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男前彼女  作者: 一ノ瀬六三四
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鬼道

僕の名前は日向悠。高校二年生。僕は男だけど皆に本当に男なの?って言われちゃうくらいナヨナヨしてる…。

そんな僕の前に現れた…。


「おい!お前!」

「僕のこ…」


            チュッ

「うちと付き合え。」

「は、はひ…。」


こんな僕の前に現れたのが、鬼道飛鳥ちゃん。高校二年生。


「悠!!お前、あの…。あの、鬼と付き合うとになったのか!?」

「鬼?僕、鬼とは付き合わないよ?」

「ちげーよ!あの、鬼道だろ!?泣く子も黙る鬼道だろ!!」

「へぇ~。そうなんだ。俺知らなかったわ~。悠ちんが鬼道とねぇ~。意外だわ~。」

「うん!!僕、鬼道さんと付き合ってるよー!!」


ニコニコ


「おい、颯馬…。」

「いきなりなんだよ!!涼ー。」

「悠ちんさ、脅されて付き合ってる訳じゃないよね~?」

「悠に限ってそれはねぇーだろ!!多分な…。」

「だ~よね~。まぁ、今の所何もないし大丈夫かね。」


「二人ともどうしたの??」

「なんでもないよ~。」

「お、おう!!!!な、なんでもねぇーぜ!!」


この二人は僕の友達。

いつも元気いっぱいなのが、亘颯馬君。

いつもだるそうにしているのが、高橋涼君。


「おい、日向いるか?」

「ひっ!!」

「ん?どーした?」

「そ、そこに!!」

「おー。ありがとな。」

「こ、殺されると思った…。」


「おい、日向。」

「あっ、飛鳥ちゃん。どうしたのー?」

「っ!!気安く飛鳥ちゃんとか呼ぶなよ。」

「ご、ごめんね。鬼道さん…。」


ショボン…。


「……………。飛鳥ちゃんって呼んで良いぞ…。」

「本当!飛鳥ちゃん!」

「お、おう…。あ、あのよー。今日、一緒に昼飯たべねぇーか?」

「うん!いいよー!あっ、颯馬君と涼君も一緒だけどいい??」


『えっ?俺たちも一緒に食べるの?』


「涼!!俺怖いよ!!」

「俺も~。鬼ちゃんと食べるとかドキドキだわ~。」


「おー。いいぜ、一緒に食べようか。」

「うん!あっ、二人呼んでくるねー!!」


「OKしちゃったよ!!びっくりだよ!!」

「二人で食べたいの…。とか良うと思ったけどキャラ的に違うもんな~。まぁ、腹くくろうぜ~。」



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