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咎人の詩  作者: 81MONSTER(日本を代表する怪物)ポンコツ犬のタナトス
第八話【武芸】

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「又、お前か……」


 羅刹は溜め息混じりに、男を見た。


 時刻は深夜二時。場所は公園。昼間とは打って変わって、煩雑が無い。電球の切れ掛かった街灯が、胡乱な明かりを照らしている。闇夜には調度、良い。


 昨夜の男は、刀を携えていた。


 静かな殺気を(たた)えている。


「俺は、お前と戦う気は無い!」


 無言の男。


 只、此方を見据えている。


「羅刹、魔徒の気配よ」


此奴(こいつ)か?」


 男を見るが、そんな(きざ)しは無かった。


「彼は只の人間。昨日も言ったでしょ?」


「だろうな。じゃあ、魔徒は何処に居る?」


「彼の腰に差している在の刀。彼処(あそこ)から、邪悪な気配を感じるわ」


「なら……此奴は、魔徒に操られてるのか?」


「其れも違うわ。彼が魔徒を操っている。魔徒の意思を、凌駕しているわ。彼、強いわね」


「そんな事は、初めから解っている。実の処、俺も此奴と戦ってみたかったからな」


「殺しちゃ、駄目よ。あくまでも、相手は人間なんだから」


「解っているさ」


 羅刹は短剣を引き抜いて、男を見据えた。


「漸く、剣を抜いたな。我が名は、爪倉戎三。貴殿の名は?」


「羅刹だ。悪いが、手加減は出来んぞ!」


 羅刹は男に目掛けて、斬り掛かっていた。



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