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九頭龍の兄弟

九頭龍の街,こんな事件の話が流れた。


「やべぇ奴らが居るって」


「あぁ,しかもそいつら孤児なんだって!」


「九頭王組を単独撃破したなんて

信じられないな」


,,,九頭龍の伝承,九頭王組を襲撃した男が居た。


「死ねヤァァァ!!!」


「餓鬼が舐めんなぁ!!!」


市販のナイフを携えて一人の餓鬼,虎沢道真と

言う奴が組を襲撃した。


当時見て居た九頭王の下っ端はこう語る。


「いや〜ドアを蹴破って来た血まみれの餓鬼,

傷だらけなのがビビったね,なんで

高校生なのにあんなタバコの焼き入りとか,

切り傷が大量に付いてんだろうって」


「え?戦う前から負傷して居るって?ちがうちがう,確かにまぁしては居ただろうがそう言うん

じゃない,多分子供の頃から虐待されて居たん

やろうな,そんで狂った,そんな感じに見えましたね」


そう,そんな酷くて暗い過去を持って居る。


故にして虎沢に死に対する恐怖が消え去った。


「うらぁ!」


バゴーン,頭突きをして怯ませて。


「ダラァ!」


バン,パンチだ。


「テメェら爆薬積んだトラックを九頭龍街の

安藤店に突っ込ませたろ!おかげで酷い傷が

出来ちまったじゃねぇかゴラァ!」


なんとトラックの番号から特定してすぐ組み潰しに来たのだ。


「ドラララ!」


「なんつう餓鬼なんだぁ!」


首に切りつけを喰らおうが。


「ははは!もっと腰入れねぇか時代遅れの

爺いども!」


膝蹴りをモロ直撃しようが。


「餓鬼がぁぁぁ!」

「爺いぃぃぃ!」


無数の斬撃をし合おうが。


「ダラァ!」

「はは!」


「こん時,下澤の兄貴のカウンターの切りつけ

喰らったのに笑ってやがったんすよ,しかも」


「そろそろ去ねやぁ!」

「黙れや!」


切り上げ切り,腹に突き,足への切りつけ,

どれもがあの餓鬼が引く材料にならなかった。


「餓鬼ぃぃぃ!」

「へばってんなぁ!爺ィ!」


再度無数の斬撃の切りつけ合いに発展して。


「ダラァ!」

「不意打ちかぁ⁉︎任侠もんがやっていいもんかぁ!あぁ?」


カウンターの切りつけを喰らい繋がる様に

鳩尾にナイフがブッ刺さりました,,,が。


「うぐ⁉︎」

「白兵戦じゃ俺の勝ちだな,爺ィ」


下澤をぶっ殺したんです。


「その後もあの餓鬼は暴れましたよ,えぇなんせ

組を単独撃破してんだから」


「親分の刀借ります,死ね餓鬼ぃ!」


「その餓鬼に真剣かぁ!」


「パキンっと刀を下澤の兄貴から奪った高い

品質のナイフで受けました,その後もあの餓鬼は

化け物でした,だって食品加工の演出用じゃないマジの瓶で頭をカチ割られて割れた瓶を頬に

刺されながら敵の顔面を殴ってんだから」


虎沢の拳の一つ一つが2000Jを超えて,1分間に肘を伸ばしたパンチを480発以上放てる様な

拳速でしょう,一撃で骨をぶち折るのに十分な強さの拳でしたね。


「刺突,打撃,タフネス,どれもが人外でしたよ」


「何せあの九頭王の幹部の兒玉だって勝ってるん

すから」


九頭王の幹部,兒玉28歳,彼は怪物だ,日本人同士の結婚だったが隔世遺伝によって,ポリネシアとして生まれた,それに加えて生まれつきミオスタチンが欠乏して居て,常人より遥かに強いフィジカルを持って居た。


