02-Fin 遺書もしくはラブレター_篠崎灯吏の失恋
駄作者「主人公が人間卒業しちゃうとか、マジないわ~」
蓮也「君がそれを言っていいのかい?」
灯吏・結名・湊「「「おい、駄作者。テメェちょっと表出ろ」」」
倭・グレイブ「「一番最後誰だよ」」
蓮也「ん~近々分かるんじゃないかな?」
灯吏・倭・結名・グレイブ「「「「…………ってか、お前が一番誰だよ!!?」」」」
蓮也「……さてね?」
湊君と蓮也さんはその内分かると思います。と言うか短編で書いている。←何の話だ←殺人鬼の弟子の本編に当たる作品だよ
「本当にすみませんでしゅた!!」
「……芳乃。噛んでるぞ」
「そんなツッコミは無しだろ?太郎ちゃん」
「誰か太郎ちゃんだ!!」
「病院で騒ぐなよ剛太郎」
白木は呆れながら突っ込む。しかし声音はかなり楽しげな印象だ。彼らは今灯吏の見舞いに来ている。現在の灯吏笑いながらは病院のベットに横になっている。
あの後、倭共々マスターに回収され灯吏は手術を受けた。手術は成功。だが、医者は灯吏の容態を見て軽く引いていた。あれだけ傷だらけだったと言うのに治りが異常に早いのだ。医者曰く、「時間がどれだけでもかかっていいのなら自分が手を施さなくても助かった」と。
その言葉にマスターは首を捻った。少なくとも自分が灯吏を発見したときはもう虫の息だった。なのに、あそこからどうして回復できる?普通あれから先は死へ向かうだけだ。本人は、
「俺がその理由を理解してるからいいんだよ」
と言うのが灯吏の弁だが周りが(言っても倭・マスター・医者の三名だけだが)納得するわけがない。しかし、それ以上の言及を灯吏が許さず誰も聞かなかった。あんな殺気丸出しで質問するなと言われれば黙るしかない。
マスターが部屋の隅でそんな回想をしていると学生達は香澄を除き灯吏に一言二言声をかけるとぞろぞろと帰っていった。
「灯吏」
「ん?丘城は帰らないのか」
「……まぁ少し話したいこともあるしね」
苦笑いを浮かべながら香澄は灯吏に話す。
「そのゴメンね。私のせいで、こんな」
「ああ、気にするなよ。俺のミスでこうなったんだ。お前が気に病む必要はない。むしろ『灯吏~ダサい~』ぐらい言っていいんだが?」
「流石にそこまでは言えないよ。あと似てない」
灯吏は微笑むと香澄の謝罪を受け流す。本当に気にした様子はない。軽口を叩いているのがいい証拠だ。
「じゃあ、さ。一つ聞いていいかな?」
「俺の答えられる範囲でなら」
そう言うと香澄は遠慮がちに灯吏へずっと感じていた疑問をぶつける。
「私と初めて会った時のこと覚えてるよね?」
「あんな出会い方をすれば忘れる事のほうが難しいだろ。あとそれは質問か?」
「ううん。これは確認」
「懐かしいな。車に轢かれそうな子どもを庇ってお前が轢かれそうになってな。で、俺が助けようとしたけどお前を持てなくてしょうがないからお前を歩道側に放り投げて俺が引かれかけてさ」
「で、車を飛び越えようとして上手く飛べずに引かれて。でも、自分のミスだからって言って警察呼ばずに運転手さんと話し合いだけで終わらせて。
灯吏、あの頃から頭のネジ外れてるよね。悪い意味で」
「酷いな、おい」
確認と昔話を終えると本題に入った。
「灯吏。あの時の事も今回の事もそう。何で自分が傷つくような、最悪自分が死ぬくらい危ない方向に走るの?」
香澄は篠崎灯吏の友人の一人として、純粋に灯吏を心配して尋ねる。何故そんな傷を敢えて負うような振る舞いをするのかと。
「死にたくない……からかな?」
「え?」
灯吏の答えを聞き更に疑問が深まる。何故、そんな答えになるのだ。
「ほら傷つくと自分が生きてるって嫌でも分かっちゃうだろ?それに血を流すと程度にもよるが痛いしな。だからこそ死にたくないってそう思える。
まぁこんな偉そうに言ってるけどさ、この理由を自覚できたのは本当に最近なんだよ。それまではなんなとなく、言ってしまえば面白半分でヤバい事に首突っ込んでいた」
「何それ?」
フフ、と笑いながら香澄は立ち上がる。
「灯吏って結構マゾだよね」
「アレ?知らなかった?なんなら今からイジメてみるか?きっと楽しいぞ」
「そんな趣味ないよ」
ドアの前まで行くと振り返らずにもう一つ尋ねた。
「……ねぇ、アイシャさんってどんな人だったの?」
「質問は一つだけだったんだろ?」
「…………ケチ」
ベーと舌を出し香澄も帰った。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
病室には灯吏、倭、マスターが残った。倭が口を開く。
