[8] 目覚め
お久しぶりです。zukkiです。
「おい!キモ陰キャ!ここにお前の居場所なんかないんだよ!」
「あははは!うけるー!」
「「「ハハハハハ!」」」
やめろ、やめてくれ、みんな俺の事をひどく言わないでくれ
「薫、話がある」
輝人がそう言った。輝人が俺にフォローを入れてくれるのか。やっぱり、輝人はイケメンだなぁ
次の瞬間
「もう我慢の限界だ!お前みたいな陰キャとは一緒に居たくない!二度と近づかないでくれ!」
「えっ...」
「そうよ、薫、今まで一緒にいて吐き気がずっとしてたの、あんたは一人で泥水をすすってるのがお似合いね」
「...ハッキリ言って、キモい、もう近づかないで」
「俺も同感だ、俺たちの空間を邪魔しないでくれ」
やめて、なんで、そんなこと言わないでくれ
「薫くん」
「お前みたいな陰キャがいてゾッとするから出ていってくれない?」
「じゃあな、薫」
なんで、なんで、やめて、一人にしないでくれ!
〜~〜~〜~〜~
ハッ!!!
夢、なのか、
意識が戻って目が覚めた、ここはどこなんだ
周囲を見渡す、枯れた木々が並び、地面は冷たく、空に太陽は昇っておらず、雲で隠れていて、全体的にとても暗く、不気味な雰囲気を感じた。
頭が..痛い...
そうか、俺はあの時前原に__
どうして...
その瞬間
「グルオオオオオオン!」
とても大きな鳴き声が聞こえた
その方向を向いて確認する
「!!!?!?」
声にならない程に驚いた。だってそこには
「ド、ドラゴン..」
体長10mはあるであろう大きなドラゴンが2匹争っていた__
すぐさま走って逃げる。
なんだよ、これ!どこなんだよ!一体!
無我夢中で走り続ける。
刹那
アガッ....!
その場で転ぶ、見ると足に大きな切り傷が、アキレス腱も切られている。それが影響して立つことも許されない。
「なんだこれ!痛えッ!」
とても痛い、涙が出てくる。
なんとか痛みを我慢して傷を負わせた犯人の方向を向く、
犯人は2m前後の狼の形をした魔物だった、合わせて5匹はいるだろう。
そいつらの口から涎が垂れてきている、こいつ!まさか俺を食べるつもりなのか!
一歩一歩、近づいてくる、立てず、座ったまま後ずさりをする。俺は
「く、来るなぁ!うわあ!」
と叫ぶ、それと同時に魔物の尻尾が発光する。
そして、左目の視界が消え、左目から血が吹き出す、
「うわぁぁ!目が!痛い!」
左目を右手でおさえる、あまりの痛さに悲鳴をあげる、次の瞬間には
腹を切られた
その衝撃で仰向けに倒れた、魔物たちが俺に群がる、俺の肉をガツガツ食い始める
「やめろ!痛い!やめて!くれ!」
必死に抵抗するが、それも虚しく、息がしずらくなっていく。
ヒュー...ヒュー...
そんな呼吸しかできない、魔物はそれに構わず俺を食い続ける。
なぜ、どうして!俺が何をしたっていうんだ!
俺は普通の生活を送っていたのに、イジメられて!それでも良いと割り切って生活を送っていたかったのに!異世界に飛ばされて!最弱としてさらにひどくイジメられて!最終的にこんな場所に飛ばされて魔物に今まさに自分の肉を食われて!
怒りが湧いてくる。
俺はみんなから嫌われていたんだ。
結局、優しくしてくれてた輝人達もあの夢のように俺の事を嫌っていたんだ。
でも、俺が何かしたか?何か悪いことを奴らにしたのか?
「許さない、許さ、ない」
俺をこんな目に合わせた奴を許さない。
嗚呼、家に帰りたいなぁ。
どんな嫌なこと、つらいことがあっても親は味方だったなぁ。
そんな暖かい場所に帰り、たい、、
だがもう、それは叶わない。
もうその暖かい場所には帰れないのだ。
もうすぐ死ぬのか、、俺。
死が直前にまで迫ってきた。意識が遠のいていく、
でも、このまま死ぬのは嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
「生...きた..い..」
蚊の鳴くように小さくかすれた声で言う。
『条件を満たしました』
『超究極スキル「暗躍する者」を獲得』
『対象者の生命危機を察知、暗躍する者の効果を発動します。』
結構日にちが経ってしまい、申し訳ありませんm(_ _)m
次回はいよいよ薫が覚醒します。応援よろしくお願いします。m(_ _)m




