帰り道
今日はちょっと解説とか多めかも
「うーん」
背伸びして、疲れを緩和する。
学校の過程が終わった。
激動の学校だった。
正直久しぶりでこれは普通にトラウマになるレベルである。
(疲れた…すげー疲れた)
ここで少し考える。
"今の俺は転校生である。そう転校生、別に人と話すの苦手な感じも出してないし、なんか遊びに誘われてもおかしくない、いまここで誘われたら…体力が持たない!"
っと考えた。
「す〜みれ!どっか遊びにい〜こ」
突然耳元で囁かれる。
夢那である。
「ちゃんと設定今持って読んでくれる分にはいいんだけどさ〜…」
「だろ?」
ため息を1つつく。
ここで1つ考える
"俺夢那と絡んでるうちは多少なりとも避けられるのでは?え?これえ?もうおわり?順風満帆おわり?
そうだ…俺はそう!モテたいんだ!モテて!順風満帆して終わりだ、高校生だぞ?青春したい。"
色々決心して。
考えて。
そして…
「……なんかもういいや、適当に遊びに行こう」
「うっし!裕二は?」
「知らん…見てない内に帰ったんじゃない?」
そんな会話をする。
そうしてもう一息ため息を大きくつく。
「なに?疲れてるの?」
「うん…誰かのせいで」
夢那に皮肉は通じない。
因みにこいつは頭が悪い。
絶望的に、でも勉強はできる、何故か。
このおかしい頭のやつは言語が苦手で難しいジョークは伝わらない、皮肉は分からん、四字熟語を会話に混ぜると会話が止まる。
等となる。
まあ平たく言えば!構うだけ無駄!!!無駄!!!頭を介さず適当に遊んでやるのが最適解!!
ある意味で言えば一番子供っぽいのかもしれない。
少し今現在夢那が恐れられている原因を少し話そう。
だいぶ前だ、確か小4だのの時だった、夢那、裕二、天馬は親も仲が良く、小学校から同じで…とまあ俗に言う幼馴染と言う奴だ。
そんな仲なら勿論天馬の家に集まったりする事はあるもので…そうすれば勿論天馬の家に居る明木家の家族とも面識があるもんで。
そんな状況。
夢那は憧れてしまったのである。
当時…グレてた楓と言うアホに。
当時楓は喧嘩喧嘩…夜遊び、喫煙…3、4回警察の厄介になったりと…すごい事をしていた。
そんな楓にあろうことか憧れ、小学生ながら、ヤンキー?ってのを演じてたのである。
楓はまあ今やっと二十歳を超えて凄く落ち着いてきたが、今夢那は絶頂なのである、流石に高校生、そもそもとして。
天馬と裕二は一緒にここら辺だと高いレベルの高校に受けた、それについてくるように入学を決めたのが夢那だ。
周りから無理と言われ続けでも勉強して何故か受かってしまった夢那は、入学してから調子に乗ってしまったのである。
部活に入って問題を起こし1年の一学期時点で顧問に退部にさせられて。
先生に反抗、イキってた先輩を殴り…諸々やってるのだ。
普通ワル達はワル達でグループを組む、どんなワルでも2、3人でつるむ。
だが夢那はそう言うツルもうとする関わりを全部殴って失い、今やまともに話すのは天馬と裕二、あとほんの2名ちょっと。
言ってしまえば現在色々な人から恨みと畏怖の念を買う存在なのだ。
さて!話を戻そう。
今現在天馬の隣で歩く少女は誰でしょう〜か?
はい!正解は畏怖と恐怖を買う甘苗夢那さんです。
「あは…あは…なんで俺比較的新生活なのにイツメンで遊んでるんだろう」
「??どうした?」
またしても大きいため息をつく天馬にそんな心配を夢那はかける。
「なあ、天馬よ…私はな天馬が男だったとゆうややこしい事実を隠したいのは分かるんだよ、だからさ女の子と言うものを学びに行かないか?」
「うん?要するに」
ここで夢那は一息あける。
「少し古いけどタピオカ飲みに行かないか?」
キラキラした目でそんな事を言う夢那。
「お前がミルクティーとか飲みたいだけじゃないの?」
「ふふ、そうだよ」
無駄に正直な夢那に疲れじゃなく呆れのため息が出る。
こういうのみてると結構わがままを言う自分と夢那と似た系列の楓の相手をする美桜って大変なんだな〜と感じたりする。
「ここらへんで美味しいところがあるんだよ」
そんなふうに話す夢那を見て1つ思ったことがある。
「夢那はさ、もっと素行を良く…てか俺らに対する態度で全員と話せば友達いっぱいできるんじゃない?」
っと本気で疑問を飛ばす。
「そう?別にそんなに変わらないと思うけど?でもさ?かっこいいっしょ?」
「いや?全然」
そんな馬鹿なことを言う夢那にコンマ0秒でそんな返答を返す天馬。
そんなこんなで移動してると夢那目的のお店に着く。
適当に注文をして、待つ。
「天馬そう言えばだけどさなんか今の体になって変わるの?」
「そりゃあ不便だよ身長減ったし、筋力減ったし」
それを聞いて"ふーん"と返す夢那。
そんなこんなで待ってると注文のしながらカウンターに出され、会計する。
「夢那〜俺が払っとこうか?」
「え?マジ?いいの?」
「うん、この前奢ってもらったし」
そんな会話をすると夢那は嬉しそうに天馬を見ている。
財布を開いて、見る、会計は1000いくらか…財布の中には楓からもらった小遣いがいくらか。
もったいない気もするが仕方がない払う。
買った商品を飲みながら帰路につく。
その途中一口飲んでみる
「うん!これ美味いな!」
「でしょ?」
(まさかこんなに美味いとは…案外夢那ってセンスいいんだな…)
そんな事を感じて。
飲み物のうまさで疲れたが飛ぶ天馬であった。