「なぁ、灯吏。今回の件分からない部分が結構あるんだがお前分かるか?」
「いや。知らないけど?」
「……おい」
「大丈夫だ。そろそろ来る。全部あの人に聞けばいい」
「あ?」
ガラガラと扉が開く。そこにいたのは殺人鬼だった。倭があり得ないものを見たかのように目を見開く。マスターは美夜を知らないのか倭に誰だと聞いている。
「久しぶりだな灯吏」
「そうですね先生。じゃ説明頼みますよ」
軽く笑うと椅子に腰掛け口を開いた。
「カヤとマヤって言うんだ、あの二人。カヤの方が姉でマヤが妹だ。お前と出会う前に戦場で拾ってな、少し面倒を見たんだ」
「つまり弟子にしたと」
「いや、護身術もどきを教えただけだ。でも、それを勘違いされてね。で、模造人格を教えた。私に依存しないで生きれる人格を造り出すためにな」
「だけどそれが裏目に出たと」
「……まぁな」
美夜は申し訳なさそうに顔を伏せ、すまないと呟き語り出す。
「正直な話、アイシャを殺した時に私が決着をつければよかったんだ。お前を無視してな。いや、それ以前に殺す機会はいくらでも合った」
「その点についてはアンタが全面的に悪いな。こうなる前にもっと早くに始末すればよかったろ」
-そうすればアイシャは死ぬことはなかった
灯吏は暗にそう言い自分の師を責めた。女々しいとは思うがそれぐらいは許される筈だ。
美夜もそれを察しっているのか、すまないともう一度だけ繰り返した。
「情が移った訳ではないんだ。ただな、あの子達にも幸せになって欲しかった。私みたいな人生を歩んでほしくなかった」
「先生それは情が移ったって言うんだぞ」
そうかもな、と自嘲気味に笑う。マスターは少し疑問に感じていた事を美夜に遠慮がちに尋ねた。
「あの、日暮さん。杏奈ちゃんを助けたのはどっちですか?」
「ん、ああ。カヤだろうな。カヤは私や灯吏に比べたら優しすぎる。それにマヤみたいに何かに依存しなければ生きていけないほど弱くもない。だってアイツは人殺した事がないんだ。
そんなアイツが灯吏と自分達の問題で一般人を極力巻き込まないようにする筈だ。もっとも、灯吏が殺した黒服どもは一般人じゃないがな」
「そうですか」
それで最後の疑問が氷解する。それ以上は誰も何も言わずに沈黙する。倭もマスターも何も言わない。これはあくまで美夜と灯吏とあの姉妹の話だと理解してるから。
「……なぁ、灯吏」
苦笑いを浮かべ、美夜は灯吏へバカな事を聞く。
「お前、今私を殺したいだろ?どうする殺すか?」
その質問に灯吏は_
「アホかアンタ」
呆れていた。
「事、今回の件については恨み言が幾つもあるが、何でそれがイコールでアンタを殺すになるんだよ。訳が分からん。それにアイツらだってアイツらなりに考えて生きてきた筈だ。その結果が暴走なら_」
灯吏は言葉を選ぶように間を開ける。数瞬、間を開けどこかどうでもよさそうに言い放つ。
「俺を殺そうとすることが、自分より強い相手に無闇に殺されに行くくらいなら死んだ方がいい。血反吐を吐いて出した最適解がそれなら死んだほうがマシだろ」
美夜は灯吏の生死観が分からなかった。だが、この弟子が訳が分からないのは今に始まった話ではない。
分からないから受け入れる。師としてそれくらいの度量はあるつもりだ。
「……ああ、そうか。そうだよな」
「何を勝手に納得してんだよ。まだ恨み言を言い足りないんだよ」
「そうだな。でも、お前には行かなきゃいけない場所があるだろ?その後いくらでも付き合ってやる。だから行ってこい」
「ハハ、言ったな?ちゃんと付き合えよ先生」
美夜は立ち上がり病室のドアの前に立ち上がり。
「ありがとな」
何の礼か分からない。それを聞く前に美夜は去った。倭は遂に何も言わずに美夜を見ていただけだったが、
「倭さん。追わなくていいの?」
「追うに決まってんだろ」
灯吏から発破をかけられ穂坂倭も病室から去った。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「日暮!日暮美夜!」
倭は美夜を呼び止める。
「お前は殺され屋……穂坂倭だな」
美夜は倭に気付き振り返る。
「そういえば、お前にも礼を言わなきゃ不味かったな。灯吏の面倒を見てくれて有り難う」
「別にいいさ。でも少しアンタと話をしたい。酒でも飲みながらどうだ?金なら俺が出す」
倭はやや緊張した様子で美夜へ誘いをかける。美夜は笑っている。まるで面白いものを見るかのように。
「随分とストレートなお誘いだな。お前ほど良い男が女を口説く文句を知らない訳はないだろ?」