彼は数々の逸話を残してきた,兒玉高校生時代。


「全員が平均して学校に設備されてるトレーニングルームの最高重量,160kgを持ち上げられ居る

中,彼はその中で更に異例中の異例,510kgデッドリフト出来る剛力の男だったんです,しかも190cm170kg体脂肪率が5%を切って居る」


「握力は200kgあり背筋力400kgあるラグビー部のエース兼キャプテンでしたよ,え?フィジカルだけだって?馬鹿を言わないでください,彼はねぇ速さもあるんです」


陸上部のエース.佐藤健,体重90kg身長200cm,

極めらた反射神経はもはや0秒反応付近の位置にあり科学的,物理的な壁を持つものの風向きを 

加味した場合でも100mを平均9秒55で走り切れる速さを持つ。


それに彼は工事用の万力2機相手に

引っ張り合いで勝っている。


「あの佐藤健相手に速さで圧倒してましたからね」


「だから彼はトレーニングに困ってましたね,

何せ部員25名全員で兒玉を相手にしても,

兒玉の圧勝なんですから」


その2年後,問題を起こしかねないと辞退して,

代わりに自己学習でレスリングとブラジリアン柔術を学びました。


「その後彼は格闘技の世界入りをしました,当時18歳で280cmの身長に600kgの体重,体脂肪率脅威の3%,相撲歴10年と,強大な怪物に

慣れ果てました,ですが,,,」


どれだけ努力したって人間はワニの様な

咬合力やゴリラの腕力を手に入れられない

ように,人類内にも才能と言う階層がある,あの死の恐怖など生まれた日から克服していると言わんばかりの極道衆だって勝てやしない。


廃車をワンパンでペシャンコにするレベルの

張り手を持つ兒玉でしたが。


「あっはっはっはっは!あーっはっはっはっはっは!」


バゴーン。


「なんだその掌は,私を押したいのか?」


「な⁉︎」


それからやつは兒玉を瀕死に追いやるほど

素手だけでボコボコにしました。


「雑魚どもが俺に関わるからこうなる」


「結果兒玉と隠れて居た俺を除いた全63名の構成員をなんらかの死に追いやりました」


「それからやつは,九頭王の事務所のある九頭龍神宮寺の王と言う名前がつく様になりました」


「不意打ち,金的,隠し武器,目潰し,あらゆる絡め手や卑怯において奴ほど狡くて悪賢いやつは居ない,なんでもありかつ事前準備ありの条件下なら改造モデルガン,スタンガン,バッド,バイク,ナイフ,フルフェイス諸々の市販で手に入る中で全身武装した不良軍団100人が束になったって勝てないですよ」


「あらゆる戦闘術に長けているのはもちろん,虎沢が優れて居る強さは圧倒的なスピード,常人離れした強度を持つ腱とが足の指がそれを可能として居る,あのパンチ力はその部分にあるんでしょうねぇ」


,,,九頭龍の学校にて。


「にいちゃん!」


「おう,我弟よ」


俺の兄貴,虎沢道真はもの凄く強い,だがこのあと彼は激震の事件に巻き込まれて敗北する

のだ,,,。




【異種格闘技の覇者,天満馬王】

「実銃,真剣,使えるあらゆる手,それを使っても

あの怪物には勝てませんでした」


彼は虎沢慎吾,あの道真の血の繋がる弟で

ありながら,単独で十人の不良をボコせたり,

外国から伝わって居る相手を操る洗脳の

口話術が使えるなかなかのスペックである。


だが彼には,誰も知らない様な力を持ってました,それは。


死ぬことが起点となって過去のある場所に戻る

と言う所謂サイエンスフィクションの様な

謎の力である。


「ニイチャァァァン!」


虎沢慎吾が何回も何回も,那由多?不可思議?無量大数?もはや表すに言葉がないほどの回数,戦闘を繰り返して居たんだ,自殺して繰り返しても

絶対に勝てる未来を生めなかった。


観測者として結果がほんの少しずつ変わるのだが,それを精神に異常をきたすほど繰り返して

居る,なのに,なのに。


「あっはっはっは!!!」


旧関西連合を率いて居た怪物,天満馬王は

遊び感覚で虎沢率いる関東連合総勢3000の

不良に加えて九頭王の協定関係の九州連合の

7000のヤクザを無傷でしかも殺さない様に手加減して,全力に準備してきた一時集結虎沢一派を一方的に叩き潰した。


しかもあの怪物,量子力学を理解がある様で,科学的物理的に無能力なのに生身の肉体だけで空間移動つまりテレポートが可能,顔の変化だけで虎沢慎吾がタイムリープして居るのに気づき

