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4話 魔術(物理)




 ヤマトは上を見過ぎて首が痛くなった。それほどまでにグレゴリア魔法学園は巨大で壮大だった。


 教科書にのっていた完成間近のサグラダファミリアを連想させるような建築物。おそらく魔術を利用して造られたのだろう、ヤマトは改めて魔術という異形の力に驚嘆する。


 ここへ来る道中、ミリアから学園についてのあらかたの情報を教えてもらった。


 グレゴリア魔法学園、開校されたのは今から212年前。創立者はグレゴリア領を統治していた貴族、チャールズ・ウィンストン・ステロ・グレゴリア公爵


 火、水、風、雷、基本4系統の魔術を使いこなした稀代の天才魔術師。その功績はとどまるところを知らず、第三次アーガレス大陸戦争ではたった一撃の魔法で敵国2万人を屠り、245年前、グレゴリア領を襲ったサンダードラゴンをも単身で撃退した。

 その功績を称え、現グレゴリア領を国王から与えられ、魔術の発展の為グレゴリア魔法学園を創立した。


 魔法学園の校長、教員などはグレゴリア家の血縁関係がほとんどを占めているほど、魔力量、魔法因子操作技術が長けている血統。在校生でも家名にグレゴリアとついているだけで卒業が約束されてしまうほど血縁の力が強いらしい。


 「ここです。」


 「図書館?」


 「ここの司書さん、アーノルド先生は言語統一魔術の世界的権威なんですよ。」


 「へぇー、ミリアが日本語喋れるのもその魔術のおかげってこと?」


 「いえ、旧時代の言語は言語そのもののサンプルが書物以外消失していたのと、そもそも使う人がいなかったので言語統一魔術発動の為の魔法陣が無かったんです。なので日本語は独学で覚えました。」


 ここぞとばかりに胸をそらして渾身のドヤ顔を披露するミリア、あまり褒めてもらえない生活を送っているのかもしれない。友達とかいるのかな?


 ひどく重たそうな扉にミリアが手をかける、あまり力を入れてないように見えたけれど、扉はふわりと開く。これも扉にかけられた魔法の力なのかもしれない。


 「おや、ミリアちゃんいらっしゃい。」


 「おはようございます、アーノルド先生。突然で申し訳ないんですけど、言語統一魔術をお願いしたいんです。」


 「そこの黒髪の少年にかい?珍しいね、極東の民の末裔かな?」


 「そんなところです。」


 「……深くは詮索しない方が良さそうだね、私としても研究成果を試させてくれる被験体は大歓迎だよ。喜んで魔術をかけてあげよう。」


 ミリアと白ひげをたくわえたおじさんが話をしている。話の内容はわからないけれどどうやら魔術をかけてもらえそうな雰囲気だ。

 しばらくすると、別室に案内された。分厚い本やよくわからない言語で書かれた羊皮紙が乱雑に置かれている。部屋の中央には緻密な魔法陣が描かれておりその中心に木製の椅子がポツンと置かれていた。いかにも魔術師の部屋といった具合だ。


 「ヤマト、そこの椅子に座ってください。」


 「なんか物々しい椅子だな…本当に大丈夫??」


 「大丈夫です。アーノルド先生は言語統一魔術に関しては超一流ですから。」


 しぶしぶ中央の椅子に座る。椅子に座るだけで他の国の言語を扱えるようになるなんて魔術便利すぎるだろ。スマートフォンの翻訳アプリなんて目じゃないくらいに便利だ。


 「えー、言語統一魔術には多少の痛みが伴います。じっとしててくださいね。発動中に動くと脳が破裂する恐れがあるので。」


 「え?」


 ミリアが何かよくわからないことを言っている。


 「それじゃあ発動するぞぃ。」


 椅子の周りの魔導陣が光を帯びる


 脳に電流のようなものが流れ込んで来る。いや電流じゃない、情報だ。この国の文法、言語、あらゆる情報が脳に一気に流れ込んで来る。


 「ぬぁああああああっっっっ!!!!!!!」


 何がちょっとだよめちゃくちゃ痛いんですけど!!!やばいって死んじゃうってこれ!!!!


 「ふむ、情報が入りづらいな、どうやら黒髪の少年はそんなに頭が良くないみたいだね。」


 ぶっ飛ばすぞクソジジイ!!!



 図書館に俺の絶叫がこだまする。地獄のような痛みは数分続いた。







 「お疲れ様です、ヤマト。」


 「どうだい、黒髪の少年、頭の調子は?」


 「はぁ…はぁ……冗談抜きで死ぬかと思った…。おいクソジジイ、てめぇだけは許さんからな!!」


 白ひげたくわえたサイコパス失礼ジジイを睨みつける。俺をアホ呼ばわりしたこと忘れてないぜ…!


