拝啓お姉様お風呂にまともに入らせて
下ネタがあります気おつけてね!
病院での診察が終わり車に乗り込み、車を発進させて家に帰り始める。
「うーん姉貴、DNAキットって一万円くらいするんだけど買ってくれない?」
「えーさっきも診察代払ったからもうお姉ちゃんお金減ってるよー」
「お願い!お姉ちゃん!」
そうやって可愛い仕草をすると一瞬ちらっと楓は天馬見て…いや一瞬じゃなくて結構見て。
「あの?姉貴?流石に前みて」
「え?だって天馬の顔に可愛いがついてるからしょうがないじゃん」
「マジで前見て姉貴!」
そうやって焦っているとそれを楽しむ様にニコニコと天馬を見ている。
「あ、そうだ天馬今度の土日美桜も呼んで好きなものかってやるから準備しておいて」
そう言ってやっと前をしっかり見て運転し始める。
「あ、姉貴多分俺次の土日は予定あるかも。」
「え?天馬が?珍しいまさか!彼女?」
「いや彼女じゃないけどさ…」
そんな会話があって一瞬驚いた顔を浮かべた楓だったが完璧に前を向いて運転し始める。
「ふーんてか今だと彼氏連れてくるのか……」
「うん多分そうなのかなー」
「………彼氏ができたらしっかりお姉ちゃんがボコボコにするから教えてね!」
そんなアホな会話をしながらも車が揺れる。
そろそろ1時程経ってきただろうか。
「天馬お腹空いたか?なんか食べに行くか?」
「あ、うんなんか食べたーい」
そう天馬が返すと楓はウィンカーをそこら辺の飲食店のある方向に出し曲がる。
店に入ればまだ少し昼時の名残があるのか結構人は居る。
「天馬、何食べる?」
「じゃあこのハンバーグで」
そうやって指をさすと注文用のパレネルを楓がピピとボタンを押し触って注文し始める。
「うーん姉貴、生理ってどんくらい痛いの?」
少し訪れた沈黙を破るようにそんな発言を天馬がし始める。
「もう天馬お姉ちゃん以外にそんな事と聞いちゃだめだからね!」
「いや、姉貴これは結構真面目な話」
そんなアホな会話が対面に座った楓と繰り広げられる。
「いや勿論痛いけど私は結構軽い方だし、て言うか昔喧嘩した時に刃渡り7cmくらいのナイフで刺されたほうが痛かった」
「文字通り生理現象とそれを比べるのは流石に違くない?てか7cm?!銃刀法違反じゃん元々何用途でのナイフなんだ!」
なんてどうでもいい変な会話をしていると料理が運ばれてくる。
「まあそんなどうでもいい話は置いておいて!姉貴!美味そうだよ!食おうぜ!」
「おうよ!」
運ばれてきた料理は自身たちの前に置かれ、それに対し手を合わせ"いただきます"と同時に言う。
「うめ~」
「うんうん美味しいね」
そうやって出された料理をバクバク食べる天馬をニコニコと自身の分を少しずつだべながら天馬を眺める楓。
「どうしたの姉貴?お腹空いてないの?」
「いやそうじゃないんだけどさ、天馬が可愛いなって」
そんな事を言いながら可愛い小動物を見る目でずっと天馬を眺める。
そんな事をしながらご飯を食べ終わり会計へ向かうここでもさらっとお金を全額だした楓はやはり都合の良い姉であるといえよう。
少しの間、車に揺られ家に着く時刻はもう3時半程家には美桜は恐らくあと3〜40分で帰ってくるだろう。
「あ、姉貴そう言えば俺昨日風呂入ってないから風呂入ってくる」
そう言って自室に戻り服を取りバスタオルも取りお風呂に入る。
まだ少し自身の体に慣れていないが最初よりは落ち着いて入っていられる気が…したがそれは気の所為に終わる。
ガチャリっと扉が開いた音がする。
そして裸の楓が風呂場に入ってくる。
「あ、姉貴?!なんで?俺鍵閉めたのに!」
「さあ?何でだろうねー」
「出ていけ!」
そうやって追い出そうとするが全く追い出されない楓。
「もう天馬?風呂場で暴れちゃだめでしょ?」
追い出そうと奮闘していたが逆に後ろに回られ捕まえられる。
そうこの姉強いのだ、昔のここらの地域の反社含めた半グレ集団辺りをボコボコにして番を張ってたと言うアニメの住人見たいな経歴があるチート姉なのだ。
「もう天馬落ち着いて、そうだお姉ちゃんが髪洗ってあげるよほらほら」
そうやって後ろから抱きついてそのまま髪をシャンプーでゴシゴシと洗い始める。
「ちょ…姉貴!離せよ!」
抵抗しようとするが全くもって抜け出せる気配が無い。
「もー暴れないでよほらほら体も洗ってやろう…ヘヘヘ…」
そうくると抱きついたままイヤらしい手つきで体のすみからすみまで手でベタベタ触り洗い始める。
「ちょま…マジで…」
「えへへへ…えへ…天馬可愛い…」
「てか何か姉貴酒臭!何でだよ帰ってきて俺が風呂に入るまでの時間30分も無かったぞ?!」
抜け出せない!だがしかし不本意だが体が洗われたのでタイミングを見て急いでお風呂から出る。
そうして服を着てリビングに行くと美桜がいて。
「あれ?お兄ちゃん?さっきお姉ちゃんがお風呂入ってたけど何でお兄ちゃんが出てくるの?」
そう言われ時が少し止まるのであった
沖縄県民シャワーしかしないから一般的なお風呂が分からん