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基礎ダン〜基礎から学ぶダンジョン学〜  作者: 一宮 カエデ
日常編
11/28

所詮この世はお金です、まる

前回の続きです。

「もう、大丈夫かな?」


「さすがに疲れたな……」


俺たちを追っていたゴブリンは流石に巻けたようだ……。

てか、ここは本当に夢の中なのか?

一応倒したゴブリンとゴブリンが持っていた武器は拾って持って来たが……


「ちーちゃん、この世界はスキルが使えないんだよな……」


「うん、使えなかった……」


ちーちゃんの馬鹿!アホ!ちんちくりん、コミュ障!

………。


「なるほど本当に使えないんだな」


「今、とっても不快な気持ちがした……」


ばれて〜ら……。


遊びもこれぐらいにして、真剣に考えるか……。


「魔石って使えるのか?」


「わかんない」


うん、やってみよう。そうしよう。


「スキル、創造……」


イメージを固めていく。


作るものは魔石。

材料はモンスターの死体……

って……


「スキルが使えないんじゃ魔石ができねぇじゃねぇか!」


「今さら……」


ちーちゃんが呆れた顔で見てくる。


「仕方ないか……」


俺はモンスターの死体を力尽くで破る。人間でいう所の心臓の部分に魔石が埋まっているのでそこから魔石を取り出そうとした。スキルが使えないなら手動である。


内臓などが飛び出てくる。


ーーーグチャ、ドゥグチューーー


「グロい……」


それから十時間ぐらい経った頃、やっと変化があった。


あ……


「あった!」


できるかどうかわからないけど……。


「おめでとう……」


「あ、あぁ……。とりあえず試して見るか……」


「スキル、創造」


イメージを固めていく……。

作る物は剣。

材料は木や鉄。


十分後……


「出来た……」


俺たちは剣を手に入れることができた。

その剣は木の周りに鉄をコーティングをしていて、普通の剣より脆さはあるが軽い。


魔石はこの世界でも使えた。


「ひーくん、凄い!」


ちーちゃんが鼻息を荒くして俺の方を見る。犬か何かだろうか。

とりあえずちーちゃんにも魔石を渡し、スキルが使えるようになった。


「これでモンスターにも勝てるな……」


「うん」


今さっきから思っていたがコミュ障同士の会話は続かないな……。


今からも辛いことはあるだろう……。これから先も長いだろう……。しかし、俺たちの冒険は始まったばかりだ!!


ーーーーーFinーーーーー

















っておい。まだだよ。まだ終らねぇよ!


「とりあえず、この世界から出ないとな……」


この世界のことを詳しく知っている人いないかなぁ……。っとフラグを立てて見る


「折角のフラグも最後の言葉でぶち壊し……」


「ごめんなさい!」


ちーちゃんから厳しいお言葉を貰った。


歩いて見るか……。


「歩こっか」


「ある国家?」


「うん。違がうよね?冗談だよね?俺の聞き間違いだよね!?」


「早く……行こ……」


あれぇええ?おかしいな?もしかして俺遊ばれてますかね?いきなり、躊躇なく……。


「行こうか……」


俺は泣きそうになるのをどうにか留めながら、ちーちゃんと不思議な草むらを永遠と歩き出す。


しばらく、いや、結構歩いただろうか……。

俺たちは謎の家に着いてしまった。


「なんか着いたな……」


「着いたね……」


とりあえずチャイムがあるし押してみよう。


「「……………」」


二人ともチャイムを押さない……。


それは何故か……


そんなの決まってんだろ!コミュ障が知らない人の、知らない家のチャイム鳴らすとかどんな拷問だよ!


「ちーちゃん、俺達にはこれはレベルが高過ぎる……」


「そうだね……」


よし、帰るか……


「ちょっと待ってくださいよ!」


謎の家が勢い良く開く。


俺たちを止めたのは……


「クソは……、荒浜先輩……。どうしたんですか?」


「あれ?どうしてお二人とも驚かないんですか?」


まぁ、そりゃ。


ちーちゃんのスキルだな。


実際魔石を手に入れて、ちーちゃんに渡った時点で直ぐにわかった。ちーちゃんがスキルを使った時、誰のか解らない感情が流れてきたそうだ。その感情を追って歩いてきたら此処についた。と言うことだ。


「そんな事どうでも良い。俺たちをもとの世界に返せ!」


「じゃあ、魔石ちょうだい」


「嫌だね。大体なんでそんなに魔石にこだわる?」


「それは……皆のためだよ」


「魔石を使ってスキル強化ってか?」


「そう!……私の部活、存続の危機何ですよね……」


「そんなの知らん!」


俺はキッパリ断る。


「1万円あげますから……」


「お金!?汚ねぇ!」


いや、しないけど!?


「だ、ダメですか……。なら……」


と言うと荒浜先輩は両手をパーにして俺に向けてきた。


「魔石は豆粒レベルで良いか?」


「ひーくん、汚い」


しょうがないだろ!だって十万だぜ?


アイス奢ってやるからさ……


「うん……」


ちーちゃんが頷く。お前も相当汚いよ。


「じゃあ、俺たちを現実に返してくれ」


「あ、言ってなかったけど私のスキル夢落は時間で解けるから後、二時間位で解けると思うよ」


「今までの全部無駄だった?」


「うん……」


なぜかちーちゃんが頷く。


「ウガガァァァァアアアアアア!」


俺はゴブリンの様な雄叫びを上げたのだった。


いやぁ、汚い……。

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