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思いの外高くついた


猫用品を買いにパシらされた孝はLINEで送られてきた品々をホームセンターでカートに乗せ会計の時に思いの外高くてカードを切るはめになった。


猫用ゲージ、キャリーバッグ、猫トイレ、ネコ砂、ペットシーツ、猫ベッド、猫用食器、子猫用キャットフード、子猫用ミルク、チュール


帰れば早々に風呂場に追いやられ


楓「明日朝イチで病院の予約取ったから、それと着てたもの蚤とか着いてるとアレだからお風呂場で全部脱いで」


と言われた。


ゲージの組み立てをしリビング隣の和室に養生ビニールを引いた上にゲージを設置。猫トイレ、フード、水をセットした後は接触禁止を言い渡された。


孝「ちょっと出して撫でたりとかは?」


楓「明日病院に行って駆虫剤してからね。家ん中で蚤に刺されたくないでしょ?」


孝「はい・・・」


楓「猫も知らない場所に来て警戒してるんだからそっとしておきなさい。ザッと見たところさほど衰弱してるわけでもないし、部屋に暖房も入れたし。ボロタオルで簡易ベッド作って置いたし大丈夫よ」


孝「わかった (後でちょっと見て・・・)」


楓「接触禁止って言ったよね? 蚤甘く見てると酷い目にあうからね? あとそんな暇があるならあなたのスーツにスチームアイロンかけるのやってちょうだい」


孝「なんでスチームアイロンかけるの?」


楓「猫触ったよね。蚤は60℃以上の高温じゃないと駆除出来ないの。あとそれらしモノを見つけても潰さないように卵が飛び散るから」


孝「見つけた場合どうすれば・・・」


楓「ガムテかコロコロ。わたしスーツにアイロンかけてくるからご飯食べちゃって」


孝「・・・はい (猫拾うってそういう事まで考えないといけなかったんだ)」


ちょっとしょんぼりしながらご飯を寂しく独りで食べた孝であった。







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