訪問者
ー 訪問者 ー
補給ウィークも終わり宇宙空母ノアは出航の準備に追われていた…
「地中海東方より高エネルギー反応 …
何者かが接近中!」
主任レーダー手の報告と同タイミングでサイレンがなり始める。
「中央モニターに映します!」
対象が画面に映る。
「海が…割れている…」
「誰かが歩いている?」
艦橋は大混乱だ…
「師匠…」
タカヤがモニターをみてそう言う。
「タカヤ様…師匠とは?」
管制官が問う。
「あの方達は神だ…
左が神"モーゼ"元は人間で神に覚醒された。
右が神"ポセイドン"オリュンポス十二神の一柱だ…
ポセイドン様は私たち十二神帝が十二神官だった頃にに戦い方を指南してくださった…」
タカヤは管制官達に説明する。
「あれが神か…ものが違う…」
管制官の中には腰を抜かす者もいた
ー 滑走路右舷前部 ー
珍しく神帝が4人揃っていた。
その後ろには大神官が5人…
"ノア"の最高戦力達が大集合だ…
「どうする?行く?」
モックが言う。
「行く以外の選択肢、無いんだけどね…」
メインが続ける
タカヤは深呼吸をした。
「さぁ、行こうか…
ウォンはここでお留守番で…」
「了解致しました。」
ウォンは不安そうな顔で返事をする。
アイズがギフト"-273"を発動し空気を凍らせ
モーゼによって割られた海底まで氷の階段を形成する。
「さぁ、行こうか…」
アイズは一足先に氷の階段を降りて行く。
「この階段滑るんだよね…」
タカヤ達はゆっくりとアイズの後に続く。
ー 海底 ー
最初に口を開いたのはポセイドンだった。
「久しいな」
低く、だが懐かしむような声。
神帝、大神官は同時に片膝をつく。
その所作は揃っている。
それだけで、どれほど鍛えられてきたかがわかる。
ポセイドンは微かに笑う。
「まだその礼を忘れてはいないか。安心した」
タカヤが顔を上げる。
「なぜ、海を割ってまで姿を現したのですか?」
問いに、ポセイドンは三叉槍を海底へ突き立てた。
鈍い衝撃が走り、遠方の海流が大きく渦を巻く。
「パンドラより、お前達が帰って来たと聞いてな、
会いに来たのだ。」
「我々にですか」
「そうだ、もうすぐ出航するのだろう?
その前にな…」
鋭い蒼の瞳が四人を見渡す。
「お前たちは力を得た。
艦を率い、人を守り、戦を知った。
だが、それだけでは“神帝”とは呼ばぬ」
空気が張り詰める。
かつて、修練で幾度も聞いた声。
逃げ場のない評価。
「力とは何だ」
ポセイドンが問う。
4人は答えない。
即答は許されないと知っているからだ。
やがてモックが言う。
「守るための刃」
アイズが続ける。
「選ぶための責任」
メイン。
「己を律する重さ」
最後にタカヤが静かに言った。
「失う覚悟」
沈黙。
やがて、ポセイドンは目を細める。
海流が穏やかになる。
「悪くない」
その一言で、四人の緊張がわずかに解けた。
「だが覚えておけ」
ポセイドンの声が響く。
「神帝とは“上に立つ者”ではない。
最も深く沈み、最も重いものを背負う者だ」
三叉槍が輝きを増す。
「近く、大きなうねりが来る。太陽系を揺らす戦の波だ」
4人の瞳が鋭くなる。
「その時、迷うな。
私の弟子ならば」
静かな圧力が消える。
「後ろにいるのは大神官だな。」
モーゼが言う。
「はい!」
「神帝達は優秀だ…
それに習いなさい…彼らはオリュンポス十二神の弟子達だ、間違いない。」
ポセイドンが続ける。
「誇れ、神帝!お前たちは、我らの弟子だ」と
神帝達は恥ずかしそうに笑う
(続)
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公開情報
・ポセイドン 神 年齢不詳 男性 from地球
オリュンポス十二神
・モーゼ 神 年齢不詳 男性 from地球
今回は師匠でもある神ポセイドンとの再会
オリュンポス十二神なのであと11人います…
これからどう出していこうか…
楽しみです。
次回はついにノア出航…
次回もよろしくお願い致します!




