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2話

 いかにも硬そうな皮膚に凶悪なドラゴンのような顔…というか、そのままドラゴンなわけではあるが。宝石のように輝くライトグリーンの瞳は我ながら、その眼光の鋭さに怯えてしまいそうになる。

 そして、なにより気になるのが背中から生えている目の色と同じライトグリーンに輝く結晶だ。大小様々な結晶があり、中は不透明で見えづらくなっている。

 自分はまだ上半身しか露出してないわけで、感覚的には下半身があるわけだ。俺は両腕…この場合前足が正しいのかもしれないが、とりあえず両腕に力を入れて下半身を抜き出すと、下半身にはドラゴンの象徴の一つといえる尻尾が生えていた。

 なんとも不思議な感覚だ、前の俺には尻尾はなかったはずなのだから。

 ふと、そこで私はあることに気づいてしまった。前の私…実はなぜか思い出せないのだ。必死になって思い出すがまるで綺麗さっぱり消え去ったかのように、思い出せない。

 知識や教養はあるのに、なぜか前の俺がどんなことを過ごしたのかすら思い出せないのだ。それに私は人間だったという記憶すらないのだ。それでもなぜ前の私が人間であるか分かったのは、一重に人間だったという感覚・・があるからだ。

 必死に記憶がなくなった原因を探すがいくら考えたところで答えは見当たらない。ふと視線を上に上げると、先ほどの冒険者風の男が走り去っていった方角から光が差し込んでいた。

 …これ以上考えたって仕方がない。そう思い俺はここから出るために一歩を踏み出した。

 

むぅ…予想以上に時間がかかってしまった…誤字脱字がありましたら、ぜひとも教えてくださるとありがたいです。

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