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流れ星
夜、たけしとゆう子は2人で野原で寝転がり天体観測をした。
少し、時間がたち、
「あっ流れ星!」
ゆう子がそう叫ぶと
たけしは手を伸ばしその流れ星を手にとってみた。
「なんだただの石ころじゃん、全然光ってないし」
「たけし君ばかですね。流れ星は地球の大気との摩擦で燃えて光るのよ。手にとってしまえばただの石ころ。そんなことも知らないの?」
「う、うるせぇ!」
たけしは立ち上がり、空に向かって石ころを投げた。
なお、この石は1億8525年後に地球に衝突することを2人は知らない