不可視太刀
ここ直して欲しい、や。
変じゃない?と思ったらコメントよろしくお願いします。
さてと、帝級技の試し打ちだ!
そこそこ太い木に向かって
「不可視太刀!!」
すると、自分の体から一部体が増えたような感覚になる。
そして、見えないが確実にあるそれを木に向かって当てる。
すると、豆腐でも切るかのようにスッと抜けていく。
あれ?切れてないな。
ちょっと木の近くにまで行ってみよう。
俺が確かに切ったであろう場所を見ると、確実に切れ目が入っていた。
なぜ切れない?
そう思っていたときに、木が少しずつスライドを始めた。
そして、その木は轟音をたてて倒れた。
強いな。
固有スキルだから強いのか、帝級だから強いのかはわからんが。
まぁテストしてみよう。
俺は細かいものを切るテストに移った。
スーッと刃が通って、小さな小枝を綺麗に真っ二つにできた。
柔らかいものさっき狩った一突の肉を切る。
うん、切れる切れる、料理にも使えそうだ。
硬いものは切れるのか?
一突の牙、ダイヤのように硬く、脆くないと呼ばれるこの牙を切れるのか?
切れれば斧・・・まぁ俺はいらないが、白道にあげることができるだろう。
さて、切ってみよう。
サクッと切れたね。
細かい装飾も施すことができる。
これは便利だ。
保身のために、防具を作ろう。
材料は簡単、牙と皮、伸縮する部分は皮で作って、しない部分は牙で作る。
完成。
牙鎧初号機完成だ!
さて、この防御性能を試すことはないようにはしよう。
そして、テストに戻ろうか。
どこまで伸びるか、ガードはできるか、いろいろやってみたが、弱点が全くない。
早い相手でも、遅く硬い相手でも勝てる。
まぁでも、身体能力がまだ今ひとつだから技に振り回されないようにしよう。
俺は、牙で、道具一式を作って、自分用の金槌も作った。
さて、帰るか。
家に帰ってみると、家は既に二階建てになっていた。
すると、白道が屋根から飛び降りてきて、ドヤ顔でこういった。
「家、広くしときましたよ」
うん、それは立派な豪邸だよ。
もう働かなくてもいいんじゃないかな。
いや、でも田舎暮らしだから魔獣が襲って来る可能性もある。
堀とかも作らないとな。
俺は、白道にすごーいとか言って褒めてから、堀を作ることにした。
まず、石垣を作ります、と言いたいところだが、小高い場所に立っていて、結構断崖絶壁だからいいだろう。
次に、堀を作ります。
不可視太刀を広く伸ばして一気に掘る、こういった使い方もできる、発想次第ではなんでもできるのだ。
そして、掘った土を周りにおいて完成。
これで飛べないここら辺の魔獣は迷い込まないだろう。
飛べる奴は危険だが、白道が作ったガーゴイルなる魔獣が追い払うらしいので安心だろう。
さて、今日はフカフカのベットで就寝だ、と行く前にご飯を食べよう。
白道が俺が堀を掘っている間に作っておいてくれたのだ。
白道が作ったであろう木の椅子に座ってご飯を食べる。
今日のメニューは一突の丸焼きだ。
しかし、俺は離乳食しか食べれないので、柔らかい魚を食べた。
白道に食べさせてもらいながらもしゃもしゃと食べる。
だって赤ん坊だもの。
生後3日だもの。
なんで離乳食が食えるかって?そりゃぁ鬼だもの。
しかし、硬いものは食べられないし、手もうまくはうごかせない。
まぁ、俺は不可視太刀があるが、これで食べようと思ったら、二本発生させたり、細かい形状変化は、赤ん坊の俺にはできないから食べさせてもらっているのだ。
決して甘えたいからとか言う理由じゃないんだからね!!