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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
4章 神格境界(しんかくきょうかい)

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神格境界(しんかくきょうかい)①


ー 神格境界しんかくきょうかい① ー


海王星外縁。


タカヤと別れた神帝ダヴィンチは、静かに転移した。


その瞳には迷いがなかった。


神への覚醒条件は二つ。


一、神々に認められること。

一、神を一柱殺し、超克すること。


どちらかで良い。


だがダヴィンチは笑う。


「承認など、旧世代の儀式だ。」


彼は選んだ。


神殺し。


若き三柱


今回の集いには、主神に随伴する若い神々も来ていた。


まだ名も広く知られていない三柱。


未来を担うはずの存在。


神殿外縁の回廊。


そこで起きたのは、一瞬だった。


演算陣展開 重力圧縮 概念切断。


悲鳴すら上がらない。


三柱の神格核が、静かに砕かれた。


ダヴィンチは倒れた神を見下ろす。


「すまないね。君たちは素材だ。」


神の亡骸を浮遊させ、彼は歩き出す。


円卓会議、最中。


ゼウスが発言している最中だった。


突如、天井が歪む。


空間が裂ける。


そこから現れたのは――


神帝ダヴィンチ。


背後に、三柱の神の死体。


挿絵(By みてみん)


円卓が凍りつく。


天照の光が強まる。


「神帝ダヴィンチ?」


ダヴィンチは静かに言う。


「皆様、ご報告に参りました。」


死体を円卓中央へ落とす。


重い音。


「覚醒の条件を満たしました。」


神々の気配が一斉に荒れる。


ポセイドンが立ち上がる。

ミカエルが剣を抜く。


「貴様……何をした?」


ダヴィンチは微笑む。


「我はこれより神となります…」


三柱の神格核が吸い上げられる。


光ではない。


数式。


幾何学。


無限演算。


ダヴィンチの背後に巨大な神格陣が展開。


神帝の枠を超えた波動が空間を圧迫する。


「神を殺し、超えた。よって私は神である。」


その瞬間。


ダヴィンチの神格が跳ね上がる。


円卓の結界が軋む。


若き神々が膝をつく。


天照の表情が変わる。


「なんて事を…」


同時刻、月の裏側…


月面建造ドック。


ノア型宇宙母艦"ユニコーン"


完成間近だった。


だが内部制御系統が反転。


ダヴィンチ派工作員が蜂起。


艦橋が制圧される。


「ユニコーン、掌握完了。」


巨大な白き母艦が、静かに月を離脱する。


太陽系各地…


火星拠点、小惑星帯、木星圏


ダヴィンチ派の軍人、技術者、思想家たちが一斉に動き海王星へ集結。


宙域に新たな旗が掲げられる。


それは宇宙連合でもない。宙帝でもない。


「旧神による均衡支配は終わる。」


覚醒したダヴィンチが宣言する。


「人と神の再設計を行う。」


宇宙が揺れる。


外縁で異変を察知したタカヤ達が顔を上げる。


「……遅かったか。」


神々の集いは崩壊。


そして生まれた。


第三勢力 "神格再編機関"


(続)


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公開情報


・神格再編機関

 ダヴィンチ派の組織 銀河系第三勢力


・ノア型宇宙空母"ユニコーン"

 ノアと姉妹艦 4番艦

 月ドックで建造中に神格再編機関によって拿捕


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