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咎人の詩  作者: 81MONSTER(日本を代表する怪物)ポンコツ犬のタナトス
第二話【鬼子】

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「さぁ、観念して貰おうか?」


 放課後の誰も居ない教室。其の中を、史華は佇んでいる。不敵に笑いながら、羅刹を見据えている。


 史華に短剣の切尖きっさきを向け、問い詰める。


「神峰史華は、何処に居る?」


「何を馬鹿な事、謂ってるの?」


「奴の術で、上手く化けたつもりか?」


 羅刹は懐から、鈴を取り出した。


 ゆっくりと鈴を振ると、美しいが流れて来た。


 其の途端、史華の姿が輪郭を変えた。


「お前は、史華の使いの者か?」


 目の前には、比津地がいた。


「お願いします。史華様を、見逃して頂けませんか?」


 涙ながらに、比津地は懇願した。


「駄目だ」


「お願いします。私が代わりに、命を捧げます。だから、何卒!」


「此のまま放っておけば、在の女は多くの命を奪う。史華とか言う女の魂は、永遠に魔徒に縛られる」


 比津地の襟を掴み上げる羅刹。


「一生、在の女は苦しみ続けるんだぞ。其れでも、良いのか?」


 比津地を放り投げる。


 血に這いつくばり、嗚咽を漏らす比津地。


 暫くして、比津地が意を決したのか言の葉を紡ぐ。


「どうか。史華様を、お救い下さい……」


「解った。お前の覚悟、しかと貰い受けた」



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