詩集 月 作者: しのぶ 掲載日:2015/11/23 満ちては欠ける月に似て 巡ってきたる災いの 禍々しきはその姿 もどかしいのは避け難さ 満ちては欠ける月に似て 巡ってきたる幸いの めでたい事はめでたいが 難しいのは保つこと 満ちては欠ける月に似て 巡ってきたる時々も 元を辿ればいやはてに 纏いつかれているものを 迷いの中にあるからは 周りを壁に囲まれて 全く隙も見当たらず 回り込まれているばかり もとより内にあるからは 周りは壁であるものの 曲がった壁を乗り越えて 真(まこと)の空を見たいもの