 「ちょっとヤマト!先生に失礼よ!」


 「ほっほっほ、それだけ軽口が叩けるなら結構、会話も成立したようじゃしの。」


 「そういえば…。」


 ジジイの言葉がわかる、どうやら言語統一の魔法は成功したらしい。いや、あれだけの痛みを味合わされたんだ、成功してくれないと困る。


 「では、本題の魔力量を計測しましょうか。」


 「おっ!それだよそれそれ!!こんな死にかけるほどの頭痛を味わうために魔法学園に来たわけじゃねぇんだよ!魔法使うために来たんだよ!」


 ミリアが青白い水晶を取り出す。話によると、この水晶に手をかざすだけで得意な魔術属性、魔力量、魔術師としてのおおよその才能を知ることができるらしい。

 ちなみにミリアの属性は光、魔力量は平均よりかなり多い方らしい。ドヤ顔で語っていた。けれも、魔法因子操作が苦手な為、自然治癒魔法しか使えない様だ。


 「ヤマト、手をかざしてください。計測をはじめます。」


 「いくぜ……!」


 水晶に手を置く、水晶は思ったより暖かかった。この計測で俺の今後の魔術師人生が決まると言っても過言ではない。気合を入れて臨まなければ!


 「るぅぅぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっ!!!!!!!!!!!!!」


 魔力がどう言ったものかはわからないけれど、魔力をイメージしたものを込める。水晶が割れる勢いで込める。やばい!!魔力めっちゃ出てる気がする!!!やばい!!!これやばいって!!!



 「な…!なんという反応じゃ!!こんな反応見たこともないっ!!!」


 「私もこんな数値はみたことがありません!!」



 クソジジイとミリアが驚いている。幼少期から魔法に関する儀式をウィキ○ディアや○chで調べた甲斐があったというものだ。二人の反応を見るに、どうやらとんでもない魔力量の数値を叩き出してしまったらしい。


 「ま、こんなもんよ。」


 水晶から手を離す。何をやっても平凡で飽き性な俺が唯一狂ったように調べたりゲームしたりゲームしたりしていた魔法。とんでもない魔力量秘めていない方がおかしいのだ。鬼才現るだ。異世界より鬼才現るだ。


 ミリアが震える唇を開く。俺のとんでもない魔力量に驚いているのだろう。さぁ!未来の大魔導士を褒め称えるがいい!!




 「ヤマト…!すごい!!まっっっったく!魔力がないわ!!!!」



 「ふぇ?」



 え……今なんて言った??あれ?



 「まったく魔力がないの!魔力を持たない人間なんて…いや、生物なんて見たことがないわ!!これは大発見よ!!」


 「ちょっとまって………魔力がない??じゃあ俺の魔術師生活は?ねぇ??世界一の魔術師になるっていう俺の夢はどうなるの??」


 「魔力量の上限は生まれた時から決まっておる、増えることも無ければ減ることもない。お主からはまったく魔力を感じられん。魔術に関する技術は全て使えんじゃろうな。」


 「そ……そんなぁ………。」


 瞳の奥から涙が溢れてくる。昨日から泣いてばかりだ。


 「泣かないでください…ほ…ほら!飴玉あげますから……!」


 「ぅぅ……いらんわそんなん……!」


 ミリアが白い飴玉で俺を慰めようとしている。けれど、そんな飴玉程度じゃ俺の悲しみは癒えることはない。才能がまったくないと言い切られた絶望はミルクキャンディーごときじゃ癒されないのだ。ミリアママのミルクなら話は別だけれど。



 「アーノルド先生!ありがとうございました!お騒がせしました!」


 「ふむ、またいつでもおいで。その興味深い黒髪の少年も連れて。」


 「ほら!ヤマトいくよ!!」


 「うぅ……メ○ゾーマ……ファ○ガ…!!!………なんもでなぃいい…!!!!」



 ミリアに引きずられて図書館を後にする。絶望に打ちひしがれてしまった俺はお腹が空いたので食堂まで連れていってもらうことした。


 渡り廊下の様な場所を渡っていると、中庭から魔術の発動音、詠唱が聞こえてきた。魔術学園というだけあって生徒が魔術の練習をしているのだろう。羨ましい。ちょっと下まで行って一人ずつ肩パンさせてくんねーかな。



 「待ちたまえ。」


 後ろから低い声が聞こえた。どうやら俺たちに声をかけたようだ。振り返ると赤髪の男が立っていた。顔立ちは非常に整っており、身長も高い。いわゆるイケメンというやつだ。死ねばいいのに。


