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僕の家には秘密がある  作者: 玖龍 眞琴
1/10

プロローグ

忙しく、もうひとつの投稿が滞っていますが

思い付いてしまったので、一旦メモ書きも兼ねて



プロット等はこれから整理します


なお、本格掲載は年明けからなので

鬼もそうでないかたもよければ笑ってお待ちください

※思い付いたのでメモ書き


プロローグ

僕の家はごく普通の家庭


父はなんてことのない狩人だ

冒険者レベルは低く、日々簡単な狩りをして生計をたてている

歴戦の勇者のようにかっこよいわけではないが

家族を守るために日々頑張っている

とても便りになる父さんだ


母はなんてことのない主婦だ

炊事、掃除、洗濯と家事をこなし、家を守る

教会の聖女のように可憐なわけではないが

僕が悪いことをしたら叱り、良いことをしたら誉め

家庭を暖かくしてくれる

とても素敵な母さんだ


でも、僕の家には秘密がある



僕の体には魔族の血が流れている



父は魔族だ

お忍び旅の途中で「人間」の母に出逢い恋をした


彼は自分の姿を人間に変身させ、

人として母に何度も何度も会いに行った。

数年のアタックの末、彼は母の心を射止めた

彼は自分が魔族であることを隠し、「人間」の母と結婚した


だから僕の体には魔族の血が流れている



母は魔族だ

人間界のアクセサリーを買うために街に出てきた時

「人間」の父に出会った


旅をしていた「人間」と意気投合し、

何度も会いに来てくれた父に心を許し

「人間」相手に恋をした

彼女は人間の姿で父と恋仲になり、魔族であることを隠したまま結婚した



僕の体には魔族の血が流れている



父は知らない

僕が生まれたときに「自分が魔族だから」魔族の姿で生まれた僕に違和感をもたなかった


母は知らない

僕が生まれたときに「自分が魔族だから」魔族の姿で生まれた僕に違和感をもたなかった


お互いに

「先祖帰りしたのかもね」と相手に誤魔化しあった

僕は生まれたときから「人間」に化ける特訓をし続けさせられた



母は知らない

父が昔、僕に本当の姿を見せてくれたことを

「お前には氷の王の血が流れている。いずれ強くなるぞ。母さんには秘密だぞ。」と言われたことを


父は知らない

母が昔、僕に本当の姿を見せてくれたことを

「あなたには炎の王の血が流れているわ。きっといつか世界に名を轟かせる大物になるのよ。お父さんには秘密ね。」と言われたことを



父は僕を人と魔族のハーフと思っている

母は僕を人と魔族のハーフと思っている



父は知らない

母も知らない

お互いの秘密を息子の僕が知っていることを


父は知らない

母も知らない

僕は魔族だということを

ハーフではなく、純粋な魔族であることを


僕の家には秘密がある

ごくごく普通の、平凡な、田舎の僕の家の

そんな秘密な日常のお話



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