寮生活、始めました!
北条くんの秘密。
「っで、この前のフロアボスの事を聞かせて貰っていいか?」
学校の放課後、俺たちは神代先生からダンジョンでのことの始まりを聞かれた。
「俺も良く解らないんですよ」
俺は笑いながら話す。
「そうかそうか!」
先生も笑いながら答える。
ーーバンッーー
先生は笑顔のまま机を叩いた。
「真剣に答えような?お前らの問題じゃないんだよ!」
神代先生の声が少しずつ上がっていく。
「はぁぁ、話を戻すがお前らがあった奴は本当にゴブリンキングなんだな?」
「そうだと思います」
北条が答える。
俺の他にここにいるのはゴブリンキングにあった日向と美聖以外の全員だ。
「ところで先生、僕たちに何か用があるんですか?」
「まぁ、それが今回読んだ件だ」
情報提供しろ!的なものか……。
「お前たちにゴブリンキングを倒して欲しい」
やっぱりな。って……
「冗談、ですよね……?」
「お前ら……何か食いたい物はあるか?」
神代先生が死地へ赴く戦士の最後の晩餐を何がいいか聞いてきた。
それはそれは今まで見たことがないぐらい優しい笑みで……。
「え?マジで?」
「マジだ」
なんで!?俺たちは確かにそこらの人より強いかもしれないが、フロアボスを倒すには俺たちはまだ実力不足だ。
「何故僕たちなんですか?」
皆が思っていた事を北条が聞いてくれる。
「それなんだが……お偉いさんがな……」
うワァ〜、本音出ちゃってるよ。
「まぁ、今はダンジョンには誰も入れないようにしているしな」
先生は一瞬嬉しそうな顔だった様な気がした。
「お前らのダンジョン学基礎強化をすることになった!」
「「「「「え?」」」」」
皆その場で石像になった。
「という訳でお前ら明日から他の生徒とは別行動な」
「じゃあ明日、ダンジョン入り口に来てくれ」
先生はそう言うと、部屋から出ていった。
「スキル強化って何?」
「神代先生のスキルだよ……神代先生のスキル、他者のスキル強化だから……」
「マジか……」
うわぁ、めっちゃ強そうだけど……実際使いどころないな……。
ーーガシャンッーー
「今なんか言ったか?」
「いえ……別に……」
後ろから神代先生の声が聞こえてすぐさま謝る。
「言い忘れたが、お前ら今日から寮暮らしな。二人部屋だからルームメイト決めとけよ!」
「はぁぁああああああ!」
え?何?どういうこと?
「私、ひーくんと一緒がいい……」
「わ、私も!」
ちーちゃんと清水さんが叫ぶ。
「いや、ダメだろ!」
「いいとしても北条ぐらいだろ」
「ぼ、僕!?」
「当たり前だろ?他に男いないしな」
「そう、だよね……」
あれ?北条がいつものテンションじゃないぞ?あ、わかった!
「俺のこと嫌いだからか……」
自分で言って虚しくなる。
「ち、違うよ!嫌いとかじゃなくて!」
「どうしたんだよ?」
他の奴も不思議そうな顔をしている。
「じ、実は僕……僕は……」
「決まった?」
神代先生がいきなり俺たちの前に出てくる。
「ひゃい!?」
北条が変な叫び声をあげる。
「神代先生、いきなり出てこないでください。先生はKYですか?」
「け、KY!?」
こうしてい、いい年した人が二人ほどなくという事件が起きてしまった……。
まぁ、一人は俺のせいなんだが……。
「着いた……」
俺たちは寮についた。学校から歩いて二時間もかかって。
「こんなに遠いなんて……」
ちーちゃんが文句を言っている。
「確かに疲れましたね……」
清水さんも疲れたようだ。
「部屋に行きましょう」
北条はあまり疲れてないみたいだ……。どんな体力してるんだよ!
「そうだな」
俺たちは自分たちの部屋に入って行った。
「なぁ、どっちが先お風呂入る?」
俺は何気なく聞いてみる。
「あ、ああぁ。」
「どっちが先はいるか聞いてんだけど?」
「あ!?あ、うん。じゃあ先入ろうかな……」
「おう、上がったら起こしてくれ。俺は少し寝とくから」
「あぁぁ」
北条は少しと戸惑いながら答える。
「んじゃ、よろしく」
そのころ女子部屋では……
「二人とも大丈夫ですかね?」
清水さんがつぶやく。
「確かに心配。特に北条さんは危険……」
「危険って?」
「だってあの人実は……だから……」
「え?」
その時、女子部屋の空気が止まった。
フロアボス回長くなりそうです。すみません。




