ニーナの避妊手術
2月15日今日はニーナの避妊手術の日である。午前中に動物病院に預け午後4時頃お迎えに行くスケジュールである。
孝は昨夜から大丈夫かな? 大丈夫だよね? とうるさく、楓にニーナが不安になるからいい加減シャンとして! と怒られたぐらいだった。
が、病院で手術で同意書にサインを求められた段階で真っ青になっていた。
獣医師「今日は避妊手術でお間違えないですね?」
楓「はい、よろしくお願いします」
獣医師「手術内容としては子宮、卵巣とそれに付随する器官の摘出手術となります。こちらの書類をご確認の上署名をお願いします」
楓「はい。あなたも確認して」
楓に書類を渡されて孝は確認して署名をした。
孝「先生、よろしくお願いします」
孝は深々と頭を下げてお願いしていた。
獣医師「はい、手術が終わった段階で1度ご連絡差し上げます。麻酔が覚めた段階でもう一度ご連絡差し上げますね」
楓、孝「よろしくお願いします」
診察室を出て一旦家に帰るが、孝の気がそぞろで運転を任せるのが少々不安だった楓は自分で運転した。
楓「(この人こんなんでわたしが何かあった時大丈夫なのかしら)」
と、ちょっと不安になる。
楓「途中でアリオと業スーに寄るからね」
家で待ってても孝は落ち着かないだろうからこの際外で時間を潰す事に楓はした。
楓「今日は風もおさまって暖かくていいねぇ」
孝「そだねー」
楓「お昼ご飯ガストでいい?」
孝「そだねー」
楓「帰ったら洗車してくれる?」
孝「そだねー」
楓「(こいつ、なんも聞いてないな?)」
楓はため息ついてチャキチャキと買い物済ませて、家に帰った。ガストでのお昼ご飯は無しである。
ポンコツになった旦那は放置した楓は簡単にお昼ご飯をつくって軽く昼寝してニーナのお迎えの時間までゆっくり過ごした。
旦那はもう知らん、ほっときゃその内再起動するだろう
結局ニーナは黄色い可愛い保護服を着て帰ってきた。来週抜糸に行かねばならない。
さすがに疲れたのかニーナは帰って来るなりこたつに潜り込んでそのまま出てこない。
ので、心配になった孝は5分事にこたつの布団をめくって楓に「寒いわ!」と怒られたのであった。