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天堂が行く  作者: 薔薇クーダ
第二部
9/77

第四話 少年犯罪

天堂を少年達に対する暴力行為だと

激しく糾弾していた週刊誌記者の川野麻美だが

まさかその少年達に騙されているとは露も知らなかった。

 麻美は何とか少年達を勇気づけて警察に訴えさせようとしたが「いいです」と言い張るばかりで話は進まなかった。


 やはり一般人に取ってやくざは怖い存在なんだなと麻美は実感した。実際自分もそうだったのでその気持ちはよくわかる。しかしここで負けてはいけないんだと麻美は思った。


 だが麻美は知らない。ここ最近こう言う少年達による暴力犯罪が横行している事を。しかもそれはグループ化し組織だって行われている事を。


 その司令塔を勤めているのが実は天堂達が追い詰めていたこの少年グループだった。それを麻美に邪魔をされてしまった事になる。


 天堂にしてみればまた機会はあるさと言う事で、一旦麻美に預けたのだがそれが間違いの元だった。


「あなた血が出てるじゃない。ちょっと来なさい。あたしのアパートこの近くだから手当してあげるわ」


 そう言って麻美は彼らを自分のアパートに連れて行った。


 勿論彼らが警察に行きたくなかったのは天堂達を恐れたのではない。警察で調べられたら自分達がやった傷害事件が表沙汰になるからだ。


「お姉さん、素敵なアパートに住んでるんですね」

「そうでもないのよ。いつも外飛び回ってるから、掃除も満足に出来ないわ」

「何のお仕事なさってるんですか」

「週刊誌の記者やってるのよ。だからあんな暴力は許せないの」

「そうですか、助かりました」

「いつでも協力してあげるから助けが必要なら言ってね、暴力団なんかに負けてはだめよ」

「はい」


「あれーこれって妹さんですか」

「ええ、今一緒に住んでるの。今年大学一年になったばかりよ」

「そうですか。お姉さんもきれいですが、妹さんも美人ですね」

「でしょう。1年でミスキャンパスになったんですって」

「それはすごいですね。そんな人の恋人になりたいです」

「君にはまだちょっと早いかな」

「ありがとうございました。じゃー僕達これで失礼します」

「じゃー何かあったら本当に連絡するのよ」

「はい」


「おい、次のターゲットはあれだ」

「OK]


 この少年達のリーダーは浅川信と言った。浅川商事の社長の息子だ。叔父はこの町の市会議員もやっている。ともかくあの襲っていたオヤジが病院に担ぎ込まれたので口封じをしないといけない。


 そこで父親に頼んで手を回してもらった。要するに金を積んで示談にしたと言う訳だ。そして浅川商事は川野が務める週刊大阪にも大きな影響力を持っていた。


 浅川は他にも色々な未成年のグループを束ねて動かしていた。遊び半分で大人や老人を襲ったり、ホームレス狩りなどは当然の事だった。


 しかしもっとも力を入れていたのはレイプだった。しかも麻薬を使って女性を奴隷にし、セックス人形にしてAV女優に仕立てあげて裏ビデオに流したりしていた。やっている事はやくざ顔負けだった。


 この浅川の毒牙にかかった女性は優に二桁に上る。仮に保護されても誰も訴えようとはしない。それはそうだろう。あのような恥ずかしい姿を公に晒したい女性は誰もいないし、家族の誰もそれを望まない。


 まして相手は未成年だ。名前も公表されないし例え有罪になっても少年院送りが関の山で直ぐに出てくる。浅川達はそれを承知でやっている。


 麻美は3人の少年達がやくざによって暴力を受けていた記事をデスクに出したが却下された。


「何故です。何故この記事がボツなんですか。その理由を教えてください」

「この記事には第三者の証言がないんだよ」

「それはあたしが証人です。あたしが見たんですから」

「それではだめなんだよ。第三者の証言を取ってこい」

「そんな馬鹿な。もういいです」


 そう言って麻美は社を飛び出して行った。記事がだめなら刑事事件として訴えてやると警察へ向かったのである。この裏で行われていた事も知らないで。


 麻美は新地南署に駆け込んだ。


「こんな暴力を許していいのですか。健全な青少年がやくざから暴力を受けているのですよ。それを警察は見逃すのですか」


「なぁあんた、あんたも週刊誌の記者さんならこれが親告罪だと言う事は分かるよな。しかしな、その被害にあったと言う3人の少年達は誰も被害届を出しとらんのだよ。そうなったらこっちもどうする事も出来ん。それはあんたもわかるやろう」


