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心構え005 「なぜ溺れた状態になるのか」

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【注意書き】

この文章は「小説家になろう」サイトに投稿した文章です。それ以外のサイトで掲載されていた場合は無断転載の可能性がありますので、通報をお願いします。また著作権は「屑屋 浪」にあります。ご協力、よろしくお願いします。

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【本文】

 情報が渋滞を起こして為す術がない状態=溺れた状態ですが、これは新社会人でなくても起こります。


 ただ、新社会人の方がなりやすいと思います。なぜなら仕事で使っている能力は、



 仕事以外でも使っている



からです。


 生活で様々な変化がある新社会人は、当然、それらに能力を使ってしまう訳です。


 一例を考えてみました。


 地元から他地域へ引っ越し

 →30%使用(残り70%)


 実家暮らしから一人暮らし

 →40%使用(残り30%)


 学生から社会人

 →30%使用(残り0%)


 あれ、おかしいです。これでは仕事をする能力が残っていないと思いませんか?


 そうです。残っていません。


 劇的な変化が数多く起こっていて、それらに対応しようとしているのですから、この時点で仕事を覚える余裕なんてないんです。


 本人は張り切ってますし、環境が変わり、目新しいことがいっぱいで、興奮状態だから気付かないかもしれませんが、実際には能力の限界を超えています。


 でも勢いはありますから、それで乗り切る人もいると思いますが、とはいえ、これを読んでるのは少し立ち止まっている方だと思いますので、このまま話を進めます。


 これは個人的な意見ですが、最初から具体的な作業をするのではなく、掃除や片付けなどの雑用しかしない期間が、数日から一週間あればいいと思っています。


 その間に人の名前や顔を覚えたり、物の位置を把握したり、会社の雰囲気に慣れたり、仕事の流れを見ることができるからです。


 教えるのが下手な人は、こういうところにも能力が必要な事に気付いていません。なぜなら、その人にとっては知っていて当たり前の知識だからです。


 職場だけでも、一緒に働く人や物、ローカルルール、近所のコンビニから昼食を食べる店まで、全部一から覚えなくてはいけない訳で、実は、教えてもらっている作業以外でも、ものすごく能力を使っているのです。


 その事に気付けば、なぜすぐに溺れた状態になるのかが分かると思います。


 さて、仕事と生活のどちらも、やらなくてはならない事が山積みですが、仕事の方は、自分の力では思い通りにならない事が多いので、まずは生活の方から見直してみてはいかがでしょうか?


 早寝早起きでもいいし、風呂の時間を決めたり、朝に5分読書をするでも、簡単にできて、早々に成果が出るようなものでリズムを作るのです。


 生活が落ち着けば、自ずと仕事に使う能力も増えていきますから、まずは小さくて良いので、足がかりを作り、そこから、少しずつ自分のできる事を増やしていけば良いと思います。


■次回「誰かのせいにしたがる事について」

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