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サングラス〜青春の光がまぶしくて〜(ショートショート集)  作者: ameumino


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三億円

宝くじで六億円当たった。




私は半分の三億円を学生時代の親友だった子に渡すことにした。




彼女はとびきりの笑顔で三億をもらった。




これが復讐だとも知らずに。




彼女は私の親友、だった。




彼女は高校三年の夏、私から彼氏を奪った。




彼女と彼は卒業後まもなく結婚した。




風の噂で幸せな生活を送っていたそうだ。





彼女はもらった三億で夫には内緒で高級ブランド品を買い漁り、高級エステサロンにも行きだした。




一度狂った金銭感覚を戻すことは難しい。




3年も経たずに彼女は三億を使い切った。




だが彼女の消費ぐせは変わらない。




三億があった頃の喜びを忘れられず、




ついには借金に手を染めた。




その借金を返せず




ギャンブルにも手を出した。




当然勝つことはできず




借金は膨らむばかりだった。





三億をもらってから4年後




夫に借金があることがばれ




離婚させられた。




離婚後も当然借金は残る。




彼女はかつて高級ブランド品を買ってたお店で借金返済のため万引きをした。




一度目はばれなかったが二度目に店員に見つかり逮捕された。




彼女の人生は終わった。




三億円の復讐は無事終了した。

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