「ただ純粋にアンタの話を聞きたいだけだ。それにアンタみたいな良い女を誘うならこれぐらいストレートでいいんだよ」
倭は口早に言葉を紡いだ。感情を隠すような作り笑いを浮かべている。
フ、と美夜は口許を緩める。
(なるほど、灯吏が懐くわけだ)
この青年と行動を共にするのなら最愛の弟子は最後まで自分であり続ける筈だ。確信はないが、そんな風に思えてしまう。
「いや、金なら私が出そう。灯吏が世話になっている礼だ。
さぁ、穂坂。今日は二人で朝まで飲み明かすぞ。少し遠いが行きつけのバーがあんだよ。そこでいいか?」
だから、これはその礼だ。
「いきなりノリノリだな。あの日暮美夜がお得意様なんだ。異論はない」
「可愛い子もたくさんいるぞ?」
「そりゃ嬉しいな」
軽口を叩き合いながら二人は病院を後にする。
余談だが、倭が家に帰りついたのは翌日の昼前頃になる。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「灯吏君、君さっき嘘ついたでしょ?」
「何の話だ?」
灯吏はベットから降りると着替えだした。マスターはそれを気にせず更に疑問を投げる。
「本当は今すぐにでも美夜さんを殺したいんじゃないの?僕にはそう見えたけど」
「……かもしれない」
薄く笑いながら、でもな、と続ける。
「あの人を殺すのは今じゃない」
「今じゃない?」
「ああ、今は殺さない。それにあの人を殺すのはもしかすると俺じゃないのかもしれない」
「よく分からないんだけど?」
「ま、ここら辺の事情は俺と先生の問題だからな。マスターは分からないと思うよ」
そう言うと灯吏は病室から出ていった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
翌日 夕方
「ああ、クソが。アタマいてぇ……」
「昨日から今日の朝まで飲みまくったんでしょ?いくら倭君がお酒に強くても二日酔いするよ。今日、仕事がなかっただけマシだと思わないと」
「わかってるよ……マスタ~、水」
「はいはい」
水を飲みながら倭はテーブルにうなだれる。どれだけ飲んだのだ、と聞こうとしたがやめる。この酒に強い青年がここまでなるのだ。きっと覚えられないほどに飲んだのだろう。
(今日は灯吏君が休みだし倭君に店の手伝いをしてもらおうと思ったんだけど、ダメだなこれは)
-さて、夜の準備の続きをしなくては
煮込んでいるシチューの味見をしながらパンを焼く。やはり、灯吏がいないと作業が遅い。やはり一人より二人の方が効率良いと実感する。
そんなことを考えながら作業していると、
「マスター!アルコール頂戴ッ!!」
如月環が勢いよく入ってくる。まぁ、これだけうるさいと、
「うるせェッ!!」
こうなる二日酔いがいる。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「「昨日灯吏(君)に振られたぁ?」」
「何で綺麗にハモるのよ!」
環が酒を頼んだ理由はそんなものだった。もちろん、マスターとしては未成年に出すわけもない。その上、
「状況を考えろ。アイツは自分の元恋人の敵討ちをやったばかりだぞ。仮にお前に対して好意が有ったとしても今すぐOKだなんて言うわけないだろ」
倭がもっともらしい事を言い完全に環は黙る。だが、沈黙は奇妙な言葉で破られる。
「ねぇ、私がなんて言われて振られたか、分かる?」
倭とマスターは二人とも答えが言わなかった。倭は興味がない上に頭痛のせいで頭が回らずに答えが出ない。マスターは灯吏が真面目に言ったのかふざけて言ったのかの判別がつかず答えを言えなかった。
「胸、大きくして出直せって」
「「………………」」
倭もマスターも言葉が出ない。やや間を開けて倭、マスターがそれぞれ違うことを尋ねる。
「えっと、参考までに聞くがアイシャって奴のスタイルは?」
「……Fはあった」
「ちなみに君は?」
「……C寄りのB」
「「………………」」
二度、沈黙する二人。そして、
「「アッハハハハハッ!!」」
笑いだした。
「ククク、灯吏の奴へこんでると思ったが。案外大丈夫そうだな」
「そうだね、ハハ!」
「何で二人揃って笑うのよ!」
そんな灯吏のいない平日の午後の一幕だった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「篠の字。傷はいいのか?」
「お陰様で問題ないよ。如月さんこそ体、大丈夫?」
「若ぇ奴に心配されるほど落ちぶれちゃねぇよ」