 「……グレゴリア様、何の御用でしょうか。」


 グレゴリア?こいつが学園をつくった公爵の血を継いでいるとかいうおぼっちゃまか、魔法も使えるイケメンとか本格的に殴りたいな。殴らせてくんねーかな。


 「グレゴリア様とは……そんな他人行儀な呼び方やめてくれよ、ミリア。僕のことはクルシュと呼んでくれといつも言っているだろう?」


 「グレゴリア様とはそのような間柄ではないので。」


 赤髪イケメンの歯が浮くようなセリフにミリアが冷淡に答える。この子こんな声出せるの?やだこわい!最近の女の子ツンツンしすぎててこわい!昨日一緒のベッドで寝れたのって奇跡だったんじゃない?いや、これこそミリアが俺に一目惚れしていたという証明では?


 「その冷ややかな眼差しも美しいけれど、僕はミリアの笑顔が見たいな。」


 「……。」


 ミリアが顔を引きつらせている。わかるぞミリア、俺ももう歯が浮いて飛んで行っちゃいそうだ。


 「……まったく困った許嫁だ。」


 「は?」


 今なんて言ったコイツ?許嫁?ミリアの??殺されたいの?ミリアは俺のママなんですけど?


 「さっきからそこにいる汚い髪の毛の男はなんだい?新しく買った奴隷か何かかな??」


 カッチーン、久々にキレてしまったようだ。脳みその血管がブチブチとキレまくるような音が聞こえたような気がするほど俺は怒った。怒りすぎて言葉も不自由になっている。


 「おいおいおい、てめぇ、調子にのるのも大概にしとけよ?このド腐れ赤髪ナルシストがよぉ…!」


 「……なんだこの下等な生物は、人間じゃないのか?」


 「ちょっとヤマト!ダメです!魔法使えないのにイキらないでください!魔法使えないのに!」


 「ねぇミリア?二回もいう必要あった??すっごい見下したよね今、てめぇだって魔法一個しか使えないだろうが!!!!」


 「私は魔法因子操作が苦手なだけで修練すればまだ可能性ありますから!!可能性の塊ですから!!ヤマトは魔力そのものがないでしょ!!弱いのに喧嘩売っちゃダメです!ハウス!!」


 ハウスだぁ?犬扱いしやがって…!まぁそんなに悪くない気分なのでここはひいてやろう。金髪碧眼美少女に犬扱いされるなんて俺にとってはご褒美でしかないのだ。




 「ミリア、忘れたとは言わせないよ?君が僕の第4夫人にならないのであれば、僕にも考えがあると言ったよね?この学園は校長、教員、全て僕のいいなりだ。君の親とももう話は通してある。君の家にもグレゴリアの血が入るんだ。悪い話じゃないだろう?」


 「……。」


 「この婚約に逆らったら君の夢である学園卒業も、もしかしたら、遠のく可能性があるということだよ。頭の良い君ならわかるだろう?」


 「……っ。」


 「僕だって、君の夢を応援してあげたいんだ。そうだな、僕の子を3人ほど産んでくれれば好きに世界を旅して構わないよ。どうだい?4、5年の我慢じゃないか。」




 「わ……私は……っ!………私は……。」





 俯いているミリアに対して赤髪の糞野郎が舐め上げるように話す。



 ミリアの目元が少しだけ濡れている。拳も震えていた。



 ダメだ、もう我慢できない。






 「おい、赤髪。」



 「なんだ?今大事な話をッッッ!?」



 鈍い感触が右拳に伝わる。赤髪は渡り廊下を転げまわり突き当たりに激突する。やばい、思った以上にぶっ飛んだ。死んでないかな?


 「ヤマト!?!?なんてことをっ!!」


 「ミリア、下がってな。あーいう権力かざしてスケベしようとする卑怯者は大嫌いなんだよ。」


 「今すぐに謝って!!アイツはただの魔術師じゃないの!!」


 「……へ?」


 「学園最強、稀代の天才焔魔術師…!赤髪のクルシュよ!!」


 え?やばくない??そんなの聞いてないんだけど!!だってアイツ完全にかませ犬臭してたじゃん!絶対弱いフラグ立ってたじゃん!!!主人公に一撃でやられるタイプのモブだったじゃん!


