フロアボス作戦会議
「どうもはじめまして、私は進行役を務めさせていただきます荒浜です、よろしくお願いします」
フロアボスを倒すため、俺たちは作戦会議を始めようとしたのだが、俺は少しタイムを入れる。
「済まない皆……お前ちょっとこっち来い!」
「ちょ、ちょっとや、やめ……てか先輩についにお前って言いましたか!?」
一つ言おう……俺は今怒っている!
「どうしたんですか?全く……」
「お前昨日俺を売ったよな?全責任押し付けようとしたんだよな?」
クソ浜がピタッと固まる。
「あ、あのそれは……ほらあれだよ……えっと……あの、ほら……?」
「その頬の傷を悪化させたいな……なんて?」
クソの頬には俺と同じく鈴木くんから殴られた後がしっかりついていた。
「ちょ、やめ……あ!そうだ!あれだよあれ!」
「あ!そうだって言っている時点で隠す気ないでしょ……」
全く……これだから先輩は……
「もうこれぐらいにしますから、今後はこんなことしないでくださいね?」
「は、はい……」
先輩に売られた挙句、同級生に殴られた後、先輩を問いただして嘘までつかれた対応としては少々優しすぎる気もするが、俺も鬼じゃないし許してやるか……。
まぁ、実際俺も悪かったしな。
「お待たせしてすいません……」
「本当に遅かった……」
入ってすぐ謝罪の言葉を入れたが、時すでに遅かった。
ちーちゃんはどっからどう見ても怒っていらっしゃる。しかしフグみたいで可愛い……。
「ひ、ひーくん……それはないよ……」
あれ?俺なんか言ったか?ちーちゃんの顔がタコみたいに赤くなっていく。
「影野くん、なんの用事だったんですか?」
清水さんも聞いてくる。
「本当になにもないから…」
「(また嘘つくんですか……)」
清水さんがボソッと呟くが小さすぎて聞こえなかった。
「早く始めましょう、皆さん!」
ここで北条が皆をまとめてくれる。流石イケメン頼れる男である……。
「じゃあ進めていくぞ!」
先輩が号令をかけると皆は静かになった。
「えっと……今日集まってもらったのはわかっていると思いますが、フロアボス撃退の事についてです。前に倒した人、皆さんも知っていると思いますが、日髪 小気くんが自身のスキル《勇者》によって一撃で屠った訳だが……君たちにそんな力はない。そのために皆で頑張って、力を出し合って倒してもらう」
うん。長い……。
「長い……」
ちーちゃん言っちゃったよ!
「私カンペ読んだだけなのに……」
かわいそうに先輩……いや、ざま〜みろ!
「それじゃあ、話を続けまーす。えーとー、そのー今までー」
「ちゃんと説明してください」
北条が怒る!結構本気で……。見ていて清々しいな……。
「すいませんでした!」
荒浜先輩が謝る。結構本気で……見ていて痛々しいな……。
「それじゃ、続けていきます……その、この中には協力な技を使える人がいないので、協力しましょう!っと言うことです……以上!」
「それでなぜ僕たちは今まで訓練をしてきたのですか?」
「あぁ、それね……はっきり言うけど君たちがいくら集まったところで勝てないからだよ?」
やっぱりか……確かに初めの戦闘は一切攻撃が通じなかったからな……。
「それで……いまの私たちで勝てると思いますか?」
北条にかわって清水さんが聞いていく。
「それは分からない……だから調べようと思う……」
「調べるってどうやっって?」
「スキルさ……影野くんにとちーちゃんには話したと思うが、ステータスは一つ一つレベルがある」
「レベル?レベルってあのレベルですか?」
「そうですけど……少し違います……えっと……」
先輩……何ですかその目は……。
もしかして先輩……今まですべての説明を鈴木くんがやっていたんだろう……。
「えっと、ここからは俺が話します」
まったく、鈴木くんがどんな辛い目にあっていたのかと思うと同情しかできない……。このアホの相手しているだけでイジメられているときより辛いだろうな……。
「えっと俺もよく知らないんですけど……ステータスって確かSTRとかDEFとか色々別れていているらしい」
「ごめんなさい影野くん、そのSTR?って何?」
清水さんが質問してくる。
「ごめんなさい……えっと分かりやすく言うと筋力です」
「有難うございます」
「それじゃあ、話を戻します。自分達が知っているレベルって実はこの別々のレベルは示してないんですよ。俺とちーちゃんはその見えないステータスをこの期間中鍛えていました」
「なるほど……」
「じゃあ、ここからは私が……」
先輩が身を乗り出してくる。
「それでなんですけど、実はそのステータスのレベルを測れる子が私の部活にいるんですが……明日は身体検査をやりたいと思います!」
なるほど……そう言えば俺も存在は知っていたがまだあったことなかったな……。まぁ明日になれば会えるか……。
どういう人なんだろうな……。
次回!新キャラ登場!




