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朧月夜


「わ〜、まん丸お月さまだよ」


「ん〜? 今日は満月だったっけ?」


「上の方がちょっと欠けてる? かな?」


「霞掛かっててよく見えないね、こういう晩を朧月夜って言うんだっけ?」


「残念〜 朧月夜は春の季語だから今の時期には使わないんだよね〜」


「ニホンゴムズカシイネ」


「なぜいきなりカタコトw」


「俺昔っから国語苦手なんだよな。テストで文中から作者の意図を示しているのは何処ですかっていうの全然わかんなかった」


「わたしには数学の方がめちゃむずかったよ」


「数学は解き方考えるのがパズルみたいで面白かった」


「数学なんて、学校出てから使う機会なんてさらさらないけどね」


「国語だって大してないじゃん」


「『月が綺麗ですね』とか使ってみればじゃんw」


「文豪なぜそれで通じると思ったんだろうか」


「ちなみに返しが『死んでもいい』らしいよ」


「なにその殺伐とした言い回し ..・ヾ(。>д<)シ こえぇぇぇ」


「まだ『月夜の晩ばかりだと思うなよ』の方がわかりやすいよね」


「こえー:( ´꒳`;)コワイ」

夏目漱石が教員時代『I love you』を訳すのに『我君を愛す』よりも日本人はそう言う直接的な表現より『月が綺麗ですね』と訳した方が日本らしい、と言ったとかナントカ

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