 気がつくと渡り廊下はギャラリーで溢れていた。赤髪のクルシュとやらに手を出してしまった俺を見て顔を青ざめていた。これから起きる惨劇を少しでも食い止める為か、教員たちは水魔術師を招集していた。



 「おい……下等生物……貴様、俺に何をした??」


 「いや……頬に虫ついてたからさ……へへっ!」


 クルシュの周りが陽炎のように景色が歪む。どうやらかなり熱くなってらっしゃるようだ。


 「俺に手を出したこと、あの世で後悔するんだな…!」


 クルシュは杖を取り出して魔術詠唱をはじめる。どうしよう、たぶん魔法食らっちゃうと一撃で死んじゃうよね。

 ミリアは俺の学ランの裾を掴んで早く謝ってと叫んでいる。

 どんな魔法が飛んでくるのか予想もつかない、流石にミリアが傷ついてしまうほどの魔法はないと予想して間合いを測る。


 「………。」



 「………。」




 詠唱長くね???


 たまらず駆け出す。案外簡単にクルシュに届く。


 「なッッッ!?なんてスピードだ!!」


 走ったそのままの勢いでクルシュを押し倒しマウントをとる。



 「捕まえたぜ…どうやら体勢を崩すと魔法はキャンセルされるみたいだな。」


 「ッッッ!どけ!!!殺すぞ!!!!魔法も使えないゴミカスがァァ!!!!」


 マウント取ればこっちのもんだぜ。あとはタコ殴り、もとい物理魔法でぶっ飛ばすだけだ。


 「お前はそのゴミカスに今からボコボコにされんだよ。」


 クルシュの顔に怯えが見える。それにしてもコイツ力弱いな…魔術ばかりに気を取られて身体を鍛えてないらしい。魔術がすべてのこの世界じゃフィジカルなんて要求されなかったんだろう。学校のジャングルジムで鍛えられた俺の筋力が唸りをあげる。



 「これが俺の魔法!!超高速連撃魔術!!!」


 「や…やめっ!!!」



素手喧嘩上等(ステゴロじょうとう)ォォオオオオッッッ!!!!!!!!!」



 渾身のラッシュをいけ好かない顔面に叩き込む。鼻が凹む感触がしたけれど関係ない。イケメンの癖に権力でスケベしようとする極悪人にはお仕置きが必要なのだ。



 「これはミリアの分!!!これもミリアの分ッッッ!!!これもミリアの分だぁぁあああ!!!!」


 「がぁっっ…!」



 最後の一撃をたたき込む。クルシュは完全に気を失っていた。



 「ちょっとやりすぎたかも……。」


 「ちょっとじゃないですよ!!!これ完全に死んでますよ!!」


 「いや死んでないだろ!生きてるって!おい起きろクルシュッ!!!」


 寝ているクルシュにビンタをぶちかます。首が向いてはいけない方向に向いてしまっている。


 「なーーーっ!!!ごめーーん!!!」


 「早く私の自然治癒魔術をっ!」


 魔術学園の教員が集まって詠唱を始めている。まずい……!生徒でもないのに勝手に学園に入り込んで、そこの生徒をボコボコにしたら捕まるのは至極当然だ。


 「ミリア!トンズラこくぞ!!」


 「ちょっ!!ヤマト!!」


 ミリアを抱えて窓から飛び降りる。やばい!高い!!死んじゃう!!

 背後から様々な魔法が飛んでくる。足を止めるわけにはいかない、着地と同時に学園の校門まで全力で走らないと絶対に捕まる。


 「くぅ〜鈍痛ッッッ!」


 凄まじい痛みだが耐えられないほどじゃない。あのクソジジイに受けた言語統一魔術の方がもっと痛かった。そのまま駆け出す。


 「ヤマトおろして!私には魔術学園卒業しなきゃいけない理由がっ!」


 「冒険したいんだろ!このまま行っちまおうぜ!!」


 「へ…?」


 「俺も過去にいたタイムスリッパーとやらについて知りたいし、ミリアは旧時代のことが知りたい、過去を知りたいっていう利害は一致してるだろ?」


 「でも…!私にはお金も何もないし…魔法だって一つしか使えないし…!」


 「んな小さいことで悩むなよ!!俺が前衛でミリアが後衛!必要なパーティーは旅の途中で見つけりゃいいだろ!」


 「パーティー……。」


 ミリアが嬉しそうにはにかんでいる。けれど今はそれどころじゃない、そろそろ腕も足も限界だ。筋肉が悲鳴をあげている。


 「あいつらを捕まえろー!!!」


 「なんて速さだ!!追いつけん!!」


 追いかけてきた教員たちが消えていく。どうやらこの世界の住人はあまり身体能力が高くないらしい。



 「このまま冒険に出発するぜ!!!!準備はいいか!?」



 「もうどうとにでもなれです!!ヤマトについていきます!!」






 体の悲鳴を無視して、走り続けた。学園が見えなくなるまで。






 

まだ物語の本題に入れない…!次の話でおそらく入れます…!

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