[9] 薫の能力
お疲れ様です、zukkiです。
あれ...俺は魔物に食われていたはずじゃ...
あの時、魔物に襲われて自分の身体を食べられて死んだと思っていたのに、意識が戻ると自分の身体は傷一つついておらず、無傷だった。痛みもない。
だが自分の手は血だらけだった。でも、その血は自分のものではないようだった。
「な、なんだこれ」
襲ってきた筈の魔物が死んでいたのだ。それも、一体一体、心臓を貫かれて。
「これ、俺がやったの...か...?」
自分の手の状況から、おそらく俺がやったとみていいだろう。
しかし、俺には何も力がない、こんなこと出来る筈がない。その疑問が頭の中を駆け巡る。俺はとりあえずステタトラルが教えていた言葉を口にする。
「ステータス、オープン」
自分の目の前にステータスが浮かび上がる。そのステータスを見て俺は驚愕した。
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名前 クロザキ カオル
LV.30
職業 暗殺者
二つ名 召喚者・覚醒者
HP 800
魔力 800
知力 800
攻撃力 1200
防御力 800
敏捷性 1000
スキル 言語理解・暗躍する者・完全模倣・補助人格・能力樹
・暗殺術・絶対隠蔽・鉄刃
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「嘘だろ!?」
頭の中が真っ白になる。このステータスは輝人よりも強い。でもなぜ俺のステータスがこんなことに?
『主が文字化けとなっていたスキル、職業の解放条件を満たしたからです。』
頭の中で女の人の声が聞こえる。
『私は、主のスキルである『補助人格』です。』
『最初から説明いたします。今回、魔物に襲われました主は無事、文字化けとなっていたスキル、職業の解放の条件を満たしました。』
『その文字化けスキルである『暗躍する者』を解放した際に、『完全模倣』、『補助人格』、『能力樹』を獲得。また、職業『暗殺者』の解放により、『暗殺術』と『絶対隠蔽』を獲得。』
『しかし、主の生命危機を察知したため、『暗躍する者』の効果が発動、『暗躍する者』が魔物を殺し、身体を全回復、今に至ります。』
俺の疑問に答えてくれた。このスキルは元の世界でのAIアシスタントといったところだろう。
一人になった俺にとって『補助人格』は良い相棒となるだろう。
「そうか、『補助人格』、呼びづらいから名前で呼びたい、何か名前はあるか?」
『スキル『補助人格』には名前はありません。』
「そうか、ならドイツ語の『教える』からとってお前は今から『レーレ』だ、よろしくな、相棒」
『私の名前はレーレ、主、よろしくお願いします。』
次回で10話目です!頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします!




