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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
3章 銀河動乱

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氷都潜航


ー 氷都潜航 ー


「ひとつ仕事を頼みたい…」


統合司令キドウ・ヒメナは地下ドックへ無線をいれた。


返ってきたのは「了解」の二文字だけだった。


氷塊帯外縁。


小型高速艇が光を引き裂く。


ノア所属―非公式輸送艇"スレイプニル"


武装は最小限。だが加速は異常。


操縦席で笑う男。


「セドナまで一直線だ。振り落とされるなよ」


挿絵(By みてみん)


ノアの“運び屋”。艦長のリク、航宙士のラン、戦闘員のミミの3人で運用している。


彼等は何でも運ぶ、人でも物でも情報でも…


正規部隊ではないがノア司令部、諜報部は彼等を信用している。


後部貨物区画。


静かに座る三名。


ノア諜報部隊。


黒い簡易装甲。


通信遮断マスク。


「目標、惑星セドナ地下都市」


隊長ハットリ・ギンを中心とする5名程のメンバー


彼等は色んな諜報組織の出身者だ…


「任務は三つ」

1.帝神ヴァルケイン艦隊の再編状況把握

2.補助艦増強計画の詳細取得

3.可能であれば演算中枢への侵入経路確保


「交戦は禁止。発覚は死」


全員、無言で頷く。


突入


セドナ軌道圏。


巨大軍港が見える。


氷の世界に浮かぶ人工リング。


巡回艦が多数。


「正面突破は無理だな」


リクがニヤリとする。


「だから裏から行く」


艇が氷塊帯へ突入。


セドナ近傍の天然小惑星群。


その一つへ接近。


爆音。


ミサイル発射。


小惑星表層を破壊。


粉塵と氷片がセンサーを撹乱。


その隙に。


艇は氷層の亀裂へ滑り込む。


「地下熱排気ダクトに接続成功」


セドナ地下都市へ直結する、保守用搬入口。


「5分で到達だ」


諜報隊長が立つ。


「ここからは徒歩だ…」


地下都市侵入


ドーム内部は光の大都市、高層塔が並び空中回廊が目立つ。


軍と市民が混在。


整然とした秩序。


「思ったより栄えてる…が一般市民は恐怖で支配されるか…」


若い隊員が呟く。


隊長は即座に返答


「だな…」


彼らは整備員に偽装。


偽IDはノアが事前解析で生成したもの。


今のところ反応なし。


不穏


指揮塔方面。


巨大な軍事区画。


その中心にあるのが、宙帝艦隊演算中枢。


ヴァルケインの戦術脳を補助する中核施設である。


隊長が低く言う。


「目標はあれだ…」


だが。


その瞬間、都市上空を巨大影が横切る。


"アビス・レガリア"


修復を終えつつある旗艦。


隊員の一人が息を呑む。


「修復早めですね…」


隊長の目が鋭くなる。


「だな、あそこに帝神もいるはずだ…」


通信が微かに乱れる。


「……監視網、思ったより密だ」


若い隊員。


隊長が判断する。


「ルート変更。商業区を経由する」


市民の流れに紛れ、移動。


だが。


遠くで軍警部隊が展開し始める。


「偶然か?」


それともヴァルケインは、すでに何かを感じているのか。


その頃。


指揮塔最上階。


ヴァルケインは都市を見下ろしていた。


副官が報告する。


「微弱な通信揺らぎを検知。原因不明」


帝神は目を細める。


「解析しろ…」


わずかな違和感。


それが彼の直感を刺激する。


「秩序に、ノイズがある」


セドナは完璧でなければならない。


だが今何かが入り込んだ。


諜報部隊はまだ気づいていない。


帝神の視線が。


この都市に向き始めていることを。


(続)


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公開情報


・ノアの“運び屋”

 艦長 リク 30歳 男性

 航宙士 ラン 27歳 女性

 戦闘員 ミミ 22歳 女性

 非公式輸送艇"スレイプニル"運用


・諜報部隊

 ハットリ・ギン 35歳 男性

 部隊長 ギフト"?"

 諜報部隊は5名

 


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