「それは暴力に屈しろと言う事ですか」

「それはあんたの取り方次第やろうな」

「警察はそんな弱腰でいいのですか」

「えらい鼻息の荒い姉ちゃんがおるのー」

「あっ、健けんさん。弱りましたわ」

「弱ったとは何ですか」


「お姉ちゃん、ちょっと話しようか」

「あなたは誰ですか」

「わしはマル暴の吉田言うもんや」

「暴力団専門と言う事ですか。では天堂組の事も」

「ああ、よう知っとるよ」


 吉田は麻美を別室に連れて行って、お茶を出しながら話を始めた。


「姉ちゃん、この事件の事、何処まで知っとるんや」

「何処までって。やくざが未成年の子供に暴力を振るってたと言う事でしょう」

「いや、その前の事や」

「その前って何ですか」


「最初に暴力を振るってたのはその3人の子供らの方なんやで」

「何ですって、そんな馬鹿な」

「あいつらは48歳になる、若村良蔵言う人に殴る蹴るの暴力を振るっとたんや」

「そんな馬鹿な」


「そこに通りかかったんが天堂と鳴海ともう一人黒田や。それで鳴海が見かねて、その若村を近くの病院に連れて行きよった。何なら病院で確認したらええ。左腕骨折、内臓もなかり傷んでた。あいつら鉄のメリケンで殴っとたからな」

「本当ですか」

「ああ、本当や。それで黒田がお灸をすえたと言う訳や。ちょっと唇切った程度やろう。若村さんの怪我に比べたらかすり傷にもならんやろう」


「ならその若村さんは何故訴えないのですか」

「そこが浅川言うガキの悪賢いとこでな、親父に手を回して示談にしよったんや。大分金を握らせたらしいで。ちなみにその浅川の親父言うのは浅川商事の社長や。あんたとこの出版社の大株主でもあるやろう」

「あたしの会社の」


「そうや。それとな、あんたが初めに警察に訴えようと言うた時にあいつら断ったやろう。あの時訴えたら若村のおっさんの事件が表沙汰になるからな。そやから裏から手を回すまで何もせんかったと言う訳や。あんたの記事もボツになったのもそう言う訳や。わかったかいな」

「そんな、じゃーあたしがやった事は」

「まぁ、猿回しのサルみたいなもんかのー。悪いが」


「ただ言うとくがあの浅川言うガキには気つけや、あいつ若いくせにずる賢いし、女を食い物にしとると言う噂や」

「まさか・・・」


 そう言って麻美は妹の携帯に電話を掛けたが出なかった。電源が切られていますと言うメッセージが流れていた。麻美はアパートに飛んで帰ったが誰もいなかった。そして麻美の妹は3日経っても帰って来なかった。


 3日前、麻美の妹、紗耶香は大学のキャンパスを出る時に浅川から声を掛けられた。


「あのー川野麻美さんの妹さんですよね。僕この前お姉さんに助けていただいた浅川信と言います」

「ああ、君が。うん、お姉ちゃんから話は聞いてる。もう大丈夫なの」

「はい、まだちょっと怖いですけど、何とか立ち直って来ました」

「そうそれは良かったわね。うちお姉ちゃん頼りになるから何かあったら相談したらいいわよ。きっと力になってくれるから」


 ここが浅川の狡猾な所だった。暴力に怯える小心な少年を演じ、紗耶香を騙していた。


「それで実はこの前の事件に関する事で、是非お姉さんに渡してもらいたいものがあるんですが、そこまで来てもらってもいいですか」


 そう言われて断る理由はない。紗耶香は何の疑いもなくついて行った。そこにはライトバンがあり、その前まで来た時にいきなり後ろからスタンガンで意識を失わされ、そのままライトバンに引き込まれて連れ去られてしまった。


