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学校2 めんどい時には人に押し付ける

日名内との一件もすぎ。

授業も終わった。


正直流石に休みすぎて、ついていけないところもあったが。

美桜の助言で2日ほど前から微妙に教科書読んだりネットで調べたりした事が制してギリついていけている。


そう問題はここからである。

突然であった均衡を破りしは陽キャ女子と言うやつである。

ただ一人来ただけだがそこから、その辺の派閥の人たちが流れるように置き寄せいま現在天馬の机の周りには沢山の人が陣取っている。

それはもう沢山の人から同時に話しかけられた。

天馬は会話に頭を使うタイプである、何をどうしたらいいか一度自分の倫理感に聞きそれが相手にとって悪い影響を及ばさなさそうなら発言に起こすそういうタイプである。

それが今会話に頭が使えないレベルで追い詰められている。

さながら刺し身に蒲公英を添える仕事のように流れてくる質問に聞き流すように適当にかえす。


「え?明木ちゃんは彼氏とか居るの?」


ぶっ込んだ質問である。

今までの、何処らへんに住んでる?とかどこの学校にいたの?とかバイトしてる?クラスライン入らない?などのetcには適当に返すことができたがこう言うぶっ込み質問は適当に返せない。


(てかそもそも初対面の質問じゃない…なめんなよ?)


そんな事を考えながらも渋々答える。


「えぇ?彼氏〜?居ないよー私あんまそんなんじゃないし」


そんなふうに答える。

因みに言えば自分でもコレが最善の回答だったかは分かんない。

もしかしたらちょっとうざい、粋がったと、と獲られるかもしれない。

だがしかし!天馬は面倒くさいのである!思考が!面倒くさいのである!!!


「え〜?本当?可愛のに2人くらい居るんじゃないの〜?」


……この人あんまり知らないが大分距離を詰めてくる。

ま、ここでたじろいでも印象的にどうだと思うので少しこちらも距離を詰めて話す。


「いやいや、2人はいちゃ駄目でしょ?」


少し笑いを含みつつ返す。

すると少しだがクスクスと笑いが起きる。

感触としてはいいだろう。


「へーってか明木ちゃん中学の時一緒だった人とかいないの?」


そうやって聞かれる。

ここにどうしようか考える。

全く居ないなら設定的に深く掘り下げれられると負ける。

だったらどうするか話題を別のことにすり替えればいいのである。


「う〜ん同じ中学は居ないけど、篝くんとは昔同じ習い事をしてたな」


そうこう言うことである。

クラスメイトに知り合いがいる言うことでそこに持っていく。


因みに裕二は席が近い。

プラスで天馬が心配だったのかこちらに聞き耳を立てて座っていたので、自分が話題に出された事を聞いてびっくりしていた。


そくうして、プラスで実際に裕二や夢那とは実際に同じ習い事をしていたことがあるから、設定が崩れて色々おかしくなることはないだろう。


「ええ?!本当」


びっくりしたリダー格の陽キャ女子が裕二にそう飛ばす。


「うん…まあ…本当」


さっすが裕二くん察しが良くて助かる。

こうやって振っておけば勝手に合わせてくれるのが察しのよい友を持つことを実感させてくれる。


「えー?明木ちゃん仲いいの?」


小さい声でそう問うてくる。


「うん、そこそこ仲はいいよ」

「え?好きとか?」


質問に返すとほぼノータイムでそう言う話になる。

コレだから…思春期は、もう少し大人になれないものか、いや少し大人になったからこそ色恋沙汰に憧れるものだろう。


(ま、実際俺もモテたいしな)


そう思いながらもこちらも小声で返す。


「いや別にそんなんじゃないよ、まあ、普通に友達って感じ」


そうは言っても、陽キャ女子達はふーんとニヤニヤしながら言っている。

これは多分後々付き合ってるとか噂されるやつだ。

しょうがないだがまあ、都合の悪い話題からは離せたから結果オーライである。


そんなこんなをしているうちに、次の授業の担当の先生が教室に入ってくる。

もうあと何分後かに授業が始まるのだろう。


そう考えていると、先生が近づいてくる。

英語の女の先生である。


「や、こんにちは」

「あ!先生そう言えば課題っていつまで??」

「来週の月曜日までです」


近づいて来た先生にそれだけ話して、天馬に群がっていた人たちは散り散りに去っていった。


「ふふ、疲れますね、転校初日ですが大丈夫ですか?」

「あぁ、大丈夫です!」

「ふふ、それから授業のことなんだけど…ー」


そんな感じで適当に会話しながら授業の始まりを待つ。


あと授業開始まで2分を切った頃だろうが。

裕二がこちら側に近づいて話しかけてくる


「おいおい、こっちまで話を飛ばしてくるのやめてくれないかな?」

「へへ、うるせ〜こっちも色々大変なんだ、"サポート"頼むよ、親友」


そんなこんなで時間はどんどん進んでいくのであった。



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