泣ける
「ただいま~ え"何ごと(゜Д゜≡゜Д゜)」
「お"がえり。ん」
「あ、なにYouTube見てたんだ。うわッ、あかんでしょ。これ絶対泣くヤツじゃん」
「そうなんよ、うっかり見たら滂沱してしもうた」
「動物モノって呼吸困難になるぐらい泣ける時あるよね」
「今回はYouTubeだったからそこまではいかなかったけど、泣いた」
「このさ、引退した盲導犬がパピーウォーカーの元に帰るってだけで俺もううるうるきてる」
「すごくない? 11年も盲導犬としてお仕事頑張って帰って来た子に『おかえり』って迎えたら子供の頃に帰ったみたいにはしゃいで、ちゃんとお母さんとお姉ちゃん覚えてたんだよ」
「凄いよな、パピーウォーカーの方は1年半ぐらいだっけ育てられるの? その後は盲導犬の訓練所に送り出すんだよな。その間に凄い愛情注いで人が大好きな子に育ててあげるんだけど、盲導犬になったらもう基本二度と会えないんだよね」
「1年半一緒に居たらもううちの子だよ。わたしには送り出すのは無理〜」
「わ"がる〜 俺も無理だもん〜」
「この子にホントお疲れ様、偉かったねぇ。って言ってあげたい。健気すぎる〜」
「ほら、鼻啜ってないでご飯にするよ」
「って君が帰って来るなり見せるから〜」
「泣くと心の浄化になるんだしいいじゃん」
「確かに大人になると泣けないしね」
「そうそう、月に1回は大泣きする日でもつくるといいかもね」
「じゃぁ『はち公』でも見たら大泣き出来るよ」
「どっち見る?」
「『仲代達矢』か『ロバート・デ・ニーロ』か」
「とりあえず、休みの前の日だね。じゃないと目が腫れて外出れないだろうから」
「たしかに (゜ω゜)(。_。)(゜ω゜)(。_。)」