仲間?奴隷?
第3話 仲間?奴隷?まあどっちでもいいか..
綺麗な川が流れていて、小鳥がなくような平和な
今日この頃、何が嬉しくて首輪を付けた
亜人奴隷達と剣を交えなくでは、いけないのだろうか。しかも3人って、なんなの?数の暴力なの?そうやって倒すの?流行りなの?
ここに来るまでにゴブリン達にも集団で襲われたし、やっぱり流行りなのかな?
亜人奴隷達は、女の子達で構成された連携がとれたバランスのいいパーティーだった
「なんで、いきなり斬りつけてくんだよ!?」
「うるさい!」
「うるさいって返事になってねーよ」
「黙れその首我らの明日のためはねさせてもらう」
二人が剣を使って、もう1人が支援魔法や攻撃魔法など使ってきた。
だが、スキルが育っていなくて剣術スキルをもっている俺を攻めきれないのだ、
だが、俺も正直言って勝てそうにない
剣をいなすことができても相手の剣が金属なのだ
もうわかっただろうか?
触れないのだ相手の剣に、だけど攻撃がかわせる
だけいいと思って頑張るか。
そんなことを思っていたら、いきなり戦闘は
終わりを迎えた、前衛の二人が倒れたのだった
なんで?
よくよく見れば3人とも、ガリガリだった
このあと、魔法使いの子を拘束して話をきくと
どうやら、雇い主が森の中で死んでしまって
主従関係がなくなったのだが、お金がなく
食べ物を買うことができずにいたらしい
ギルドでも、クエストを受けられずにお金が稼げなかったらしいのだ。
俺は、そんな二人のために食事を恵んでやった
食事を済ませて、元気を取り戻した亜人達と
話をすることにした。
「食べ物を恵んでくださりありがとうございます」
「私は、礼なんて言わないからな」
「ほら、きちんとお礼しなさい」
どうやら、相当仲はいいようだ。
「助けていただいたお礼がしたいのですがどうしたらよろしいですか?困っていることがあるなら
可能な限りお手伝いさせていただきます。」
そんなことを言ってきたのだ。
「実は俺金属アレルギーでな、お金とか扱うのが大変なんだけど...」
「アーハッハッハー」
なんだか知らないけどものすごい笑われたのは
確かだな
「要は、生活が大変だから私たちに奴隷になれと?」
一瞬目つきがものすごい厳しくなった気がした
「いや、そうじゃなくて仲間になってくれないか?」
そう言うと、睨んでいた目は丸くなった。
「私たちは、奴隷だったのですよ?そんな私たちと同格になってもかまわないと?」
「別にそんなこと気にしてないけど?なんならキッチンでフライパンに負けるような生活から脱出できるなら嬉しいものさ」
そんなことを言うと少し笑ってからなんとも言えない返事が返ってきたのだ。
「いきなり決めることはできませんがいずれは首を縦に振れるように頑張ります。ですが、仮とは言えどパーティーメンバーにくわえていだければ嬉しいですね」
「じゃあ、仮だけどパーティーメンバーに入るってことでよろしく頼むよ」
「ええ、よろしくお願いします。」
こうして、仮ながらに生活に彩りがついたのだった。
このあとから食費が馬鹿にならなかったのはまた別の話である。