なっ?なっ!?あいつらにまたおじょうが漏らしたこと言わな、ゲファ!!』

『も〜〜〜!?###のバカァァァァ!!』

『グフッ!ゲブラ!アギャ!ギッ!ウワラバ!?』

…キャイ〜〜〜ン

電話の向こうで殴られてるやつ、御愁傷。こっちとしてはやばいタイプのミスと思われるので、止めはしないし止められないだろう。せめて来世でいいことあれよ

「ハァハァハァ、お待たせ。」

「は、はい」

「とにかく私を楽しませなさい。しばらくすればそこに私の部下が行くから」

「りょ、了解です」

「あ、そうだあんたのゴーレムは作ってあるみたいだからそれを使って最低限の防衛手段持っときなさい、そこは危ないからね。死んじゃったりしたらだめよ、じゃあね」

プチ

切れた、大丈夫かな。いろいろと。

それじゃ部下さんとやらが来るまでの間ゴーレムだしとこ、ゴーレム召喚!!こい!!

ズズン!!

おお!なんか真っ白でカッコいい!なんか強そう。どれどれ?

ステータス

名前:???

種族:巨像【スカイゴーレム】

称号:なし

魔法:疾風形魔法(最下級)

技能

スキル【形状変化】    

スキル【パージ】

スキル【自爆】

LV1

HP950/950

MP25/25

装備

・ストーングレートソード

・ストーンアーマー(吸収型)

ポーン《メールを受信しました》

つえええ!少なくとも俺よりははるかに強い!!

「お前がいればなんとかなりそうだ!頼むぞホワイト!!」

「・・・〈コクリ〉」

おお、首を上下に動かしたぞ!!

ポーン♪《着メールを受信しました》

ハッハッハッ!可愛い?やつめ!!

うん?ホワイトはかなりハッキリみえるぞ?周りは薄暗いのになんかホワイトだけやけにハッキリと・・・。システムってやつなのかね?よくわからんがそうゆうことと受け止めよう。

システムのことは感謝するが・・・あの電話とボコボコ?にされてたやつはいったい。さっさと外にでてしっかり状況を確認して探そうかな。帰るためにも、な。

とにかく座標間違いなどしたボコボコにされたやつに俺も一発言わないと気がすまない。たぶんこっちの世界では小さい問題だろうが(そう思わないと憂鬱だ)俺にとっては危険なミスをした説教だな。うむ

ポーン♪《メールを受信しました》

…パラパラ

ん?砂粒が落ちてきたぞ。しかもなんか揺れてるような?やっぱり耐久性に問題が・・・ん?

・・・ドドド「・・・助けて・・・」

なんか振動やら音が高くなってきたな、しかもこっちに近づいてきてない?

「助けてくださいぃぃぃぃぃぃ!!」

おい!?俺の第二の人生スタート怒涛過ぎません!?

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