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17.マジックバックを作るために、初ダンジョン

ワイバーンを倒した日。

みんな無事で、良かったね。

で、終わらなかった。


冷蔵庫が圧迫されてどうにもならなくなっている。

当然、ワイバーンなんて冷蔵庫の何十倍もある物が入るわけがない。

ということで、早急にワイバーンが入るマジックバックを作ることになった。


あ、うん。

マジックバック、家の中を探したら間違いなくあったよ。錬金部屋に2つと寝室になっている部屋に1つ。そしてキッチンに3つ。

あったのはいいけれど、どれも中身が一杯で入らないとかどうよ。

余裕があったのは寝室にあったものだけど、これは完全にお出かけ用に作られていて、開け口が小さくて4トントラック並みのものが入るわけがない。


ワイバーンの頭が入る1メートルの開け口のマジックバック。中は拡張できるから取り合えず入り口が大きい袋を作れということで。

簡単に設計図を描く。


絵心?あるわけない。完全にお絵かきの域だよ。

だからこそ、大きさだけは記入しておくのだ。

よし!これでいい。

小学生が描いたと言われたら信じるレベルのものだが、そんなこと気にしない。

入ればいいのだ、入れば。


≪マジックバック≫  設計図・虫の糸・虫の粘液・大型の魔物の胃・魔石(空間の大きさに合わせたランク)世界樹の葉(3枚~10枚)


設計図は描いた。大型の魔物の胃もシッシとブーブーのがある。魔石も同じくある。

世界樹の葉はあーさんたちがいつも取ってきてくれるから、調味料のように冷蔵庫にある。

正直、こんなに使って大丈夫なのかと心配になるほどに。


【世界樹の葉】 再生

これを使った料理は身体の回復が付き、錬金に使うと時間停滞や停止になる。冷蔵庫やマジックバックがいい例だ。腐らないって凄いよね。


だから、足りないのは虫の糸と粘液。


はぁ~。

午後からお酒を造る予定が・・・。

虫の糸を取ることと、虫狩りか。


でも、まあ、これをいい機会だと思って、銃の使い方にも慣れておこう。いざという時に、何も出来なくて後悔はしたくない。

射的のような感じで、頑張ってみよう。


「あーさん、虫のところまで案内お願い」


コッコ!!

何故かやる気の鶏隊。

前回虫の糸を取りに行ったときに、あたしが持っていた棒を三羽持っている。

そこまでして食べたいの食材なのかなワイバーン。


興味はあるけれど、なんだかあべこべな世界で頭がこんがらがってしまいそう。

鶏さんが、ワイバーン倒して食べる。

やっぱり、摩訶不思議。


コッコ、コッコ!


やる気十分に隊を作って森の中に行くあーさんたちを、急いで追いかける。方向感覚のないあたしが迷ったら、間違いなく骸になるのはあたしだからね。


そして未だに歩いている。

どう考えても前回よりも深い森の中だ。

鬱蒼とした雰囲気に、及び腰で歩く。


それに何故かあまりにも静かすぎて、強敵がいるのではないかと眼鏡をかけたままあちらこちらを見るが、素材らしき草や花、葉っぱ等の名前が映し出されるだけで、動物らしきものは一匹もいない。


余りにも普通に歩くあーさんたちを見ていると、もしかして?という疑念がわく。

あーさんがこの森のボスだったりする?


突然コッコォ――――!(構え)なんて叫ぶあーさんの声で、飛ばしていた意識を元に戻した。

ライフルというよりは、サバイバルゲームで使う水鉄砲のような銃を構えた。


そのまま誘導されるまま洞窟のような場所に入ると、突然中が明るくなった。

え、もしかして、これがラノベで有名なダンジョン?!


マージ―でーすーか。


あーさん!なんてところに連れてくるのよ、

正直言って意味が分かりません。訳が分かりません。理解したくないと思っている。


戦闘はあーさん、真ん中あたしを中心に棒を持った鶏さん達が囲い、殿はよーさんである。

もちろん、ひよこ2羽はお留守番している。


のっけからかましてきたのは、ガマガエル(毒)。

ビヨーンと伸びてくる舌をあーさんが切り落としたのを皮切りに、戦闘が始まった。


ちょっと、レクチャーとか何もないまま初戦闘がこれとか、どうよ。

ゲコゲコと煩いだけでなく、毒飛ばしてくるし!

初心者ダンジョンじゃないよね?!


銃を構えて、属性を火にする。

イメージは火球、大きすぎると自分の息の根を止めてしまうからね。

手始めに2発放てば、ガマガエルがグシャと弾け飛んだ。


うっわ、気持ち悪い。

ただ中身がはじけ飛んでもすぐにそれらは吸収され、気持ち悪さは半減した。

残された物は、『ガマガエルの舌』

うっへーと思いながらも仕方なくトングで拾う。

なぜなら、これが虫の粘液よりもより強固になる錬金素材だから。


それからはあーさんたちが殆ど倒すので、あたしは転がっている素材を拾うだけだ。

『臆病蜘蛛の糸』絹のような柔らかで繊細な生地になる。

拾わねばなるまい。パンツがゴワゴワするより、こっちがいいのだ。


『強気蜘蛛の糸』ゴワゴワするが強力な生地になる。

確かに、大事な部分なので守ったほうがいいのは間違いないけども。


独り言のようにブツブツ言いながらも、どこまでも続くアイテムを拾っていった。


それにしても、鑑定が出来るようになって色んなものを見るようにした。

その時に普段着が防護服なんてなんの冗談かと思ったけど、こんなことをしてたのなら、この装備は納得だよね。

油断していると、どこからともなく敵が襲ってくるのだから。


「そこだ!」

銃で火球を放つとすぐに蜘蛛は消え、アイテムが現れる。

『臆病な蜘蛛の糸』

なるほど、確かにあの蜘蛛は少しオドオドしてた。



さて、そんな冒険をしているあたしの今日の装備は、汚れをはじく帽子に、※防御力100がエンチャントされ、自動修復されるパーカーとTシャツにズボン。

※(シッシが体当たりしても、転げるぐらい)


それに自動結界が施されたペンダント(自動車のエアバッグが出てくる感じ)

スニーカーは危険察知と体力回復がエンチャントされている。


ようは、勝手に危なかったら体が動くよ。体が追い付かなくて、転がったら危ないから自動結界つけておくね。ってことだ。


アイテムを拾っているうちに、どうやら二階へ降りる階段のところまで来たらしい。


読んで頂き、ありがとうございました。

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