表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/30

12.謎の葉世界樹の葉を入れたら

今回は量を入れたからなのか、謎の葉だった世界樹の葉を入れたからなのかわからないが、出来上がり時間が30分と出た。

それならば、少しソファに座って落ち着きたい。

出来上がればきっとお知らせしてくれるのだからと、錬金室にある一人かけのソファに凭れ、少しばかり目を瞑った。

きっと気軽に使っていい、ハーブと同じ効果だと思えばいい。そう思いながらも、やっぱり名前が名前だけに気になる。

食べたら効果も見れるようになるかな?

少しだけワクワクしながら、しばしの休憩。


まだ出来上がったとお呼びがかからないから30分は経っていない。休憩していればいいのに、出来上がりが気になるし、一番の考え事は冷蔵庫の中身をどう減らしていくかだ。

干し肉だったら常温でいいのかな?そうすれば少しは冷蔵庫の隙間が空くと思うのだ。それに、冷蔵庫の中は勝手にラップみたいなもので包まれていた。ということは、ジップロック的な密封出来るものがどこかにあるに違いない。

気になったらすぐに動かないと忘れてしまう。鶏さんたちが張り切ってお肉を狩ってくるのに、入らなかったと項垂れられても慰める言葉などあるわけない。ごめんね、としか言えない。

錬金部屋でレシピ集を広げてそれらしいものを探す。それはすぐに見つかった。


密封袋  虫の糸、虫の粘液 


やっぱり・・・、虫・・・ね。

服や下着などの繊維素材も虫の糸だった。虫の糸といえば、想像できるのは蚕だけど、種類があるぽいこと書いてあったから、他にもいるのかな?まあ、糸と言われたら蜘蛛関係もありそうだけど・・・。どうやら蜘蛛は苦手っぽい。大きい蜘蛛を想像したら、寒気が走って鳥肌立ってる。どんな風に糸を回収するのかわからないけれど、出来れば蚕的な虫であって欲しい。

うにょうにょと這う、毛虫でもないことを祈る。


鶏さん、とってきてくれるかな?

正直、自分が虫を探しに行くというイメージがわかない。ゲームのように倒したらドロップするというのなら、頑張れないこともないけれど、糸を吐くのを必死に集めるのは・・・ね。自分がその糸で巻かれなければいいけど?

探したら図鑑あるかな?


「ベーコンが出来ました」


お、30分経った。

窯を開けると、独特な肉の香りがぼわっとしてくる。だけどお肉特有の匂いに混じって、さわやかな香りもする。これが世界樹の葉の香りなのだろうか。

さて、どんな感じなのか取り出して確認!


ベーコン  筋肉疲労回復 20%回復


疲労回復というところが、世界樹ぽい。それにあのお肉と格闘したし、筋肉痛とかきそうだから丁度いいのかな?

昨日もベッドで寝ていないけれど、なんとくなく体が若返ったからなのか、そういえば朝から疲れた感じはしない。お肉の扱いで精神的には、ちょっと疲れた気がするけどね。

それは昨日食べたトマト煮込みのお陰なのかな?

これは食べながら色々と検証してみたいね。


目下の悩みは作ったのはいいけど、ラップはどこにあるのか、冷蔵庫に入るのかだね。

ダメなら冷蔵庫に入るまで、干し肉作りに励むべし。

ベーコンをキッチンに運び、冷蔵庫を開けた。


だよね。

入る隙間がなかった。

こうなったらやけだ!隙間を作ってベーコン入れれるようになるまで、赤みの肉は干し肉にしてやる。そして同時に、よくわからないお肉は薄切りにして、生姜やきのこで柔らかくして炒めてしまえ。今日の夕ご飯ぐらいなら味付けを濃くすれば、常温でも多分どうにかなるさ。うん。


まずはベーコンを包むラップを、引き出しという引き出しを開けて探した。個別に包むほどは残っていなかったが、何とかギリギリ包めたかな?間違いなく明日は虫探しが決定した瞬間だ。

夢に出ないほどでありますように、そんなことを思いながらもまずは肉の処遇なので、必死に赤みらしき肉を冷蔵庫から出す。三分の一ぐらいは空いたので、そこにベーコンを急いで押し込んだ。


さあ、気合で干し肉を作るよ!

あの切れ切れの包丁でお肉をひたすら切り、やっと終わったところでお昼となった。急いでお肉を干し肉にする為に、錬金釜に入れた。

スイッチオン。

出来上がり時間は2時間。

水分を抜くのには時間がかかる。曖昧でカビなんて生えたら目も当てられない。ここはしっかりと作ってもらいたい。


さあ、これで暫くは大丈夫。お腹空いたし、何食べようかと思ったところで、お肉は、微妙。

朝焼いたパンを食べ、果物をおやつにすればいいかと簡単に済ますことにした。余裕があればジャムを作っておきたいとも思うけれど、お肉問題が片付いてからにしないとね。

パンを食べたら鶏さん探してお肉は大丈夫なことを伝えて。そう、もうお肉は大丈夫だと、二度三度と大事なので伝えて、虫さんのことを聞いてみよう。


お昼にと食べたパンは、美味しかった。この世界で初めて食べたからなのか、錬金釜が凄いのか、もっちりと柔らかで白いパンは、何もつけなくてもとにかく美味しくって、疲れた心を癒してくれた。

食べるものって、大事!



読んで頂き、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