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JKの日常会話 私という株を買って!
放課後、カフェの隅で女子高生2人が向かいあっていた。
「ねぇ私という株に投資しない?」
「は?」
「私、良い大学出て良い大企業に就職するつもりだから、その時に利益50%つけてあなたは株を売却できるわよ。ねぇ悪くない話でしょ?うっへっへ」
「うっへっへ? キモ。要するにお金借りたいだけでしょ?」
「うっそんなドストレートに言わないで……」
「それで推しのグッズが買いたいんでしょ?」
「……はい、期間限定の推しのグッズがありまして……頼む、1万私に投資してくれ!」
「まだ投資って言ってる……借金でしよ?」
「投資!」
「借金!」
「投資!」
「借金!」
「投資!」
「借金!」
彼女らの言い合いは夕日が沈むまで続いたのであった……