 麻美にしてみればまさに恩を仇で返されえた事になるのだが、そんな事になってるとは夢にも知らなかった。


 麻美は警察に捜索届を出して、その足で天堂の事務所を訪れた。しかしその顔はやつれ、病人の様になっていた。


「よう、どうしたんだ。病気か」

「ごめんなさい。あたし飛んでもない誤解をしてました」

「誤解?ああ、あの事か。もう済んだ事だ。それで」

「実は・・・あたしの妹が・・・」

「ん?妹がどうした」

「3日前から家に帰ってないんです」


「家出、じゃないよな」

「はい、違うと思います。誘拐されたんではないかと」

「誰に」

「わかりませんがもしかすると浅川と言う男に」

「浅川ってあの浅川か。家に連れて行ったのか」

「はい、あの後アパートに連れて行って手当てをしてあげました。その時に妹の写真を見て奇麗だと」


「よりによってあいつに見せるとはな」

「連絡はないのか」

「はい、まだ何も。でももし妹の身に何かあればあたしはどうしたらいいのか」

「わかった。今はアパートで待ってろ。何かわかれば連絡する。電話番号を教えておけ」

「はい。お願いします」と麻美は今にも倒れそうだった。


「鳴海、全員出動だ」

「了解です」


 天堂達の捜索は手間暇をかけたりはしない。不良学生達を片っ端から振るいにかけて行った。答えなければ生きて行くのが嫌になる思いをするだけだ。


 そして一つのアジトに辿り着いた。そこは浅川商事の所有する施設の一つだった。


 そこに撮影機材やセックス用具を持ち込んで実益を兼ねて裏ビデオの制作をしていた。麻薬は何処から手に入れていたのか。ともかくそれもここには充分な量があった。


 天堂がこれから麻美の妹、紗耶香の救出に向かうと告げると、妹が無事かどうかどうしても見たいと言うので天堂は麻美を連れて行った。


 向ったのは天堂と鳴海と黒田(黒龍)だった。


「また会ったな、ガキ」

「よくここがわかったね。でももう遅いよ。ここじゃーいくらやくざでもどうにもならないよ。ここには一体何人いると思ってるの。30人だよ。30人。そっちはたった3人じゃないの。話になんないね」

「そうかい、だがやくざには戦争は数じゃねーって格言があるんだがな」

「そんな寝言信じてるの、やくざって古いんだね」


「妹は何処、無事なの」

「あっ、お姉さん久しぶり。妹さんは無事だよ、毎日良い声で鳴いてくれてるよ。みんなを満足させてね。ここにいる30人全員をさ。どう見てみる」


 そう言って天井からつるされたスクリーンに映した。それにはあられもない麻美の妹の姿が映し出されていた。それは絶対に見たくない姿だった。


 麻美は「やめてー」と叫んでいた。


「こいつはね、まだまだ稼げる玉だよ。これからもいい声出してもらわないとね。それに僕達はみんな未成年だからさ、捕まっても名前は出ないし、直ぐに出て来れるしさ。そしたらまたやるんだ。どういいだろう。日本の法律ってさ」


 その時どう言う訳かスクリーンが壊れて映像が消えた。


「なぁ、あんた。これがあんたの言っていた守りたい少年達だ。これでもまだ守りたいのか」

「お願い。殺して。このケダモノ達を殺して!」


「黒田、場所は分かったか」

「はい、二階の左端の部屋です」

「そうか、じゃーちょっと掃除しようか」

「じゃー社長は彼女をお願いします」

「おい、俺には何もさせないつもりかよ」

「たまにはいいでしょう」

「またにはって」


 それから鳴海と黒田による大掃除が始まった。正直喧嘩にすらならなかった。腕の一振りで数人が吹っ飛び30秒も経たない内に相手は浅川一人になっていた。


「そんな馬鹿な。こんな事があってたまるか」

「だから言っただろう。やくざの戦争は数じゃないってな」

「では社長、私は妹さんの救出に行ってきます」

「ああ、頼む」


 しばらくして鳴海は毛布に包んだ麻美の妹を抱えて戻ってきた。勿論その部屋にあった全てのビデオや証拠資料は焼却された。


 麻美が駆け寄って「紗耶香」と声をかけたが返事はなかった。


「大丈夫です。今は眠っているだけですから」

「そうですか」

「じゃー、行こうか」


 天堂は麻美の肩を抱きかかえるようにしてその場を離れ、鳴海は麻美の妹を両手で抱いてそこを離れた。


 そして鳴海は黒田に、

「わかってるな。死んだ方がましだと思い知らせてやれ。だが殺すな」

「わかりました」


 それがどう言う意味なのかは本人達にしかわからなかっただろう。


「じゃーお坊ちゃん達、お遊戯の時間と行こうか」


 黒龍の特技は幻想の世界を創り上げる事だった。しかしそれは単なる幻想ではない。感覚や痛みと言ったものは全て現実の世界と同じ実感を伴ったものだった。


 つまり全ての感覚が現実であり、そこで起こった事は現実世界で起こった事と同じ効果があると言う事だった。そしてその幻想から現実の世界に戻ってもその記憶は残る。


 そして幻想の世界の中では死ぬ事すら許されずに痛みだけが永遠と続く地獄の世界だった。


 本人が死を意識すれば特殊な条件下によって、黒龍の意志によりそれも可能だが、そんな安易な逃避が許されるはずもなかった。だからそこは死にも勝る恐怖の世界だった。


 その場に残った少年達は片っ端から手足を切り飛ばされた。血が噴き出し、痛みの為にコンクリートの床の上を転がりまわり、「助けて」と叫び、喚き、それはまさに地獄絵だった。


