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おじさんは少しおかしい人である

「 元康くん、久しぶり」と、久しぶりに会った貴司おじさんはこの前会った時と変わらずふざけた格好で居た。

「お久しぶりです、貴司おじさん。相変わらずですね」と、返し2人で家の中へ入る。




「今回はいつまで家にいるんですか?」と、聞く。

「そーだねー、君の夏休み中はお邪魔になろうかな?」

「結構長いですね」今は七月の二十五日だから、夏休みが終わるのが八月の二十八日、夏休みは明日からだからまあ、だいたい一ヶ月か。

「久しぶりに晴信くんや光ちゃんに会おうかな」

「そうですね、多分喜びますよ」

貴司おじさんは、昔からよく俺達と遊んでくれていて、二人とも仲が良いのだ。


貴司おじさんと話していると母さんも帰ってきてその日は家族全員で貴司おじさんを歓迎した。












次の日、貴司おじさんと俺は晴信と光に会いに行き貴司おじさんと遊んだ、もう、昔とは違い川原で遊んだりはしなかったが2人も楽しんでくれてよかった。

そして、貴司おじさんがまた来週にでも遊ぼうといい何やら計画を建てているようだった。


「元康、今週末貴司さん何を企んでいるんだ?」と、晴信が気になったのか学校で聞いてきた。

「さあな?でもなんか様子見た時上杉市内の神社の場所が書かれたパンフレットを見てたな」

「神社か…」

「どうせまた、ロクでも無いこと考えてるんだろ?気にするなって」

「そうか…そうだな」


と、まあ貴司おじさんが何を企んでいるのか分からないまま日曜日を迎えた。


「いやー本っ当に済まない。急遽呼び出しを受けちゃってそっちに顔出さないといけなくて一緒に楽しむつもりだったのに本当に済まない。」

朝一番に貴司おじさんから今日の所はみんなで回ってくれと言われ一冊の冊子を渡された。


正直な話勝手すぎるだろと言わざるおえない。

しかし、昔からこう言うことは多かった。

だからそこまで気にかけてはいなかった。


「わかったよおじさん。その変わりこれで貸一つね」

「むっ…はぁわかったよ…じゃあ、取り敢えず頼んだよ」

「了解」


世の中そう甘くないのだ。

え?企画してもらっただろって?それには感謝してるさもちろん。でも、これはこれ、それはそれ。



とまぁ、そんな感じで二人との集合場所に時間通りに向かい、事情を説明した。



その時に、光は、「元ちゃん…その貸し私に使わせてくれない?」と、何やら企んでいるような悪い笑みをこぼしていた。




どんまい……おじさん。光は何を言うのか分からないけど、逞しく生きてください………



「…元康、それでおじさんは何をしろっていったんだ?」と、晴信は光については触れないのか聞いてきた。



「んーと、確か冊子に書いてあるからそれに従えとか言ってたな」

「そうか…それでその冊子はどこだ?」



晴信が冊子を早く見せろと言った感じで手を伸ばすので、カバンから取り出し手渡す。



「ふむ…………なるほど」

「どうしたんだ?なんて書いてあった?」

「あぁ、大したことではないが、一言で言うなら面白そうだ」と、晴信がとても楽しそうなので俺も冊子を見る。光は…………しばらくほおっておく。

下手にちょっかいをだすと巻き込まれかねないのを俺達は知っている。




ふむふむなになに…………って、はあああああっ?

あの人は、馬鹿なのか?いや、馬鹿だ!普通のやつなら考えないことを考えやがった。





「どうだ、元康面白そう・・・・ではあるだろ」


「本当にあの人は、何を考えてるだよーーーーーー!」



「ふえ?」と光は間の抜けた声をあげ首をかしげた。




ここまでお読み頂きありがとうございます。

次回は、貴司おじさんが企んだ企画とは?そして光の企みとは?その魔の手(笑)から貴司おじさんは、逃げられるのだろうか?という後半はまあ冗談ですが、元康達が貴司おじさんの企みに従って物語を進めていきます。どうぞお楽しみに。

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