表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
基礎ダン〜基礎から学ぶダンジョン学〜  作者: 一宮 カエデ
フロアボス編
17/28

コミュ障の部活 開始

先生、先生と何回も書いていくと、にゃんこ大戦争ぶんぶん先生を思い出して笑ってしまいました。

主人公部活に入る回です。

学校が終わって皆で某ハンバーガーショップなどを食べに行く時間……まぁ、コミュ障ぼっちには関係ないんだが……要するに放課後……


「よし、来たなお前ら」


神代先生が大きな声で叫ぶ。

俺たちは、寮の裏にあるちょっとした訓練場に来ていた。


「昨日書いて貰った物から私なりに訓練プランを組んできた」


「「「「おー」」」」


皆が驚く……

神代先生が面倒ごとをちゃんとやるなんて……。


「まず北条、お前は……ムツ○ロウになれ!」


「…………はい?」


北条は若干、いや結構戸惑いながら返事をする。


「お前のテイムのスキルは正直チートと呼ばれても良いぐらい強い……。でもお前自身その力を最大限使えてないんだよ。実際今までだってテイムは雑魚にしか効かないし、強いところはスキルのおまけであるモンスター索敵だけだろ?だったら本来のメインスキルであるテイムが使えたらどうだ?」


「た、確かに……」


「次は……玉原!」


「ひゃい!」


「見事に噛んだな……」


先生は少し笑っている。

ちーちゃんが泣きそうである。可哀想に……。


「話を戻すが……玉原……お前はそのコミュ障を直せ」


ちーちゃんは無言ながらも、口をへの字にして先生を睨めつけている。


「どうやって、直せばいいの……?」


「それは自分で考えろ」


「鬼畜……」


可哀想に……ちーちゃん。


「次は影野、お前の場合は部活にはいれ!以上だ」


「ちょっと待って、え?何の部活ですか?」


「何を言っているんだ?非戦闘スキルが行く部活なんて決まっているだろ?すでにこちらに来てもらっているしな」


ははは、この人は何をいっているのか……。


「あ、いたいた!おーい影野く~ん!」


誰だっけあの人?見に覚えが一切ないんだが……。


「なんだ、影野……コミュ障のお前が荒浜知り合いだったなんてな……以外だな……」


「ちょっと待ってください!それはどういう事ですか!?」


ヤバい……ちーちゃんともう一人泣きそうな人が増えてしまった……。


「と、とりあえず……お久しぶりです。クソは……荒浜先輩」


「き、聞き間違いですよ……」


「ふ~ん」


ヤバい凄く帰りたい……。


「最後に清水なんだが……」


「私は何をすれば良いですか?」


清水さんが少し不安そうに聞く。


「お前の場合は結界の物理的強さを鍛えてもらう」


なるほど、確かにゴブリンキングには一切足止めが効かなかったな……。


「分かりました。私は何処に行けば良いのでしょうか?」


「お前は明日から私と一緒に修行だ!」


「有難う御座います。神代先生……」


清水さんは先生にお礼を言っているが、俺は愚痴を言いたかった……。


「さて行こうか……」


クソ浜先輩が部室に行こうと急かしてくる。


「分かりました……」


そう言えば……


「なんで俺のスキルの特訓と先輩の部活が関係あるんですか?」


「あぁ、それはね……私の部活、人数が五十人位いるんだけど……私の部活って前にも言った通り非戦闘スキルの集まりな訳で皆スキルのランクが低いんだ……」


なるほどな……


「だからどうすればスキルを強くする仕方を知っているのか……」


「そうそう」


「なら結構行ってみたいな……」


あ、やべ……。これは地雷踏んだな……。ほらクソ浜先輩顔がにやけてるよ……。


「で、ですよね!?来てみたいですよね?歓迎します!歓迎しますとも!」


うわぁ、顔近いし、離れてほしい……。


「つきましたよ?」


「す、すげー」


部室はとにかく大きかった。確かに五十人位いるから、おかしくはないんだが……


「なんか大きすぎてキモいな……」


「なんでですか!?」


「荒浜さ~ん!」


どこからかクソ浜先輩を呼ぶ声が聞こえた。


「おっと、どうしたの?鈴木くん?」


「帰って来てたんですね」


「今さっきね」


「……お帰りなさい……」


「ただいま」


「あ、あの~」


これ以上見ていると殺したくなるので話に話って入る。


「荒浜さん。この方は?」


「あぁ、この子ね。今日から私の部活に入ることになったから」


「新入部員の方ですね?どうぞこちらへ……」


そう言われ奥の部屋に通された。


「こちらに名前とスキル。年や学年、クラスを書いてください」


行った先で用紙を渡された。俺はそれに従いながら色々聞くことにした。


「お前って一年生だよな?」


「あ、はい。そうですけど……」


「スキルは?」


「剣製ですね」


「本当に非戦闘スキルなんだな……」


「書き終わったぜ……」


「あ、ありがとうございます」


「それでは、ようこそ非戦ス部へ私たちは貴方を歓迎します!」


「お、おう。ありがとう……」


こんな時どうしたら正解なんだろうか……。

てかコミュ障の俺が部活で仲良くできている想像が一切できないのだが……。

大丈夫かな?スキル特訓……


俺はストレスで、お腹が急にお腹が痛くなった。







その頃ちーちゃんは…………


「とりあえずコミュ障の逆は部活……!部活に入れば私も、立派な、リア充に……。ひーくんも確か部活に入るんだよね?なら同じとこに入っちゃおう……!」


そんなこんなでちーちゃんも無事部活に入りました。


さて、長くなりそうだ……。

お付き合いください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