「お前達の苦しみなどこれまでに苦しみを与えられた女達から見れば微々たるものだろう。本当の苦しみはこれからだと知れ。バカどもめが」


 ここは現実の世界ではないので黒龍に容赦はない。腕も足も切り飛ばし芋虫にした奴もいた。


 しかし痛みは現実のものと同じだ。これに耐えられる者などいない。これを3度やられればみんな現実世界では自己逃避の為痴呆になるか自殺をするだろう。


 1度の幻想の世界が終わっただけで全員が泣き出し、そしてもうしませんから許してくださいと泣き叫んでいた。


「お前らその言葉を何回裁判所で言って大人を騙してきた。なめんじゃねーぞ。それに俺はな、裁判官じゃねー、死刑執行人だ、ようく覚えとけ」


 ただ今回実際に麻美の妹、紗耶香に凌辱の手を下したのは5人だとわかった。それで黒龍はその5人以外はこの時点で解放する事にした。しかしこう言って、


「そこの5人以外はこれで許してやる、しかしようく覚えておけ、これで終わったと思うなよ。二度とこんな事しやがったら今度は天堂組が本当に死んだ方がましだと思わせてやるからな。


「俺達に少年法なんてないんだって事をようく覚えとけ。お前らの名前も住所も写真もみんな控えてあるからな。そしてここで起こった事は一生忘れてろ。わかったな!」


「は、はい。もう二度といたしません。何も知りません」そう言ってみなは這うようにして消えて行った。


 彼らにとって天堂組と言う名は地獄の閻魔大魔王並みの響きを持っていた事だろう。


 そして黒龍は2度目の幻想世界に突入した。2度目が終わった時点で残った者の殆どの髪の毛が真っ白になっていた。


 黒龍がその部屋を出た時には、部屋の中には目的もなくただうろうろと部屋の中を彷徨う者や、目の焦点の定まらない者や、口から涎をたらしている者達がいるだけだった。まさに亡者の集団だった。


 この後天堂がこの5人のガキどもの親に脅しをかけたのは言うまでもない。


 麻美の妹、紗耶香は鳴海が精神治療を施して記憶の一部を削除した。浅川達に監禁されていた時の記憶は完全に抜けているはずだ。


 そして身体の方の傷も殆ど回復していた。後は麻薬の習慣性を抜く事だ。


 これは吉田に頼んで適切な施設を紹介してもらった。これから先は本人の努力次第だが、まぁ、何とかなるだろうと天堂は思っていた。


 そして禁断症状が抜けたら鳴海は麻薬に関する記憶もまた紗耶香から抜くつもりにしていた。


「天堂さん、鳴海さん。この度は何から何まで本当にありがとうございました。何とお礼を言ったらいいのかわかりません」

「気にしなくていいよ。きっとあんたの妹さんを思う気持ちが救ったんだろうさ」

「あのーあの時あたし、何か飛んでもない事を口走ったような・・・」

「おい、鳴海、何か聞いたか」

「いいえ、何も」


「それにさ、誰も死人は出てないんだし、良かったんじゃないか」

「それなんですが、あれ以来事件にかかわった子供達は一切表に出て来てないそうですが、何かご存じですか」

「さーな、お家の事情でもあるんじゃないのか。金持ちのやる事はわからんからな」


「あんたの腸の煮え返る気持ちもわからんでもないが、妹さんの事を考えたらこの辺りで矛を収めてやってはくれないか」

「そうですね、親は子の責任を取って職を辞した事でもありますし、本人達は退学届けを出しましたし、被害を受けた者達にはちゃんとした見舞金も出ましたから」


「そうだな、被害者が裁判でこれ以上辛い思いをする必要もないだろう。刑罰を問うた所で今の日本の法律じゃ直ぐに出て来るしな」

「すいません、やっぱりあたしの認識が少し甘かったようです。でもあたしの基本姿勢は今でもまだ変わってはいませんので」

「相変わらずだな。やっぱりあんたはあんただよ。それでいいんじゃないのか。せめて泣き寝入りにならなかっただけでもいいとしようや」

「そうですね」


 やっとこの女性にも少し微笑みが戻って来たように思えた。そしていつかは北海道の事も調べてみないといけないなと天堂は思っていた。

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