やがって。


「鬼気迫り皆が圧力に戦慄する様な顔,貴様

時間でも遡ったのかな?あっはっはっは!冗談じゃ!」


あいつは怪物過ぎたんだ。


「構えろ凡共」


例え事前に準備してようが攻撃を宣言されようが何を使うのか開示しようが無駄だった


例えその技に対してのカウンター武術を

持って居たところで奴に勝てるわけが

ないからだ。


まるで攻撃してくる相手の動作や意志の力を全て初めからに戻す様な,怪物の武術だ。


自殺に失敗した際に,俺は今新たな武術を

体得した,初めての結果だった。


姉御と呼ばれるオカマに獄炎流拳法を生と死の

狭間で習ったんだ,閻魔業務を代わりにやるのを

条件に武術を体験して様々体現した。


痛みを乗せた拳は絶え間ない痛みをもたらす

無間拳,苦痛の幻覚を見せる夢幻拳など

マスターした。


「九頭龍の猛獣達,毎回交渉に失敗したが

あいつらが居てくれたらもしかしたら変えられるかもしれない,兄貴の敗北が,兄貴の挫折に

繋がり行方不明になり森で消失する,あんな

悲しい自殺エンド,俺が変えてやる」


こうして慎吾は強く心に意志を抱くのだった。


【九頭龍の猛獣ども】

「俺かい?」


「はい,あなたの力を借りたい」


「なら俺を服従させてみな」


「(いつものだ)」


「勿論」


こいつは剛拳の酒谷桜,その握力は子供のころ

からすごかった。


「フン」


グニャ,ピンチ力でコインをへし折り。


「フン」


グシャリ,リンゴを握り潰し。


「フン」


分厚い本を引きちぎり。


「はぁ!」


トランプの束を摘んで引きちぎった。


今や。


パンチ力は。


「強化ガラスを叩き割りやがったぁ⁉︎」


それに加えて。


「ウギャァァァ」


人間の足を引きちぎるに至る。


「毎回毎回俺はこいつに負けたが今なら!」


無間拳を叩き込み。


「うがぁぁぁ!降参だぁぁ!」


仲間に引き入れられた。


「次は」


残像すら見える速さでドスを振り,躊躇なく突っ込む兄貴レベルの狂人。


バイクを振り回したり,人を振り回して戦える

集団戦が得意な男。


「はっはっは!」


捻り切りの蒲田丑とはこの男。


人喰いグマをボコボコにして恐怖を植え付けて山から降りない様にしたなど実績もある。


だが。


「うぉ⁉︎」


夢幻拳と口話術による幻覚により勝つ。


「最後は」


袈裟斬りの切り裂き魔,一文字切りで

鎧を着た人間を真っ二つにする爺。


カウンターなら任せろ,この爺は

荒木麿と呼ばれて居る。


「切らせてくれやぁ!」


こいつは傷ませ過ぎたらやばいと思って

夢幻拳により倒して仲間にしたのだった。


【九頭龍の血の決戦】

「さぁ,総力戦と行こうじゃねぇか!」


こうして集まった仲間と1万の集団で向かった,

初手は三人の猛獣で挑んだ,だが。


「酒谷ぃ!行けぇ!」


ガシ。


「握力勝負かい?」

「うが⁉︎」


メキキキキ,グシャァ。


「ウガァァァ!」


両手のつかみ合い,握力勝負,天満の瞬殺,

激痛により手が潰された酒谷完全ダウン。


次は蒲田。


「オラァ!」


刺突をするが。


「ふん」


パキン,ナイフをおりやがり打撃試合になる。


「オラァ!」

「ふん」


蒲田の正拳突き,拳を合わせて放たれた天満と

拳合わせに成る,パンチ勝負,天満が蒲田の

腕をあらぬ方向にへし曲げて瞬殺,脱臼に加えて

肩は外れて肋骨はまるで銃を打った反動の様なヒビが入り完全ダウン。


次は荒木が入る。


「切ってみろよ爺い剣豪」

「切らせらぁ!」


だがしかし。


「は⁉︎(肩すら切れねぇ)」


「得意な袈裟斬りは終わりか?ふん」


爺いは更に手加減してデコピンでぶっ倒すが,

まるで猪の突撃を喰らったかの様に

吹き飛ぶ。


「まじかよ」


九頭龍の猛者を潰しやがった。


「兄貴に対峙させる前に!」


慎吾は夢幻拳と無間拳を合わせたラッシュを

叩き込みながら口話術を使うのだが。


「マッサージか?久々だなぁ痛気持ちいいって

言う感情」


「は⁉︎(っく,一度引くか)」


こうして引いて,毎回同様の全勢力が特攻する。


「兄貴,大将は最後だよ!」


「え?わかった」


こんな感じで遅らせる。


「兒玉だったかお前」


「ダラァ!」


バゴーン張り手が顔面に入る,だが。


「んな⁉︎」


退けずりすらしない。


「顔面マッサージ?」


ガシっと首を掴む。


「うが⁉︎うぞだろ⁉︎」


なんとそのまま片手だけで首根っこを鷲掴みに

して持ち上げやがった。


「ふん,図体だけか?」


バゴーンと蹴りを入れて離れる。


「はぁっはぁっはぁっ,なわけないだろ!」


兒玉が今まで得た全ての術を注ぎ込んだ

吹き飛ばすタックルを放つ,超低空タックルを,

だが。


「んな⁉︎足元に俺の全体重が100m9秒の速さで」


ガシ。


「黙れよ」


一切動かなかった。


バゴーン,と兒玉を地面に叩き伏せさせて

気絶させる。


その後はもはや蹂躙だった,全身武装した

1万人の奴らを一歩すら歩かず,遊び感覚に

殺さない様に手加減されてボコされたんだから。


「最後は俺か」


「俺と戦うよ」


「おぅ!」


こうして九頭龍兄弟VS天魔馬王が

始まろうとして居たのだが。


ヒューバゴーン!


「あっはっはっはっは!」


不死化したてのガンロックが飛行機を墜落

させた。


「こりゃあいい!」


「っち,試合は中止だ」


「(えぇ何この展開,まじ何?)」


「あの〜」


「⁉︎」

「⁉︎」

「⁉︎」


三人が気づかなかった。


「避難してください」


彼は殺請屋の新人,ジャックだ。


「ふん!」


ばし。


「仕方ありませんね」


バゴーン!一撃で天魔を潰す。


「なんで休日にこんなこと起きんだよ」


こうしてまだやばい奴らが居ることに

九頭龍の兄弟は気づくのだった。


ジャックについて。


彼は初期以前から強いが現在は,戦略を

練れるようになった,戦を俯瞰して手駒や

手段を見て置く,敵の敵を利用したり有利な地を

見つけたり状況を見て適材適所を見抜く観察眼を持てる様になった。

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