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∥д・)ソォーッ…


帰宅した孝はいつものように玄関を開けようとしたが手を止めた。

玄関の灯りは付いている。という事は楓は先に帰ってる。では大丈夫かなと孝は考えソロソロと玄関を開けた。

佐藤家の玄関は引き戸であるのでまずは10cmぐらい細めに開けて中の様子を探る。

目標の物体が居ないのを確認したら素早く開けて身を滑り込ませたらすかさず閉める。

鍵をかけて閂チェーンも掛けた。


孝「ただいま〜」


声をかけながら玄関上がるとリビングから


楓「おかえり〜」


と応えがあった。


孝「玄関入るのに無茶苦茶緊張した〜」


楓「ゲージ開けたままでの初お留守番だもんね」


孝「やっぱり飛び出し防止の柵とかした方がいいのかな」


楓「ん〜、まぁそれは追々でいいんじゃないかな」


孝「そう? で、ニーナは?」


楓「わたしが帰ってきた時には2階にいたよ」


孝「そっか、じゃあお世話しに行きますか〜」


孝はスーツを脱いで部屋着に着替えると2階へ上がる。


猫部屋の電気をつけて


孝「ニーナただいま」


と言うとゲージの中でニーナが体を小さく丸めたままこっちを見ていた。


孝「ご飯は全部食べたな、トイレはおしっこだけか」


確認しながらお世話をしていく。楓からくれぐれもしつこくしないように注意されている。


怖いくないって分かれば猫の方が寄って来るからそれまで待て、と。あと話しかけて声を覚えて貰うように、とも言われている。


正直ペットを飼った事の無い孝にとって猫に話しかけるのは恥ずい。でも楓がそう言うから、先輩飼育員のアドバイスに従っている。


猫風邪の投薬も終わり耳洗いだけをするのだか、その時はゲージから出すのだが割とすんなり出来ている。


楓によれば相当人懐っこい部類に入るらしく人馴れしているとの事だ。

もしかしたらどこかで飼われていたのかもしれない、そう思い迷い猫の記載がないか気にしてネットや近所や拾った駐輪場を見ているがそんな情報はない。


お手入れ終わったらゲージに戻してやる。


孝「ニーナはおとなしいな〜」


孝はそう言ってるがことわざに『猫をかぶる』とか『借りてきた猫』というのがあるのを孝が実感するまであと少しだと楓は思ってたりする( *´艸`)



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