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エピローグ

 深く冷たい闇の中に居た。

 何処が上で何処が下なのかも分からず、立っているのか寝ているのかも分からない。

 薄らと意識はあった。それでも、体は動かない。いや、そこに自分の肉体があるのかも分からない。ただの魂だけになり、この闇を浮遊しているだけなのかもしれない。

 地獄に行くのか、天国に行くのか、それともこのまま消滅し何も無くなってしまうのか、僕には分からない。ただ、分かるのは、死んでしまったと言う事……。

 闇の中で思う。皆はどうなっただろうか、と。キルゲルは無事に鞘に戻ったのか、戦いは終わったのか。何も無い闇の中だと、ついついそんな事を考えてしまう。

 だが、やがて、その思考も薄れていく。もう時期、消えてしまうのだろう。体が急に重くなり、そして、意識が遠退く。深い深い、眠りに誘われる様に。

 そんな中で生まれる。一欠けらの光。その光は闇を明るく照らす。薄れいく意識の中、声を聞いた。優しく懐かしい声を――。

 その声は告げる。


“あなたは光。日の光。大地を照らし、皆を導く暖かな光”


 その声に思わず呟く。


「……光」


 と、小さな声で。無意識に吐き出された声に、その声は静かに続ける。


“光はやがて全てを照らし、闇を裂き皆を導く道標となる。それが、あなたの役割”

「……僕の役割」

“そう。私はあなたの中にその強い意志を見た。だから、あなたに託した。鍵を……あなたの中に眠る光り輝く強い力を呼び覚ます為に……”


 その声に静かに笑う。買いかぶり過ぎだと。もうすぐ死んでしまうのに、と。

 薄らと見える。光の中に浮かぶ一人の影。長い髪を揺らし、真っ白なワンピースを着た一人の女性。表情はハッキリと見えないが、多分微笑んでいる。僕が知っているあの人なら、きっとこの状況で優しく笑みを浮かべてくれているはずだから。


“あなたの力が、いずれ必要になる。だから……今はゆっくりと眠りなさい。あなたの肉体を癒し、芽生えたばかりのその力が目覚めるまで……ゆっくりと、静かに……”


 彼女の声が遠退き、瞼が重くゆっくりと閉じられた。

 そして、眠りに就く。眩い光に包まれて――。優しいその光に包まれて――

 ガーディアン~もう一人の戦士~

 コレにて完結ですっ!!


 長い間、最後まで付き合ってくださってありがとうございました。

 今回は、失敗したなぁ~と、後々凄く後悔しました。


 やっぱり、一人称で書いたのはまずかった……

 その所為で、伝わりに難く、読み難い作品になってしまいました。

 申し訳ありません。

 まぁ、元々、私の文体は読み難いのかも知れませんが……


 今回はとにかく、主人公である晃の心情をメインに描きたかったと言う思いで、一人称にしたんですけど……

 私には難しかったですね。

 本当、文才も無いのに変な挑戦はするモノじゃないですね


 一応、ガーディアンの本編の続編を書こうと思っています。

 その続編ではフロードスクウェアの秘密に迫る内容になると思われます。

 感想、聞かせてもらえると嬉しいですっ


 今までありがとうございました!!

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