故郷
【故郷】
生きついで、生きついで、
語り継いで、語り継いで、
旅に出でて、物を知って、
それでも帰る場所は、故郷。
そうしてまた、
生きついで、生きついで、
語り継いで、語り継いで、囁く、
寝息奏でる小さな命こそ宝。
千代に八千代に
君が見る夢の中に、故郷が芽生えますように。
解説
Xに投稿した詩です。というかポエムですかね。
沖縄の言葉で『命こそ宝』というものがあります。あの土地柄や歴史を考えると、とても重たく尊い言葉です。
こんな世の中です。いつまで平和でいられるかは、分からないけど。親の話をスルーして、すやすや眠る子どもの寝息を妨げることはしたくないな=平穏無事が続きますように。という気持ちを込めました。
また、『君』の解釈は、人それぞれにあると思いますが、これも国歌『君が代』のリスペクトがあります。だからといって、君主のことを意味するか。それはこの詩を読んでもらえばわかってもらえると思います。
子どもが大事にされて、親となり、生きついで、語り継いで、旅に出でて、物を知って、故郷に帰り、生きついで……その繰り返し。
すやすや眠る子どもの夢の中に、帰られる……帰るべき故郷が映りますように。そしてそれは『この世の楽園』であってほしい。
そういう気持ちの詩です。
Xでこのまま流れていくのは勿体ないから、X上のポストのまま投稿して残しておきます。




