ニーナの抜糸
ニーナの避妊手術から1週間。今日は抜糸である。
診察室に一旦預けたらものの10分程でキャリーバッグに入って戻されてきた。
獣医師「抜糸済みました。気になって舐め過ぎるとまずいので後3日程は保護服着たままの方がいいと思います。後シャンプーも3日後位からならしても大丈夫です」
あっさり処置も終わり、来たついでに尿検査もして貰って尿結晶のチェックもしてもらった。
獣医師「結晶は消えてますね。フードを尿結晶用に切り替えて1ヶ月後また見せてください」
ニーナの継続診療が決まった。
帰りの車の中で孝は
「ひとまず安心って事でいいのかね?」
と楓に聞く。
「そうね~ 経過観察は必要だけどまぁ大丈夫なんじゃないかな」
孝「そうか〜 よかったな、ニーナ」
今日は落ち着いて孝は運転している。前回は動揺しまくった孝の代わりに運転して帰ったのは楓だった。
楓「思ったより道空いてるね」
孝「そうだね、三連休だしもっと混むかと思った」
楓「明日が天皇誕生日で月曜日が振替休日か〜」
孝「火曜日頃から気温少し上がるらしいよ」
楓「まぁ、日中はね。朝晩はまだ寒いよ」
孝「この分じゃ今年は雪降って積もるとかは無さそうだね」
楓「いやいや、まだ油断は禁物だよ。4月になって積もった事あるじゃん」
孝「あ〜、4月までは可能性あるか」
楓「千葉はめったに雪降らないし、なんやかんや気候的には落ち着いてる県だよね」
孝「たしかに日本海側みたいに大雪ってことも無いし、沖縄みたく台風が頻繁に来ることも無いしな~」
楓「過ごしやすいよね〜 県外に転勤はしたくないな~」
孝「遊びに行って短期滞在ならいいけど、住むとなったら覚悟がいる所は無理だな〜」
楓「うん、うちら根性ないもん」
孝「そういう地域に住んでらっしゃる方々は本当凄いって思う」
楓「かと言ってうちら都会にも馴染めなさそう」
孝「あ〜 わかる。ちょっとゆるいぐらいがちょうどいい」
楓「だよね~」
そんな会話をしながら無事お家に到着しましたとさ。