谷臓はアイシャの墓の前で孫ほど年が離れている少年と話す。実際には娘より一つ下なのだが。
「篠の字。おめぇさん、雰囲気変わったな」
「元に戻っただけだよ。本当は何も変わっていない」
「口先では何とでも言えるさ、ほれ」
そう言って谷臓は封筒を一つ灯吏に渡した。
「これは?」
「もし、私に何かがあれば灯吏に渡してくれ。渡すタイミングは任せる。
そう生前に頼まれてな。アレは殺される三日ぐらい前だったよ」
灯吏は一瞬だけ驚愕したような表情になり封筒を見つめた。何かを決意するように静かに一言、ギリギリ聞き取れるくらいの声量で確認した。
「開けていい?」
「おめぇさんの自由だよ。俺はこの瞬間が最適だと思ったから渡したんだ。後はお前さんの為にお前さんがそれを見るんだ」
じゃあな、そう言って谷臓は去っていった。灯吏はもう一度だけ封筒を見つめると、封筒を傷つけないようにそっと開ける。
中に入ってあったのは手紙だった。灯吏はゆっくりと文章を二度見つめる。一度目は内容を見るために。二度目は初恋の相手の文字を確かめるために。何度見てもアイシャの字だった。見間違えるわけがない。
内容を見ると思わず頬が上がる。思いきり笑い出したい、そんな衝動に駆られる。
「何だこれ?遺書ってよりラブレターだろ」
そう悪態つく灯吏の目は優しかった。手紙を丁寧に直しその場から離れる。
「ああ、そうだ。忘れてた」
灯吏は大切なものを思い出したように足をとめ、アイシャの墓へ目を向ける。
「安らかなれ愛しい人」
まるで愛を囁くように呟くと今度こそ灯吏はその場を後にする。自分の初恋と決別するように。
そこに残ったのは五月らしい優しく香る薫風だけだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
親愛なる灯吏へ
前提として君がこれを読んでいるという事は私は何者かに殺されたのだろう。だから、私は君にこの手紙が渡らないことを切に祈る。この手紙が無駄に終わることを願うよ。
前置きはこれぐらいにして本題に移ろうか。まず君に謝りたい。私は君と初めて会う前に君の事を調べていた。君にあそこまであっさり気を許したのはそれが理由だ。
君の事を調べていたのは、まだ14の少年だった君が何故美夜のような殺人鬼に師事していたのかが気になったからだ。結局の所その理由は分からなかったがな。
ちなみに調べ始める前日に美夜からの君を抱くように頼まれた。もちろん最初は断ったが、美夜に師事する少年と言うのに興味が沸いて、色々美夜に教えてもらい、その上で君を調べようと思った。
そして、君を調べていく内に私は君に憧れた。尊敬したと言っても過言じゃない。
君は美夜と共にありながら、人を殺していながら、普通に生きている。それは私も美夜も出来なかった事だ。だから私は君に興味を持った。
美夜からの断ったのに頼みを受け入れたのは君をもっと知りたいと思ったからだ。君に戦い方を教えると提案したのも君といる時間を少しでも作りたいという打算が大きい。
結論から言えば、私は君に惚れたよ。正確に言えば君の在り方を愛してしまった。書かなくても分かっていると思うが君の人格面に関しても好意を寄せた。
その点に関しては美夜に感謝してもしきれない。それぐらいには私は君と出会えて良かったと感じている。
灯吏、ありがとう。私の血塗れだった人生に華を咲かせてくれて。君や美夜、如月さんに出会えたからこそ私は今、笑えている。君達のお陰でな。
皆に会わなかったらきっと楽しみもなく、笑うこともなく、誰かに幸せを感じることもなく殺されていたと思う。
灯吏。君はいずれは私や美夜とも別れて生きていくだろう。その時に私の事を少しでも覚えていてくれたら私は嬉しい。ワガママを言うと時々でもいいから私の墓へ来てくれ。楽しみに待っている。
最後にもう一度。この手紙が灯吏へ届かない事を望む。この手紙が私の恥ずかしくて笑えてしまう、そんな微笑ましい記憶の一つになる事を祈るよ。
君を大切に想っている者より
殺人鬼の弟子 模造少女は笑えない《Mad To Tears》 Fin
前書きにも書きましたがこれの本編に当たる作品を短編(予告編みたいな感じで)誠意執筆中です。いつ仕上がるか?……分かんない(泣)。時間ないんだよホントに←気持ち悪い
あとリアル友達のW君から一言
「これファンタジーじゃないだろ」
自覚してますよ……だってファンタジー要素入ってくるの三章以降なんだから
と言うわけで三章からはファンタジー要素があります。ようやくです。その前に二章の番外編あるんですけどね




